この春にスタートを切る、最高にキラキラな一曲! Run Girls, Run!が歌う「キラッとプリ☆チャン」主題歌「キラッとスタート」インタビュー
昨年デビューしたばかりの林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんの3人によるフレッシュな声優ユニット「Run Girls, Run!」が、2018年5月2日、早くも2ndシングル「キラッとスタート」をリリースする。
この曲は、テレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」オープニングテーマとして、4月よりテレビで放送中。キラキラでキュートなポップチューンとなっている。
まさに春というスタートの季節にぴったりな新曲について、ランガにズバッと答えていただいた!
今の私たちならではの1曲!
──「キラッとスタート」を最初に聴いた時の印象はいかがでしたか?
林鼓子(以下、林) とても「プリティーシリーズ」らしい曲だなと思いました。「プリティーシリーズ」の曲って元気いっぱいで、女の子が好きなキラキラした楽曲が多いじゃないですか。その系譜を引き継いで曲調は明るいし、歌詞も元気づけてくれるようなものになっているので、こういう歌を自分たちが歌えるというのは嬉しかったです。同時に、自分たちが「プリティーシリーズ」」の主題歌をやるんだなと責任感も感じました。
森嶋優花(以下、森嶋) この曲をいただいた時、勝手に体が動いちゃうくらいノリノリな曲だなと思って、ライブで歌うのが早くも楽しみになりました。「カケル×カケル」や「スライドライド」は走り抜ける時の熱さとかかっこよさが感じられる曲なんですが、3曲目にしてかわいい曲が歌えることにワクワクしました。
厚木那奈美(以下、厚木) これまで私たちはロック路線の曲が多かったので、今回もランガらしいロック調の楽曲が来るのかなと思ったら、今回はまさに「プリティーシリーズ」」のオープニングらしい曲調でしたね。歴代のオープニングにも似たイントロが流れてくるので嬉しかったです。
歌詞も、「プリティーシリーズ」が大事にしてきた夢見る女の子の背中を押してくれる要素が詰まっていて、本当に憧れていた「プリティーシリーズ」のオープニングを私たちで歌えるんだ! という喜びがすごく大きかったです。
──タイトルに「スタート」という言葉が含まれていますが、昨年デビューを飾り、スタートしたばかりの皆さんにリンクするところもあったのでは?
林 「キラッとスタート」というだけあって、私たちの新人らしい元気のよさや一生懸命さをこの曲で出せたかなと思っています。また、この曲で初めて音楽に触れる小さな子がいたり、新しい層の方に触れてもらえるチャンスになるという意味でも、スタートの曲だと感じています。
森嶋 ここまで半年ほどこの3人でやってきて、最初は初めてのことが多かったので緊張しながらやることが多かったのですが、これからはもっと自分たちを出していかないといけないなと思っています。今回の曲には「ここからがスタートだぞ!」という思いが詰まっていて、そこは今の私たちとリンクしているのかなと思いました。
厚木 うん。今の私たちならではの曲だなと思います。
──歌詞について印象的なフレーズなどを教えてください。
林 皆さんを応援するはずの私たちが、逆に励まされるような歌詞になっているんです。私たちも、この曲を通じてちょっとでも皆さんを応援できるような人になれればいいなと思いました。
森嶋 私もはやまる(林)と同じで、とにかく歌う私たちがこの曲に励まされつつ、それを皆さんにもふりまいていきたいですね。
厚木 私、ずっと声優になりたいという思いを秘めていたんですが、周りにあまり言うことができなかったんです。この曲の中に、「人気者になりたい ときめき いつも隠していたの」という部分があるのですが、そこが私の気持ちと重なっていて、特に思いをこめて歌えたらと思いました。
──MVは3人でショッピングしたり、スイーツを食べたりと楽しそうな内容になっていますね。
森嶋 早朝からの撮影で、実はけっこう寒かったんです。「スライドライド」の時に大雪の中での撮影を経験しているので、今回は耐えられるかなと思ったんですけどやっぱり寒くて(笑)。でも一番最初に撮った、道を3人で歩くシーンは、会話したりおいしいものを食べながらの撮影だったので徐々に体が温まってきて、楽しくて思い入れの深い撮影になりました。
──3人でどんなことをおしゃべりしていたんですか?
森嶋 本当に他愛もない話ですよ。道沿いにお店がずらっと並んでるんですが、そのショーウィンドウを見ながら「あっ、あの服、はやまるに似合いそうじゃん」とかお話していました。
林 朝早かったのでまだ周りも暗くて。その中で撮影していたんですが、ちょうどパフェを食べるシーンの撮影の時に日が出てきて、それがめちゃくちゃまぶしかったんです(笑)。それが「人気者になりたいときめき」のリップシーンで、顔に光が当たって目を細めちゃってるんですよ。それがすごくいやでした(苦笑)。せっかくソロのリップシーンなので、目を開けてかわいく撮られたかったのに……。
森嶋 でもこのMVを見れば、ファンは目を細めてまぶしそうなはやまるというレアな映像を見れるってことだよね!
