「俺の籍に入ってくれないか!」 爆笑のアドリブが飛び出した「りゅうおうのおしごと!」スペシャルイベントを独占取材!

「TVアニメ『りゅうおうのおしごと!』スペシャルイベントりゅうおう戦 in 八王子」が2018年6月24日、オリンパスホール八王子にて開催された。


内田雄馬さん(九頭竜 八一役)、日高里菜さん(雛鶴 あい役)、佐倉綾音さん(夜叉神 天衣役)、金元寿子さん(空 銀子役)、茅野愛衣さん(清滝 桂香役)、久保ユリカさん(水越 澪役)、橋本ちなみさん(貞任 綾乃役)、小倉唯さん(シャルロット・イゾアール役)、千本木彩花さん(供御飯 万智役)、Machicoさん(月夜見坂 燎役)、特別ゲストの矢野茜さん(キャラクターデザイン・総作画監督)が登壇したイベントから、夜の部の模様をお届けする。

「りゅうおうのおしごと!」(著者:白鳥士郎 イラスト:しらび GA文庫刊)は、将棋連盟全面協力による将棋界を舞台にした人気ライトノベル。シリーズ累計100万部を突破しており、「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)において2017年と2018年の2年連続で文庫部門ランキング1位、第28回将棋ペンクラブ大賞・文芸部門にて優秀賞受賞など数々の賞を受賞した話題作だ。

今回のイベントが開催されたのは、キャスト陣いわく「文字の中に八一がいる」という「八王子」。ラジオ番組のイベント特別版や、ゲームに生アフレコ、そして主題歌のライブと、盛りだくさんの内容で行われた。

ステージのど真ん中には「龍王」と書かれた超ビッグサイズの将棋の駒が存在感をアピールしていたが、なんとその駒が左右に開き、奥からキャスト陣が登場してイベントがスタートした。

最初にラジオ番組「内田雄馬と日高里菜のラジオもりゅうおうのおしごと!」の出張版が、アニメでキャラクターデザインと総作画監督を担当した矢野茜さんも参加して行われた。

まずは矢野さんが選んだアニメの場面写真を見ながら作品を振り返るトークコーナーが展開していく。

ひとつ目に選ばれたのは、第四局「もう一人のあい」から、天衣が祖父に向かって「おじいちゃまのバカ!」と発するシーン。収録時を振り返った佐倉さんは、「辛辣に」「言葉ほどには嫌いじゃない」など、さまざまな思いを込めて、合計で5パターンほどはリテイクしたのだそう。しかしどれも微妙なニュアンスの違いとなっており、どれが実際のアニメで採用されたのかは佐倉さん本人でもわからなかったとのこと。

内田雄馬さん

日高里菜さん

さらに、第十局「スピニングドラゴン」、第十一局「寿」からは銀子のヒップのショット、第一局「押しかけ弟子」、第六局「オールラウンダー」、第十二局「最後の審判」からは万智と燎が並び、バストサイズの違いがわかるようなショットが選ばれており、スクリーンに映し出されるシーンは矢野さんのこだわりも光った選出となっていた。

続いては「竜王戦 封じ手予想」が行われた。これはお題に内田さんが回答、ほかのキャストたちは内田さんの答えを予想していくというコーナーとなっていて、今回は「内田さんが思う自分のチャームポイント」、「『まったく、○○は最高だぜ!』と思うもの」、そして「『○○の雄馬』キャッチコピーをつけるなら?」という3つの質問が用意されていた。「最高なもの」の質問の際には、先に「焼き肉」と「お姉さん」がNGワードしてあげられており、この注意書きがスクリーンに映し出されると、会場からは大きな笑いが起こっていた。

ラジオコーナーが終わると矢野さんは降壇。続いては対決コーナー「八王子女子オープン」が行われた。

4対4のチームに分かれてポイントを競うもので、日高さん・金元さん・千本木さん・Machicoさんの雛鶴チーム、佐倉さん・久保さん・橋本さん・小倉さんの夜叉神チームに分かれ、内田さんと茅野さんがMCを務めた。

金元寿子さん

千本木彩花さん

最初の対決は、マニアックなクイズに答え、正解すれば10ポイント、MCの2人が気に入る面白い回答をすると5ポイントが付与される「りゅうおうクイズ」からスタート。

しかし、1問目にして「作中で対局中のあいが「こう…こう……」と先を読んだ時間の合計」というマニアックな問題が出題された。夜叉神チームから、あいを演じた日高さんがいる雛鶴チームが有利だと不服の声があがったものの、そこは演じた日高さん自身もさすがにわからないと一蹴。両チームの回答を見る前に、内田さんがいきなり正解を出そうとしてしまうというハプニングも挟みつつ、雛鶴チームが120秒、夜叉神チームが3分(180秒)と回答。結果はスクリーンに該当シーンが映し出され、各シーンの合計時間をスクリーンに映し出して発表。結果はなんと「124秒56」と、雛鶴チームがニアピンでポイントを獲得する結果に。これには、「やはり演じた人は違う」とばかりに、会場から日高さんに向けて大きな拍手が送られた。

