【インタビュー】ドラマチックなボーカルを聴かせる新曲「衝動」。綾野ましろは、やっぱりカッコイイ!

前作「starry」に続き、TVアニメ「グランクレスト戦記」の主題歌を歌うことになった綾野ましろ。後期エンディングテーマ「衝動」は、心の中に渦巻く情熱を表現した壮大なナンバーとなった。2018年は変化の年と語る彼女。7月からは、3都市6公演のライブサーキット「PARAISO」がスタート。強力な新曲「衝動」を引っさげてのパフォーマンスに期待したい!
このインタビューが行われたのは、彼女の誕生日である4月23日。前日には、EX THEATER ROPPONGIでのワンマンライブを成功に納めていた。そこで、まずはライブの話からインタビューを開始した。

今までで一番、自分を解放できたライブでした


──お誕生日おめでとうございます。

綾野 ありがとうございます。ひとつ大人になったということで、アーティストとしても成長していきたいなと思います。

──バースデー・イブは、EX THEATER ROPPONGIでのワンマンライブでした。すごい盛り上がりでしたね。

綾野 みんなの盛り上がりがうれしかったです。約半年ぶりのワンマンライブだったので、課題もやりたいこともたくさんあって。欲張りすぎずに着実にというのを目指しました。お客さんも曲を予習してきてくれて、一体感は今までのライブでもトップクラスだったんじゃないかなと思います。たくさん一緒に歌ってくれました。

──ましろさんも躍動感があって楽しそうでした。ステージ全部を使ってパフォーマンスしているという印象がありました。

綾野 今回はメンタルコントロールがうまくいったおかげもあって、今までで一番、自分を解放できたライブになったと思います。ライブの序盤は緊張感の中で一生懸命に歌うあまり、終わってみると何も覚えてないということがよくあったんですけど、それはもったいないし、一瞬一瞬を心に焼きつけたいから、ちゃんと自分をコントロールしたいなと思って。セットリストの曲を何度も聴いたり歌ったりして、日常生活の中で自分に溶け込ませてきたし、フィジカルを鍛えたことも自信に繋がって、いつもより穏やかな気持ちで本番を迎えられました。


──バンドメンバーとの息も合っていて、安定感のあるステージだったと思います。

綾野 ましろバンドのみんなも1人ひとりができることを突き詰めてくれて、安心して託すことができました。うまくハマった部分もあれば、次のライブに向けての課題となった部分もあったので、またみんなで、夏の「PARAISO」に向けてがんばっていきたいと思います。

──7月から、ライブサーキット「PARAISO」が始まります。

綾野 3会場すべて2daysなので、コンディションの調整も含めてしっかりやって、いいライブにしたいです。

──昨日のライブを乗り越えて、すぐに次の山があるという感じですね。

綾野 はい。でも、ワンマンライブを成功させることができたということで、昨日はずっと自粛していたラーメンを食べたんです。これでまた明日からがんばれるな、と思いました(笑)。

──ご褒美ラーメンですね。

綾野 はい(笑)。

──昨日のライブでは、ニューシングル「衝動」も歌われました。

綾野 昨日が初披露でした。「衝動」はTVアニメ「グランクレスト戦記」の後期エンディングテーマとしてすでにオンエアされているので、曲を知っていたお客さんも多かったんですけど、バンドならではの激しい演奏によって音が直に体に響くことで、この曲の持つ熱量を改めて感じていただけたんじゃないかと思います。

──ボーカルで気を配ったことはなんですか?

綾野 1コーラス目は穏やかに歌っていってサビで盛り上がるという展開で、それだけでもドラマチックなんですけど、2コーラス目から終わりのサビに向けてはどんどん高揚感を増していきました。フェイクを混ぜて、まさに衝動をぶつけるように歌うことができたと思います。この曲の出発点として、いいパフォーマンスができました。

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