2018年3月24日、25日に開催された「AnimeJapan 2018」にて、TVアニメ「Fate/EXTRA Last Encore」スペシャルトークステージが開催された。
このステージは24日、REDステージのラストに開催。初日のオーラスを華々しく盛り上げた。
ステージに立ったのは、セイバー役・丹下桜さんと、リン役の植田佳奈さん。大勢の立ち見客も見守る中、本作の中心キャラクター演じる2人のトークによってステージは進行した。
2010年に原作ゲームが発売されて以来、実に8年の時を経てのアニメ化ということで、改めて感想を尋ねられた2人。ゲームでは止め絵で描かれていたアクションシーンなども、アニメでは動画として描かれているキャラクターを見ていると、ますますかわいく見える、とお互いに相手の演じるキャラクターをほめちぎる丹下さんと植田さん。長い付き合いのキャラクターたちが、映像化されたということで感慨もひとしおの様子だ。
また、実は毎回放送後に視聴者の感想をエゴサ―チしているという丹下さんは、「俺たちは雰囲気で見ている」というコメントを見つけて、激しく同意しているようだ。難しいストーリーゆえに、実は毎回雰囲気で演じている……と告白。「考えるな、感じろ」という丹下さんのコメントに、会場は笑いに包まれた。
続いて、現在放送済みの第5階層までのエピソードを振り返るトークコーナー。ここでは、各階層の美術に対する感想や印象的なシーンについて語られた。
ここでは、アニメでは登場しなかった第4階層は果たしてどんなフロアなのかを想像するトークも。まずは今回、都合により出演できなかったハクノ役の阿部敦さんより預かったイラストが公開された。杉のような木が並ぶ中、無数の点が描かれたイラストにつけられたタイトルは「ものすごい花粉濃度の第4階層!」。タイムリーなネタで会場を盛り上げた。
ついで丹下さん、上田さんもネタ披露。植田さんは「夏だ!海だ!水着だらけの第4階層」、丹下さんは「すごいテルマエロマエの階層」──つまりお風呂だらけの階層と、くしくも水着、お風呂と露出度高めな展開が期待できそうなネタが飛び出した。実際のアニメ本編では、そういったサービスショットが拝めないから……ということだろうか。
早くもステージは終盤。ここで阿部さんより届いたメッセージビデオが公開された。来場者や登壇者へのコメント、また収録現場の裏話などを披露したかと思うと、ステージ当日の3月24日が丹下さんの誕生日、そして翌25日が阿部さんの誕生日だとコメント。一気に祝福ムードに包まれた会場に、丹下さんへのバースでケーキが、阿部さんのお祝いメッセージカードとともに登場。セイバーをイメージした、いちご満載の真っ赤なケーキに丹下さんも思わず満面の笑顔に包まれた。
最後に今後放送される第10話に登場予定の新キャラクター「試写室の少女」の設定画が初公開されてステージはフィナーレを迎えた。
これから終盤戦に突入する本作をさらに盛り上げる、見どころ聴きどころ満載のステージとなった。