「宇宙戦艦ティラミス」第2話感想:なぜ母ちゃんは隠していたDVDとか本を見つけては、こっそり整理してくれやがるのか!?

イケメンだけどひきこもりなエースパイロット「スバル・イチノセ」が、母艦・宇宙戦艦ティラミスの仲間たちと心より愛している専用機・デュランダルとともに繰り広げる、宇宙日常系SF ギャグマンガの本作。


第2話は艦内での生活におけるスバルの苦悩が描かれます。

まず前半では、宇宙チワワを拾ったスバルが何とかこっそり艦内で飼おうとするのですが、そんなの先生……もとい艦長が許してくれるはずもなく、ストレスフルな日常をペットに癒してもらおうという目論みは早くも暗礁に。


というのも、有酸素下では宇宙チワワは急激に成長するため、育てるのが非常に難しいとかなんとか。

よく見ると、カットが変わるごとにじわじわとチワワが巨大化してるじゃないですか! なんと細かい演出!

結局コクピット内でこっそり飼うという作戦も失敗。もといた場所に戻してくることに……。

デュランダルと同じくらいの大きさに成長したチワワを段ボールに入れて(どんだけデカいんだよ!)、宇宙空間に置いて泣く泣く立ち去るスバル君。ツッコミどころ満載ですが、ここは切ない別れのシーンってことでいいんですかね?


そんなスバル君の傷心を癒す間もなく、次の作戦が近づきます。

新兵器の「Dフォトンライフル」という狙撃兵器を与えられたスバル君は、担当メカニックのシゲコさんに取り扱い方をレクチャーされます。……が、このシゲコさん、どう見ても近所のおばちゃん。下町感全開のおばちゃんが、兵器の解説をするというシチュエーションがとにかくシュールです。


……にしても、なんでこの手のおばちゃんというか、お母ちゃんって見つけてほしくないものを探し当てるんですかね?

シゲコさんもスバルに黙って、デュランダルのコクピットを生活感満点にデコレートしたあげく、隠してあったエッチなDVDをきちんと整理してくれやがっていました。怒りに震えるスバル君!

もちろん怒りのあまりライフルでの敵拠点狙撃は失敗。あえなく撤退することになります。


今回は踏んだりけったりのスバル君。いつ彼に平穏な日常は訪れるのでしょうか? 最前線の戦場で平穏ってのも変な話ですけど。


(編集部・有田)

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