ロジクールのeスポーツ向けフラグシップキーボード「G512」&ゲーミングスピーカー「G560」発表会レポート

ロジクールは4月25日(水)、eスポーツ向けのフラグシップゲーミングキーボード「G512」と、ロジクール初のゲーミングスピーカー「G560」を発表した。

本日4月25日(水)、東京・秋葉原の「e-sports SQUARE AKIHABARA」にて開催されたプレス向け発表会では、まずロジクール ゲーミングカテゴリのシニア アシスタント クラスター カテゴリマネージャーの塩屋一生氏と、同社のゲーミングブランド「ロジクール G」のブランドアンバサダーを務める岸大河氏が登壇。新製品の発表前のイントロとして、「ロジクール G」シリーズの歩みが紹介された。

2005年にロジクールのゲーマー向け周辺機器としてスタートした「G-Series」。2013年にブランド名を「ロジクール G」に一新し、製品ラインアップを大幅に拡充。そして2014年には、高い耐久性と信頼性、パフォーマンスを兼ね備えた独自のゲーミング向けメカニカルスイッチ「ROMER-G」採用キーボードが登場。また、2017年には高いパフォーマンスと電力効率を両立した光学センサー「HERO」や、ゲーミングマウス用ワイヤレス充電システム‎「Powerplay」搭載マウスを発売するなど、革新的な製品を世に送り出し続けている。


「ロジクール G」シリーズの紹介に続いて、「Logicool G」製品ポートフォリオマネージャーのクリス・ペイト氏が登壇。本日発表となったゲーミングキーボード「G512」とゲーミングスピーカー「G560」の解説を行った。


「G512」は、航空機体にも使用されている高耐久5052アルミ合金ボディと、キースイッチに7,000万回のクリック耐久テストをクリアした「Romer-G」スイッチを採用しているのが特徴のフラグシップゲーミングキーボード。今回、従来の「Romer-G」と同じく打鍵感のハッキリした「Romer-G タクタイル」と、よりもなめらかでスムーズな打鍵感の「Romer-G リニア」の2モデルをラインアップ。好みに合わせてチョイスすることが可能だ。また、各キーにはRGBバックライトが内蔵されており、ゲーム内のアクションと連動して光るLIGHTSYNC技術にも対応する。


そしてロジクール初となるゲーミングスピーカー「G560」は、サテライト出力:30W×2、サブウーファー出力:60Wの2.1chスピーカー。さまざまな2ch音源を元に立体音響を作り出す「DTS:X Ultraエンジン」を採用することで、2.1chながら背後から迫る敵の様子がわかるサラウンドを実現しているほか、最大出力240Wの金属製ドライバーを搭載することで、迫力の大音響が楽しめる。


さらに、スピーカーにはLIGHTSYNC対応のバックライトを搭載。対応ゲームでは、パトカーに追跡されるとライトが赤と青に点滅したり、敵に攻撃されて体力が低下するとライトが白から黄色、そして赤へと変化するなど、状況にあわせて変化するなど、臨場感あふれるプレイが楽しめる。また、非対応のゲームでも、ゲーム画面の色を認識して同色のライトを点灯させるといった機能も搭載する。


クリス・ペイト氏の新製品紹介に続いて、プロゲーマー・SUMOMOXqX(すもも)氏とCiNVe氏による「フォートナイト」のプレイデモを実施。ゲーミングスピーカー「G560」は、ステージから離れた会場の後方でも音量は十分で、迫力あるサウンドが楽しめた。また、ゲーミングキーボード「G512」に関しては、“リニア”モデルを使用したSUMOMOXqX(すもも)氏は「普段使用している『G810』よりも全体にコンパクトな作りにもかかわらず、『G810』の重量感がしっかり受け継がれており、安定して使える」、いっぽう“タクタイル”モデルを使用したCiNVe氏は、「キータッチがとても軽く、とっさの行動がしやすい」とコメント。


また、「G512」と「G560」を約1か月半ほど試用したという岸大河氏は、G512について「タクタイルの方は、従来のRomer-G特有のクリック感と軽さがあり、細かい調整が入ったのか、少し安定した印象を受ける。リニアは非常にやわらかいキータッチで、クリック感のあるスイッチとは異なり、なめらかにスイッチが押されるため、より多くの方にRomer-Gのよさを体感していただけるのではないかと思う。両製品のスイッチは押し方が異なり、力の入れ具合でスイッチのよさは変わるため、キースイッチの違いが判らず悩んでいる方には、数回に分けて量販店なでの実機で感触を確かめて選んでほしい」。

そして「G560」については、「実際に『フォートナイト』をプレイしたところ、ストームの中に入ったら紫色にLEDが変化したり、夕焼けでは橙色へと変化していった。キーボードやマウスなどと連動できるのはうれしい。ウーファーからダウンファイアリングされる低音の圧力はすさまじく、240Wのパワーはとてつもない。Windowsの音量は10前後で十分なほどだ。音が綺麗で、ゲームだけではなく音楽・映画鑑賞にも適するだろう。イコライザも備えているので、周囲への音もれが気になる方はカスタムイコライザを使用するか、デフォルトにあるDrop the Bassを選択するといい。Bluetoothや3.5mmジャックでの接続も対応しているのもうれしい」とコメントしている。


【商品情報】
■ロジクール「G512 CARBON RGBメカニカル ゲーミング キーボード(タクタイル)」
■ロジクール「G512 CARBON RGBメカニカル ゲーミング キーボード(リニア)」
・サイズ:455(幅)×132(奥行き)×34(高さ)mm
・重量:1,158g(ケーブル含む)
・ケーブル長:180cm
・キーストローク:3.2mm
・押下圧:45g
・複数同時押し:対応(最大26)
・参考価格:各15,880円(税別)
・発売日(予定):2018年5月24日(木)
・保証期間:2年間

■ロジクール「G560 LIGHTSYNC PC ゲーミングスピーカー」
<サテライトユニット>
・サイズ:118(幅)×148(奥行き)×166(高さ)mm
・重量:1.79kg(両サテライト合計)

<サブウーファーユニット>
・サイズ:255(幅)×207(奥行き)×404(高さ)mm
・重量:5.5kg
・ドライバーサイズ:165mm
・全スピーカーシステム重量:7.27kg

<RMS出力(定格出力)>

・サテライト出力:30W×2
・サブウーファー出力:60W
・総合:120W
・参考価格:27,250円(税別)
・発売日(予定):2018年5月15日(火)

・保証期間:2年間

おすすめ記事