「異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~」第11話感想 オムそばにはマヨネーズは欠かせないですよね……
「異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~」(以下、のぶ)は、最近流行りの異世界ものと食を題材とした作品だ。京都の寂れた通りに「居酒屋のぶ」を構えているが、店の正面入口が中世ヨーロッパ風な異世界の街・古都アイテーリアとなぜか繋がってしまっている。店を切り盛りする大将の矢澤信之と給仕の千家しのぶの2人は、そんな異世界の住人を相手に店を営業している。
「のぶ」には、衛兵、職人、商人、貴族など、さまざまな職業の人たちがやってきては、うまい酒と肴でその日の疲れを癒やす……あたかも日本のサラリーマンが居酒屋で飲んでいるのと同じような光景が描かれる。
第11話は鍛冶職人マイスターのホルガ―が、タイショーの包丁を眺めている場面から始まる。「この光沢、このツヤ、この鋭さ、この世のものとは思えん」と包丁を絶賛し、エーファちゃんに「君にもこのナイフのよさがわかるかね?」と近くにいるエーファちゃんと聞いてみると「いいえ」と素直な回答。ホルガーは続けて「この刺身の切り口を見てみたまえ。実に美しいだろう。押しつぶされた様子が少しもない。ナイフの切れ味が鋭い証拠だ。これほど見事なナイフを見たことがない」と。そんなホルガーの言葉を聞いてタイショーは若干困っているようにも見える。そこでエーファちゃんが「それがないとタイショーさんがお刺身を作れません」と言うと、ホルガーはあわててタイショーに「すまなかったねー 」と包丁を戻す。
ホルガーは「マグロの刺身」を食べるとき、箸を使わずワイルドに素手でワサビをマグロにのせて食べていたのを見てふと思い出したが、筆者は昔、飲食店でバイトをしていたとき、粉わさびをこねることがあったのだが、大量の緑色の粉に水を入れ素手で混ぜる作業をしていた。この作業中はワサビの刺激が手にくるため、もしこれを読んでいる方が大量の粉ワサビをこねくり回すような機会があったら(あまりないような気もするが)、手袋や混ぜるための道具などを使うことを推奨したい。
【居酒屋「のぶ」のお品書き】
— アニメ「異世界居酒屋」公式 (@isekaiizakaya) 2018年6月22日
まぐろの刺身
赤身部分は弾力があり、けれどとろけるような舌触りが特長。よく研がれた刺身包丁で造られたものは、味わいが変わります。#異世界居酒屋 pic.twitter.com/lq03Zt07d3
あとからやってきたガラス職人マイスターのローレンツ。入ってくるなり「おーあんたが噂のしのぶちゃんだなあ。ハンスからこの店のことを聞いてね」「もしかしてハンスさんのお父様ですか」。どうやら衛兵のハンスの父親らしい。先に来ていたホルガーの席の横に座ると、この2人はお互いをよく知る幼なじみで、いつもにらみ合う間柄のようで、「鮎の塩焼き」と「ホッケの塩焼き」の自分が頼んだメニューのどちらが美味いかについて言い争いをはじめる。しかし、おとなしそうに見えるハンスと違い、若干血の気が多そうなローレンツはあまり似てないような気が……。
【居酒屋「のぶ」のお品書き】
— アニメ「異世界居酒屋」公式 (@isekaiizakaya) 2018年6月22日
ホッケの塩焼き
アユの塩焼き
ホッケは凝縮されたうま味と風味、そし肉厚な身の食べ応えがバツグン。
アユはパリパリな皮とそこに付いた塩のあんばいがいい感じ。#異世界居酒屋 pic.twitter.com/Q6TRFLA7P8
それにしても毎回エーファちゃんが食べる「のぶ」のまかないはいろいろ出てきて美味しそう。今回の「オムそば」は居酒屋でもよく見かけるメニューで、たまに食べたくなる一品だ。しかし、その「オムそば」を前に食欲がないと言うエーファちゃん。そこで、しのぶちゃんとタイショーはエーファちゃんがお腹を空かせた兄弟に食べさせたいという事情を察して、エーファちゃんの兄弟の分は別に用意してくれるという、なんとも今どき珍しい人情味を感じさせてくれた。
さらに、後ろで自分が代わりに食べると言っているホルガーとローレンツの2人が、エーファちゃんに叱られておとなしくなるところを見るにつけ、「のぶ」は昔の下町の雰囲気を感じさせてくれる作品だなーと改めて思った。
【居酒屋「のぶ」のお品書き】
— アニメ「異世界居酒屋」公式 (@isekaiizakaya) 2018年6月22日
のぶ特製まかないオムそば
焼きそばの上に半熟のオムレツを被せたまかないメニュー。ソースの効いたしっかりした味わいの焼きそばに、とろーりたまごが載ることで優しい味わいに。マヨネーズはお好みで。#異世界居酒屋 pic.twitter.com/RLLkJtk52o
後半実写パートの「のぶ+PLUS」は、料理研究家のきじまりゅうたさんが、本編に登場した料理をアレンジし実際に作るコーナー。今回は特にアレンジすることなく、きじまさんが美味しいと思う「オムそば」を紹介した。今回のポイントは、市販の焼きそばの麺を事前にレンジで1分ほど温めることで、麺をほぐれやすくさせるというもの。いつも焼きそばを作るときに冷蔵庫から出したばかりの冷たい麺がほぐれにくいと思っていたので、今度、焼きそばを作るときに試してみたい。
今回は、魚系がメインだと思っていたら、実は「オムそば」が本命。しかし、たまには美味しい魚を食べたいと思う今日このごろ。なので今夜は、北海道のミズダコを使用した「タコのスモーク」をつまみに「さつま白波」を「南アルプス天然水スパークリング」で割った焼酎ハイボールを楽しみたい。
(編集部 よなよなハンター)
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