「フルメタル・パニック! Invisible Victory」第4話感想:アーバレスト大破

アーバレストが木っ端微塵に! そんなことになってしまったのが第4話。

前回、千鳥かなめと相良宗介2人のクラスメイトである常盤恭子が、アマルガムにつかまり人質になってしまったわけですが、そんな常盤を救出するべく2人は動き出します。そして舞台は2人が通う陣代高校に。アーバレストの力や、千鳥を護衛するもうひとりのミスリルの諜報員・レイスの手助けもあって、敵のクラマから常盤を救出することに成功した相良ですが、そこに新型の黒いアーム・スレイブ(AS)が現れます。搭乗者はなんと第1話で登場したレナード。

ここからの展開がスゴかった。第4話の見どころは、この黒いAS「ベリアル」とアーバレストの一騎打ち。

輸送機から降下してあっという間にアーバレストの背後を取るベリアル。次のシーンではアーバレストの腕部が破壊されます。その動きは、とても巨大な人型兵器とは思えないもの。これだけでアーバレストやM9を圧倒しているのがよくわかります。この動きを見ていると、ASごとにモーションが若干違うような気がします。今回の絵コンテは京田知己さん(エウレカセブンなど)のようで、ベリアルの戦闘シーンのCGカット全般はフリーの笹原正揮さんが担当されたそうです。いやー、これまでで一番カッコいいASの戦闘シーンでした。


ベリアルの前になすすべなく大破したアーバレスト。そのコクピットから降りるときに相良が伝えた言葉が印象的でした。そんな絶体絶命の相良を助けるために、千鳥がレナードの元に向かいます。自分を好きにしていいから、相良を助けてほしいとお願いします。千鳥のヒロイン力が突き抜けた瞬間です(これまでの千鳥とはホントあらゆる意味で違う)。それを見ていることしかできない相良。もう見ていられてません。しかも、同級生にはいろいろとバレてしまい、救出した常盤にも大ケガを負わせてしまう。一瞬のうちにどん底に落ちた相良の運命はいかに。

これでようやく前置きが終わった感じです。次回はどんな展開が待っているのか。ストーリーが大きく動き出しそうな予感がします。

(編集部・新人1号)


【第4話「オン・マイ・オウン」】
敵アマルガムがメリダ島に上陸。いよいよ白兵戦に突入したテッサたちミスリルのメンバーは、デ・ダナンで脱出を試みる。いっぽうで常盤恭子を人質に取られた宗介とかなめは、恭子を助け出すため、クラマと取引をする。


(C)賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

おすすめ記事