茅野愛衣さん

久保ユリカさん


さらに第二局「弟子のいる日常」にて対戦した神鍋歩夢(CV:岡本信彦)が「八一との対局中に放った奥義の名前」や、「ニコニコ生放送の中継で2回書き込まれた言葉」を答えたり、さらに将棋用語を聞いてそのシチュエーションをキャストがエチュードで表現したりと、クイズコーナーだというのにも関わらずバラエティに富んだ内容となっており、会場は終始大笑い。

最後は「真剣 将棋崩し」と題し、将棋盤の上に盛られた駒の山から、指1本で音を立てないように駒を滑らせる将棋崩しが行われた。

ステージ上はもちろん、客席も物音を立てないように細心の注意を払い、しんと静まりかえる会場。慎重に進めて1駒しか取らない人もいれば、思いのほか大胆な行動に出て数駒獲得する人などさまざま。緊張感にあふれながらもゲームがスピーディーに展開していく中、佐倉さんの番が回ってきたのだが、どこを攻めても崩れそうな駒の山を前に、佐倉さんの動きがストップ。結果、佐倉さんがとった選択は慎重にゲームを進めることだったのだが、慎重になりすぎてしまい、夜叉神チームはそこで持ち時間を使い切り、将棋崩しは雛鶴チームの勝利となった。

橋本ちなみさん

小倉唯さん



しかしこのゲーム、実は獲得した駒によって異なるポイントが割り振られており、その得点がそのままゲームに影響するというものだったのだ。集計の結果、雛鶴チームが110点、時間切れとなり負けたかと思われていた夜叉神チームが120点を獲得していたことが判明。これまでのゲームの得点と合算してみたところ、雛鶴チームは140点、対する夜叉神チームが155点を獲得しており、ゲームには負けてもトータルで勝利を手にするという珍事となった。

大いに盛り上がったゲームコーナーの後は、生アフレココーナーへと移る。

このコーナーでは内田さんを筆頭に各キャストがアドリブを随所に盛り込み、ゲームコーナーに勝るとも劣らないほどの笑い声が客席から沸いたのだった。

佐倉綾音さん


笑い満載で繰り広げられてきたイベントもいよいよ大詰めの時を迎える。

生アフレコが終わると、キャスト全員がステージからいったん退場したのち、Machicoさんがひとり再登場。スクリーンにアニメのシーンが映し出される中、TVアニメオープニング主題歌の「コレカラ」を披露し、改めて会場を作品の世界へと誘った。

Machicoさん

余韻にひたるステージに再びキャストが登場し、最後は各キャストから、本作への熱い思いが伝わるコメントがファンへとおくられた。第2期への期待と思いがあふれるコメントが続き、最後に内田さんが「前に前に進んでいく姿に心打たれる作品」と改めて本作の魅力を語り、大盛況のイベントは幕を下ろした。


そんな本作の第十局~最終話の第十二局を収録したBlu-ray第4巻が6月27日に発売となっている。ぜひ購入して、本作の名シーンを振り返っていただきたい。

【商品情報】

■「りゅうおうのおしごと!」Blu-ray Vol.4(初回限定版)

・発売中

・品番:COXC-1224

・価格:8,500円(税別)

収録話数:第十局~第十二局 片面2層50GB リニアPCM(ステレオ)

<初回限定版仕様>

・キャラクターデザイン“矢野 茜”描き下ろしジャケットデジパック仕様

<映像特典>

・バラエティー番組「りゅうおうのおしごと! ~かんそうせん~完全版」#10~#12

・「りゅうおうのおしごと! ~かんそうせんぷらす~」

出演:日高里菜(雛鶴あい役) / 久保ユリカ(水越 澪役) / 橋本ちなみ(貞任綾乃役)

・WEB予告(第十一局~第十二局)

・ノンテロップ映像

・プロモーション映像

<音声特典>

・オーディオコメンタリー

第十二局 出演:日高里菜(雛鶴あい役) / 久保ユリカ(水越 澪役) / 橋本ちなみ(貞任綾乃役) / 小倉唯(シャルロット・イゾアール役)

<封入特典>

・原作者“白鳥士郎”書き下ろしオリジナル短編小説「りゅうおうが生まれた日」《後編》

・特製解説書

・切り取って遊べる!ミニキャラゴロゴロ将棋駒

おすすめ記事