林 そんな表情を見たい人いるのかな(笑)。あと、3人で一緒にプリクラを撮るシーンもあるんですが、一緒にプリクラを撮ったのが初めてだったので、「どんなポーズにする?」とか「落書きをどうする?」とか、本当に遊んでいるみたいで楽しかったです。
厚木 あと、もっちー(森嶋)が自分のスマホを持って、はやまるに「この写真、どう?」「この私、かわいくない?」って見せているシーンがあるんですけど、それがいつも通りのもっちーという感じででいいなと思っていました。
──素の顔が見れる撮影だったんですね。
憧れの先輩たちの背中を見ながら成長中!
──カップリング曲「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」は、「劇場版 プリパラ&キラッとプリ☆チャン ~きらきらメモリアルライブ~」の主題歌ですが、こちらはどんな曲ですか?
林 今までの「プリティーシリーズ」の集大成になっている曲だと思っていて、歌詞に今までのシリーズのタイトルが出てきますし、「未来の私が一番」っていう歌詞は「『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』(の名台詞)だ!」って感動しました。この歌を聴けば、歴代の「プリティーシリーズ」がどんな話だったか理解できますし、「キラッとスタート」と同様「私はどうなりたいんだろう」っていう女の子の夢や想像を膨らませてくれる曲だと思います。「キラキラってドンナ?」「ドキドキってドンナ?」っていう歌詞があるんですが、自分がどんな大人になりたいのかな、とかどんな職業につきたいのかなっていう小さい子の気持ちを後押しする曲になっていると思います。
森嶋 この曲は「キラッとスタート」とは違ったかわいらしさのある曲だと思っていて、こちらは上品なかわいらしさのある曲かな? はやまるが言ったように、「プリティーリズム・オーロラドリーム」「プリティーリズム・ディアマイフューチャー」など、歴代のタイトルが入っているので、今までの「プリティーシリーズ」で先輩たちが築き上げてきた歴史を、私たちが繋いでいきたいと思います。
厚木 歌詞の中に、今までの「プリティーシリーズ」が築き上げてきた歴史がギュギュっと詰まっていて、今までのシリーズを見てきたファンからすると「あれって、あのことじゃない?」みたいに感じることが多い曲だと思います。私は「プリパラ」がすごく好きなんですけど、「プロミス!交わす約束がリズムになっていくんだ」っていう歌詞が、「あれってチームが結成されるところで、そこでライブが始まるんだ!」って思えて、もうたまらないわけです(笑)。だからシリーズのファンからしたら、すごく熱い曲だと思います。
いっぽう、夢をもっている小さい子からすると、いろいろなことが初めてじゃないですか。私たちも声優になって「これってドンナ?」って思うことも多いので、何かを始めたばかりの夢に向かってがんばる女の子と共感できる曲になっているんじゃないかなと思います。
──テレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」では、桃山みらい役として林さん、青葉りんか役として厚木さんが出演されています。アフレコ中の印象的なエピソードを教えてください。
林 「プリティーシリーズ」みたいな大きなプロジェクトの主人公なんて、なかなかやれないじゃないですか。それに久保田未夢さんや芹澤優さん、若井友希さん、他にも三森すずこさん、伊藤かな恵さんら偉大な先輩とアフレコに入るというのも初めてだったので、最初はとにかく緊張していたんです。しかも第1話は久保田(未夢)さんとのかけあいもすごく多かったので……。それで第1話の収録時、最初は元気よく演技できなくて何回もやり直しすることになって、収録時間が押しちゃったんです。それがすごくショックで、「自分はこんなにもできないんだ」って落ち込んでたんですね。そしたら久保田さんが私のところに来てくださって、「私たちも最初は全然できなかったから」って言ってくださって、優しいしかっこいいなって思いました。ずっと「プリパラ」をやってらっしゃった方なので、すごく頼もしかったです。先輩方に優しくしてもらいながら現場に参加できていて、とても幸せです。
厚木 私もアフレコ経験が少ないので、とても緊張していたんですが、諸先輩方がすごく勢いのある生き生きした演技をされるので、それについていかないとと思っています。背中で語られると言いますか、こういう風にやっていくんだといろいろ学ばせていただいてます。あと言葉のアクセントが分からない時などは、久保田さんがアドバイスをしてくださるんです。全然まだまだなんですが、頼りになる先輩方がいるので勉強にもなるし、皆さんの演技を見ているとやっぱり演じるって素敵だなと思いますね。
──ちなみに皆さんの憧れの先輩声優はいるんですか?
林 水樹奈々さんが本当に好きなんです。歌うことも演じることも好きなので、声優と歌手の2本の柱で活動されているところを尊敬します。
厚木 i☆Risの芹澤優さん。あと、沢城みゆきさんです。幅広く演じられるのはすごいなって尊敬しています。
森嶋 私は田村ゆかりさんを尊敬しています。私も姫になりたいんです!(笑) 田村さんのような独自の世界観を持ってらっしゃる方って素敵だなと思うし、かわいらしいところにも憧れています。
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