「K SEVEN STORIES」OPテーマ「SURVIVE!」リリース! 7月19日放送の「アニ☆ステ」登場のangelaにインタビュー!
Jテレ(J:COMテレビ)ほかにて毎週木曜22時より放送中の、アニソン専門ランキング音楽番組「アニ☆ステ」。その2018年7月19日放送回に、angelaのatsukoさん、KATSUさんが出演する。
7月18日に27thシングル「SURVIVE!」をリリースしたangela。この楽曲は、現在絶賛公開中の劇場用アニメーション「K SEVEN STORIES」のオープニングテーマとなっている。
今回の放送では、そんな最新シングルをリリースしたばかりのお2人が登場し軽快なトークを展開。収録を終えたばかりのお2人に、放送の見どころやアニソンに対する熱いメッセージをうかがってきた。
――「アニ☆ステ」収録、お疲れ様でした! MCの古坂大魔王さんとリョウガさんとともに軽快なトークを繰り広げていましたが、収録を終えた感想は?
atsuko 面白かったですね! 古坂さんもおっしゃってましたけど、やっぱり“立ちトーク”というのがいいんでしょうね。座っちゃうとかしこまって、「もっといいことを言わないと」みたいなモードに入ってしまうんですよ。でも、立ちながらだとリラックスした状態でお話しできました。緊張もあまりなかったですし。
――収録ではatsukoさんとKATSUさんの軽妙なやり取りも目立ちましたが、普段からお2人はツッコんだり、ツッコまれ合って仲よくお話しされているんですか?
KATSU ライブのMCも、今日の収録みたいな感じで話をしてますね。
――トークが盛り上がっていて、放送尺よりもかなり長い時間、収録をしていたような……。
atsuko 本当ですよね(笑)。でも、“例のところ”だけはカットしないでほしいです。
――某“アニソン界の大物先輩”に対して、atsukoさんが言及したところですね(笑)。今回の番組では、どんなところに注目してもらいたいですか?
atsuko 私がちょっとボケすぎたところかなぁ……(笑)。
でも、どんなにボケても全部古坂さんが気づいてくれて、鋭くツッコんでくださるんですよ。だから、それが面白さに昇華される。古坂さんの頭の回転がすさまじいんだなって、感動しました。
――収録を見ていても、お2人がライブのMCくらい、楽しんでいるのがわかりました。
atsuko もちろん、曲は(ボケずに)真面目に作っているんですよ! でも、せっかくテレビに出していただけるので、こういうトークコーナーの時には、より私たちのパーソナルな部分をお伝えしたいと思うんです。それを生かしていただいたのは、MCお2人の力だなって思います。
――angelaのライブに行けば、番組で見たようなトークも楽しめるわけですよね。
atsuko 最近、ライブでお客さんに「私たちの歌とトーク、どっちを見に来たの〜?」って聞いたら、みんな、「トーク」って答えてて……。いや、私たちミュージシャンだよ!? って思いながら、ライブしてます(笑)。
――そんなangelaですが、7月には新曲「SURVIVE!」を発売しました。この曲はどういった楽曲になりますか?
KATSU もともと、6年前にTVアニメ「K」が始まって、その後劇場版「K MISSING KINGS」があって、2015年の「K RETURN OF KINGS」で「K」は一度完結したんですよね。angelaは「K」の歴代主題歌を担当していたこともあって、自分たちの中でも、「K」と一緒に育ってきた部分がかなりあるんです。6年間ですから、(今年活動15年を迎える)angelaの1/3は「K」と関わっている。
そんな「K」という作品が、2018年に新たに「K SEVEN STORIES」として復活できた。その復活が嬉しくて作ったのが、「SURVIVE!」になります。
――復活を喜ぶ思いが、「SURVIVE!」にはどのように反映されているのでしょう?
