「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』、2018年11月劇場公開決定!「ガンダムシリーズ最新作発表会」レポート

人気ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の劇場公開が発表された。


2018年4月20日(金)、ガンダムベース東京にて「ガンダムシリーズ最新作発表会」が開催され、シリーズ最新作の劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT』の公開が発表された。

発表会には、まず株式会社サンライズ代表取締役社長・宮川恭夫さんが登壇。


まずは宇宙世紀100年から始まる100年を描く、“UC NexT 0100”プロジェクトを展開することを発表。これまでにも「機動戦士ガンダムF91」「機動戦士Vガンダム」など宇宙世紀100年以降を舞台にした作品は作られてはいるが、今回のプロジェクトはその先まで描くことを目指すという。今回発表された「機動戦士ガンダムNT」はその第1弾。ゲームと密接な連動をしつつ展開するそうだ。

物語の舞台は宇宙世紀0097年、『機動戦士ガンダムUC』の1年後を描く続編になるとのこと。

次に登壇したのは、「ガンダム」シリーズプロデューサー・小形尚弘さん、脚本担当の福井晴敏さん。ここでは「NT(ナラティブ)」というタイトルに込めたメッセージが、福井さんより語られた。


「NT」とはもちろんガンダムワールドのキーワードである「ニュータイプ」を意味すると同時に、「ナラティブ」=「語りなおす」「編纂する」という意味も込められているとのこと。長年「ガンダム」を通じて描かれてきたニュータイプという概念に、「一つの句読点を打てれば」と福井さんは意気込みを語った。

次に登場人物について紹介。

今回紹介されたのは、ヨナ・バシュタ、ミシェル・ルオ、リタ・ベルナルの3人。

福井さんによると、「過去にいろいろあった人」(ヨナ)、「Zガンダムのステファニー・ルオとは血縁関係ではない」(ミシェル)、「幼く見えるのには事情がある」(リタ)とのこと。また、敵キャラクターのゾルタン・アッカネンも公開。彼らがどんなドラマを繰り広げるのか注目だ。

ヨナ・バシュタ

ミシェル・ルオ

リタ・ベルナル

また気になる新MS(モビルスーツ)だが、今回、主人公のヨナが乗り込むのは「ナラティブガンダム」。今回のコンセプトは「着せ替えガンダム」とのことで、どんどん新たなパーツを付け替えていくそうだ。

また、これまで小説やイベントなどでその活躍が描かれてきた「ユニコーンガンダム3号機 フェネクス」も登場。神出鬼没のこの機体を捕獲するのが、ナラティブガンダムの目的だそうだ。そして、ゾルタンが乗り込むのが、「シナンジュ・スタイン」。こちらもプラモデルなどで知っているファンも多いだろうが、初の映像化となるということで、その活躍に期待したい。

ナラティブガンダム

シナンジュ・スタイン

ユニコーンガンダム3号機 フェネクス

ちなみにここで資料の「作品年表」がチラリとスクリーンに投影された。そこには、“UC NexT 0100”プロジェクトの中に長年映像化を期待されている『閃光のハサウェイ』劇場アニメ化や、まさかの『ガンダムUC2』など衝撃的なワードが……。これには福井さんも動揺を隠せない様子だった。こちらの続報にも期待したい。

発表会後半には、ガンダム大好き芸人の濱口優さん(よゐこ)、『機動戦士ガンダムUC』リディ・マーセナス役、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』アルフレッド・イズルハ役で知られる声優・浪川大輔さんも登場。『ガンダムNT』に対する期待を語り合った。


ちなみに浪川さんが登壇したということで、1年後のリディ、もしくは大人になったアルが登場するのでは……。という期待も虚しく、福井さんによると浪川さんの担当キャラクターは一切本編に登場しないとのこと。浪川さんは、一視聴者として『ガンダムNT』を楽しみにするそうだ。

また、ここで福井さんは「ニュータイプ」について『ガンダムUC』では描ききれなかったが、『ガンダムNT』では「ニュータイプはどう見たらいいのか」という謎が解けるかもしれないとコメント。宇宙世紀ガンダムシリーズを総括するような作品になるということだろうか。このコメントに、浪川さんも「すごい!」と期待感をあらわした。

そして「ガンダム」といえば、忘れてはならないのが「ガンプラ」である。登壇者たちの思い出のガンプラが紹介された後、『ガンダムNT』に登場するMSのガンプラもステージに登場。充実のラインアップに、これまた期待が高まる。


また、今回の発表会のために濱口優モデルの「ユニコーンガンダム3号機 フェネクス」も登場。モリに魚を突き刺したフェネクスを手に、濱口さんが「取ったどー!」と叫ぶという一幕があった。


なお、『機動戦士ガンダムNT』は『機動戦士ガンダムUC』などのようなイベント上映作品ではなく、およそ100分程度の劇場用アニメになるとのこと。2018年11月に全国の映画館で公開される予定。

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