【アニメコラム】アニメライターが選ぶ、2018年春アニメ注目の5作品を紹介!
1年でもっとも新作アニメが多い季節と言われる春。2018年は「あにぽた」調べで70本以上の作品が揃っている。今回はこの中から必見の5作品をラインアップ。水木しげる原作の妖怪アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」、お金がテーマの野球アニメ「グラゼニ」、河森正治総監督の最新作「重神機パンドーラ」、樋口真嗣総監督のオリジナルアニメ「ひそねとまそたん」、累計発行部数1,500万部のベストセラーを再度アニメ化する「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」をご紹介!
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アニメ化50周年のアニバーサリーイヤーである2018年に第6期シリーズの放送が決定。「鬼太郎」はリニューアルにあわせてキャラクターデザインも変化してきたが、今回はねこ娘がスラリとした美少女になっていることが話題に。第5期のねこ娘はアルバイトに励む姿がキュートで「ニャニャニャのネコ娘」なるセレクションDVDが発売されるほどだったが、最新作でも新たな魅力が引き出されるだろう。
キャスト陣も鬼太郎役の沢城みゆきを筆頭に新メンバーが起用された。注目は第1期・第2期で鬼太郎を演じた野沢雅子。今回は父親の目玉おやじ役を務める。「ドラゴンボール超」から日曜朝9時枠に続投する大ベテランが、往年の名キャラクターをどう演じるのだろうか。
「モーニング」連載の野球マンガをTVアニメ化。原作はプロ野球選手のお金に焦点を当てた異色作で、試合はもちろん球団との契約交渉や引退後の生活などもていねいに描かれている。主人公の凡田夏之介はスター選手ではなく、プロ8年目・年俸1800万円の中継ぎ投手。全選手の年俸を記憶しているグラウンドで銭を稼ぐため奮闘する。
主演はプロ野球初の1億円プレーヤーを父に持つ落合福嗣が担当。キービジュアルは落合がコスプレをした実写版も用意され、凡田を完全に再現。さらに公式サイトのPVでは少年時代のエピソードを語ったり、野球盤で対決したりと、プロモーションに全面協力している。野球実況でおなじみの松本秀夫アナウンサーも自身をモデルとした役で出演するなど、現実とリンクしたキャスティングも見逃せない。
「マクロス」や「アクエリオン」を生み出した河森正治総監督による新作ロボットアニメ。次世代エネルギー装置の暴走によって世界が崩壊した2031年を舞台に、絶滅寸前の人類と特異進化生物「B.R.A.I(ブライ)」の戦いを描く。河森作品といえば戦闘中に流れる挿入歌が魅力だが、今回は得意の手法をあえて封印。イベントでは「歌を使わない戦闘シーンを描いたのは久々」と意気込みを語った。主役メカの「MOEV(モーヴ)」は実写や特撮を意識したという重厚感のあるデザイン。これまでとは異なるテイストのバトルに期待がふくららむ。
第1話では巨大な甲殻類のB.R.A.Iが登場することから、シーフードレストランのレッドロブスターとコラボ。河森監督が店舗を訪れて巨大ロブスターと対面するというユニークな宣伝企画を展開した。約1mのロブスターを間近で見た監督は、その造形美に興奮しきりだったとのこと。
映画「シン・ゴジラ」の監督・樋口真嗣と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家・岡田麿里がタッグを組んだオリジナルアニメ。航空自衛隊がドラゴンを戦闘機に擬態させて管理しているという斬新な設定を採用しており、Dパイ(ドラゴンパイロット)に任命された新人搭乗員・甘粕ひそねとドラゴン・まそたんの交流を表現する。
総監督として関わる樋口は、これまでも特撮映画で自衛隊を描いてきただけに、ミリタリー描写もポイントになりそうだ。キャラクター原案はマンガ家・イラストレーターの青木俊直が担当。ドラゴンもかわいらしく描写されている。まそたん役には講談師の神田松之丞を起用。プレスコで進められているキャスト陣の芝居も要注目だ。
田中芳樹のSF小説「銀河英雄伝説」が再びアニメ化。遠い未来の宇宙を舞台に、人類が銀河帝国と自由惑星同盟に分かれて争うスペースオペラだ。アニメーション制作はProduction I.Gが担当。原作の第1巻「黎明篇」から映像化していく。すでにTVシリーズ全12話と、それに続くイベント上映の全3章が決定済み。旧シリーズは外伝も含めて160話以上が制作されたロングヒット作のため、どこまで映像化されるのかも気になるところ。
新シリーズはキャラクターデザインを一新。常勝の天才・ラインハルトや不敗の魔術師・ヤンといった人気キャラが端麗な筆致で描かれた。PV第2弾では中年男性たちの苦み走った表情や、ビームが飛び交う艦隊戦の様子も確認できる。メインキャストはラインハルト役に宮野真守、ヤン役に鈴村健一。登場人物が多い作品のため、今後明かされる追加キャストも見逃せない。
(文/高橋克則)
(C) 水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
(C) 森高夕次・アダチケイジ/スカパー!・講談社
(C) 2017 Shoji Kawamori,Satelight / Xiamen Skyloong Media
(C) BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまそたん」飛実団
(C) 田中芳樹/松竹・Production I.G
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