KATSU 「K」の関連楽曲は20曲弱作ってきたんですけど、今回の「SURVIVE!」には、これまですべての「K」主題歌の要素を盛り込んで、総括をした楽曲にしたいな、と思っていました。その思いをぶつけることができた曲になっています。
atsuko やはり長く関わっている作品なので、「主題歌はangelaです」と発表された時に、お客さんもすごく喜んでくれたんです。ただ、喜んでもらえればもらうほど、どういう曲にすればいいのか、悩んだりプレッシャーになったりしますよね。
でも、「K」という作品と長年一緒にやってきたこともあって、「お客さんはこういう曲だったら喜んでくれるだろう」とか「アニメの制作スタッフさんも、こういう曲なら気に入ってくれるだろう」というのが、誰かから直接言われなくても、感覚としてわかってきたんです。それはやっぱり、継続して積み重ねてきたからこそ、得られた感覚だと思っています。
アニメの監督やプロデューサーといった方々とは密に関われることも多かったんですが、最初に「SURVIVE!」のデモを聞いてくださった時に、「もう何も言うことはないので、そのまま貫き通してください」という風におっしゃっていただけたんです。「もっとこうしてください」とか、言ってくださってもよかったんですけど。
それって、長年の夫婦だからこそ通じる感覚とかに似ているのかもしれないな、って思いました。
――angelaが「K」という作品とともに歩んできたからこそ、ですね。そして、デビュー15周年を迎えたangelaは、今秋にベストアルバムを発表します。こちらのベストアルバムについても、お教えいただけますか?
atsuko やっぱり15年もやってると、なかなか新規でファンになりづらい存在になっていくと思うんですよ。(angelaが出演する)アニソンイベントなどで代表曲を聞けたらラッキーかもしれないけど、いざワンマンライブにまで足を伸ばそうっていうのは、ちょっとした勇気が必要だろうな、って。
だから、15年の節目でベストアルバムを出せるということで、「angelaの名前は知ってるけど、数曲しか聞いたことがない」という方々にも手に取りやすいものを作りたいと思っています。
KATSU 今、まさにアルバムに収録する選曲の話をしてる段階です(インタビュー時点)。
angelaはシリアスなアニメの主題歌が多かったんですけど、15年やってるとアニメ「アホガール」の主題歌「全力☆Summer!」みたいな曲もあるし、「BLAME!」の主題歌「Calling you」のようにスタイリッシュな曲など、いろんな楽曲が蓄積されてきました。その中で、「これぞangela」という楽曲を選んでいます。本当に、“angela入門編”というCDにしたいと考えています。
atsuko 「angelaの曲を聞いて『いいな』と思ったから、その曲が主題歌になっているアニメを見ました」と言っていただけるのが、一番嬉しいんです。だから、これまでのangelaの曲を聞いてもらって、そう思っていただけたらな、と。
――それでは最後に、angelaが活動したこの15年で、アニソン界はどのように変わったとお考えですか?
atsuko 世間的にはきっと、アニソンはメジャーシーンに躍り出たんだろうな、って思います。でも、私たちにその実感はまったくないんですよ。別にプールジャグジー付きのタワーマンションの最上階で打ち上げしてるわけでも、ロールスロイスで武道館に行くというような、スターダムに上ったわけでもないので(笑)。
ただ、私たちが学生の頃は、アニメというのは一部の方々がすごく好きになるもの、という雰囲気だったと思うんです。でも、この間若い人に聞いたら、「クラスの1/3はアニメが好き」ということで、それくらい割合を占めるほど広がったんだなって。
ほかにも、地方に住んでる私の友達の子どもが「『アホガール』が面白い」って言ってたりするみたいで。この世界にいるとあまり意識はしないんですけど、自分の友達の子ども世代に届いているんだな、っていうのを知って驚いたりします。
KATSU 15年前だと、「アニソン歌手になりたい」っていう人はいませんでした。それが僕たちがデビューして5年くらいたった頃から、LiSAちゃんやfripSideさん、May'nちゃんといった、アニソンに新しい風を入れてくれる人たちが一気に現れた。J-POPとは違うところで、アニメの主題歌っていうものを表現する人たちが出てきて、どんどん世界を変えてくれたと思っています。
その根底には、水木一郎さんが作ってきた「アニソンはアニメのための応援歌である」っていう考えがあり、それをずっと守り続けてきた。いっぽうで、その考え方を持たない人たちが増えてきたのも事実だと思います。アニソンの歴史を見ても、90年代にはアニソンをアーティストの宣伝のツールとして使うという時代もありましたし。
でも、お客さんやアニソン・アーティストは宣伝ツールとしてのアニソンを否定して、「アニソンとは、アニメのためにあるべき」とした。angelaとしても、アニソンが「アニメのための楽曲である」ことは絶対だと思いますし、その考え方には賛成です。
今はその考えを守ったうえで、いかにアーティストとして表現するのか、という時代だと思います。これからまた、「このアニメに、こんな主題歌を書くんだ!」と思えるような、新しいアーティストが出てくることも楽しみにしています。
――アニソンの哲学が確立する中で、angelaも今後、新しい挑戦をやっていきたい?
