【インタビュー】三森すずこ、ニューアルバム「tone.」をリリース! 5年の集大成とも言えるカラフルな1枚に
今年、アーティストデビュー5周年を迎えた三森すずこが、4thアルバム「tone.」をリリースする。2015年10月以降にリリースされた4枚のシングルとカップリング曲に、アルバムのための新曲7曲を加えた力作で、新曲の作家陣には、HISASHI(GLAY)、志倉千代丸、みきとP、nano.RIPEなど多彩なクリエーターが名を連ねる。
今までは、アルバムごとにはっきりとしたコンセプトを打ち立ててきた三森すずこ。しかし、今作は各クリエーターが自由な発想で作ったことによってバラエティ豊かな楽曲が並び、アルバムタイトル通り、色合いの変化を楽しめる1枚になった!
みんなが見たい三森すずこであり続けたいです
──まず、アーティストデビュー5周年おめでとうございます。
三森 ありがとうございます。この5年、音楽活動にじっくり取り組んできたので、あっという間という感覚はなくて、逆にやっとここまで来たかという気持ちです。アルバムをコンスタントにリリースしてきて、ライブも毎年開催できたので、1年1年のことがはっきり思い出せるくらい内容の濃い年月でした。
──デビューした頃と今では、どこが変わったと思いますか?
三森 デビューした頃は、三森すずこというアーティスト像が自分ではよくわかってなかったというか。三森チームのみんなが、「こういう感じでいこう」と用意してくれた船に乗っているような感じだったんですけど、ライブを重ねていくうちに、もっとこうしたい、ああしたいという気持ちが自分の中に生まれていきました。それによって、次の曲はこういう曲をやりたいです、こういうMVを作ってみたいですという意見を、どんどん言えるようになっていって。アーティストとしての自主性が、デビュー当時から比べるとかなり育ったと思います。
──アーティスト三森すずこの方向性がわかってきたというか。
三森 そうですね。みんなが求めている私でありたい、みんなの期待に応えたいというのが、私のやりたい方向性なんだなと思うようになっていきました。
──去年のライブ「Tropical Paradise」を拝見して感じたのも、観客を楽しませようというエンターテインメント精神でした。
三森 あのライブは自分もすごく楽しくて、「人魚になって貝から生まれたい!」とかいろいろ提案させていただいたんです。ファンのみんながあのステージをよろこんでくれたのを見て、すごく幸せだなあと思いました。
──楽曲的にも、ファンを楽しませようという曲が多いように思います。
三森 はい。やっぱり、ライブで盛り上がる曲をたくさん歌いたいんです。
──デビュー当時に想像していた未来を、手に入れることができたという思いはありますか?
三森 デビュー当時は、5年後どうなっているのかなんて想像もしていませんでした。1stシングルを出したときは、「一度くらいはライブをやってみたいな」くらいの感じで。だから、年々欲が高まってきて、困ってます(笑)。
──経験を重ねるごとに、やりたいことが増えていったと?
三森 増えていきましたね。5年やってきた今の自分に100%満足しているわけじゃないんですけど、楽しみながらやりたいことをやれる、恵まれた環境にいるなと思っています。三森チームは結束が固くて、同志みたいな存在です。この先も新しいことに挑戦しつつ、みんなが見たい三森すずこであり続けたいと思いますね。
──「みんなが見たい三森すずこ」というのは、大事なポイントですね。
三森 そこは外したくないですね。今回のアルバムも、今までのアルバムとは違った感触になってはいるんですが、三森すずこらしさが詰まっていると思います。
──4thアルバム「tone.」は、今までのアルバムと違っているのでしょう?
三森 1stアルバム「好きっ」が恋の歌を集めた1枚だったり、2ndアルバム「Fantasic Funfair」や3rdアルバム「Toyful Basket」が遊園地やおもちゃ箱をコンセプトとしていたように、コンセプチュアルなアルバムを出し続けてきたんですけど、今回は収録することになるシングル曲が、ほんわかしたやさしいものからかっこいいものまで幅があったので、アルバム全体のコンセプトを定めずに作ってみました。本当にいろいろなタイプの曲が収録されているので、色合いとか音色という意味の「tone.」をアルバムタイトルにしました。
──「tone.」というタイトルは、どのようにして決まっていったんですか?
三森 実は私は最初、「カメレオン姫」みたいなタイトルを思いついたんです(笑)。いろいろなものに擬態していくというのが、声優アーティスト的には合っているかなと思って。
──それにしても、「カメレオン姫」はインパクトがありますね(笑)。
三森 は虫類ですから(笑)。スタッフさんたちに「カメレオンはちょっと……」と言われて、あっさり却下になって。何かカメレオンっぽいイメージのものはあるかなと思ったときに、カラーチャートが思い浮かんだんです。「ああいうのなんて言うんだっけ、あ、トーンだ」ということで、スタッフさんに言ってみたら、「それなら大丈夫です」ということで、「tone.」になりました。最初は「色合い」という意味で付けたんですけど、「音色」という意味にもなることに気づいて、とてもいいアルバムタイトルになったんじゃないかなと思います。
──曲順もすばらしくて、少しずつ色合いを変えながら、いろいろな音楽性を楽しむことができました。
三森 アルバムのための新曲も、それぞれの作家さんに自由に作っていただいて、カラフルな1枚になったと思います。かわいい曲とかっこいい曲がまぜこぜになるので、大丈夫かなと不安になった瞬間もあったんですけど、並べてみたら、とてもいい感じになりました。かっこいい曲が並んでいるところもあれば、ふわふわとしたところもあって、緩急をうまくつけることができました。みんながどの曲を推してくれるのか楽しみですし、それによってこれから私が進んでいく方向も、枝分かれしていくのかなと思っています。
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