「宇宙戦艦ティラミス」第1話感想:メカが駆け、ビームが火花を散らし、串カツが宇宙(そら)を舞う!

さてさて始まりました、個人的に今期イチオシの本作。
OPは主人公・スバル役の石川界人さん歌う熱い楽曲です。
って、これどこのガ○ダム?
今にも刻の涙を見ちゃいそうな、メカアクションと人間ドラマが期待できそうな映像が続きます……と思いきや、あ、あれ? 串カツ? クリスマスツリー?
SFロボットアニメらしからぬ、生活感あふれるビジュアルが飛び込んできて、僕らの心を動揺させますが。
ど、どういうアニメなんだ。これ。


そんなこんなで本編スタート。
まずはス○ーウォーズよろしく、あらすじが流れ…って文字のスクロールが早い早い!
これはつまりアレか、ストーリーなんてあってないようなものという制作サイドからのメッセージと受け取ったがどうだ。
つまり、このアニメは「そういうモノ」ってことだ。

出撃を待つ地球連邦軍のエースパイロット・スバルは、発進までの120秒の間にコクピット内で串カツを食べようとします。
というのも苦手な先輩に辟易しているスバル君にとっては、邪魔者のいないコクピット内こそが彼の聖域。そこで食べる串カツこそ便所飯ならぬ、コクピット飯というわけ。
しかしうっかり衣を、そして千切りキャベツをコクピット内にぶちまけてしまうという大失態! 無重力空間だもんで、あっちこっちに飛び散るコクピット飯。
それに対していちいち絶叫するスバルが、最高に笑えます。わははは、こいつアホだな!



奥にしまっているティッシュに手が届かないスバル。コクピット内を汚す食べ物、迫る出撃の時間! 緊迫の度合いが一気に増します!
結局、キャベツまみれになりながら出撃。見事敵を撃破してみせたスバル君。腕は確かなようですが、こんな奴に撃墜された敵は浮かばれんなあ。

場面変わって、今度はスバルのシャワーシーン。キュッとしたいいケツしてるじゃないですか。
そういや「ガ○ダム」でも、最初にシャワーシーンを披露したのはシ○アでしたっけ。つまりロボットアニメ史的には、男のシャワーシーンは伝統なのです。なんてうんちくを語りつつ、今回のエピソードはTシャツを表裏、そして前後逆に着ちゃったスバル君のお話。
戦闘中に息苦しくなってきた……それはTシャツを逆に着てたから!っていうか宇宙服の下ってTシャツ一枚なんですね、とか突っ込みどころが多々あるんですが、戦闘中にシャツを着直そうとするという無茶な行動に出るスバル君!
最終的にTシャツを破り捨てるどころか、逆切れした結果、なぜか全裸になって敵を全滅させてしまう。
スバル君、ストレスたまってるのかしら……なんて思わせつつ、最後に串カツをムシャリ。こいつ毎回串カツを持って出撃してるのか!


リアルロボットアニメ好きならおなじみの熱いシーンの裏で繰り広げられる、ばかばかしいドラマが魅力の本作。

一粒で二度おいしいアニメということで、これからも追いかけていきたいと思います!

(編集部・有田)

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