KATSU そうですね。
だから、「全力☆Summer!」を作った時に、「え、これangelaなの!?」って反応があったのは嬉しかったです。実はangela的には、「なにかお客さんをビックリさせるような、面白いものを作ってやろう」という気はさらさらなくて。アニメが持っているものを踏まえて曲を作ったら、結果的にこういう作品ができあがっちゃいましたって感じなんです。
だから、いつまでも「アニメのために作ったから、こういう曲になったんです」と言えるような楽曲を作り続けていきたい、と思っています。
――本日はありがとうございました!
(取材・文・撮影/須賀原みち)
【番組情報】
■アニ☆ステ
・放送時間:札幌テレビ 毎週土曜 26:30~、J:COMテレビ 毎週木曜 22:00~/毎週日曜 23:30~
・MC:古坂大魔王、リョウガ
【CD情報】
■SURVIVE!(期間限定盤)/angela
・価格:1,300円(税別)
<収録内容(全5曲収録)>
M1.『SURVIVE!』(「K SEVEN STORIES」オープニング主題歌)
M2.『KINGS』Live version(TVアニメ「K」オープニング主題歌)
M3.『To be with U!』Live version(TVアニメ「K」最終話エンディング主題歌)
M4.『KIZUNA』Live version(TVアニメ「K RETURN OF KINGS」最終話エンディング主題歌)
(※M2、M3、M4:2018年2月24日開催 EX THEATER ROPPONGI公演より)
M5.『SURVIVE!』off vocal version
<仕様>
・アーティスト写真使用ジャケット
・クリアケース付
・初回製造分のみ「K SEVEN STORIES」OP映像場面写カード封入(全6種/ランダム1枚)
■SURVIVE!(通常盤)/angela
・価格:800円(税別)
<収録内容(全2曲収録)>
・『SURVIVE!』(「K SEVEN STORIES」オープニング主題歌)
・『SURVIVE!』off vocal version
<仕様>
・描き下ろしアニメイラスト使用ジャケット
【イベント情報】
■「SURVIVE!」発売記念イベント開催決定!
・日程:2018年7月21日(土)
・時間:14:00~
・場所:東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ(東京都文京区春日1-1-1)
JR「水道橋駅」徒歩5分/東京メトロ「後楽園駅」徒歩3分/都営線「春日駅」徒歩3分
内容:ミニライヴ(観覧フリー)&お渡し会
おすすめ記事
-
「TIGER&BUNNY」10周年特別番組が4月3日(土)20時より配信!
-
「新世紀GPXサイバーフォーミュラレーシング with RFC」発足! 人気コスプレイヤーえ…
-
【秋葉原 開店閉店まとめ】2024年2月の店舗情報!PCショップ、ファミレス、ラーメン…
-
シン・ウルトラマン×コアラのマーチ「シン・ウルトラマンのマーチ」が11月9日にオン…
-
「解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ」のオンラインくじ≪E-PRIZE≫が…
-
「挑戦をした一冊」 上坂すみれ、初めての完全撮り下ろし写真集「すみれいろ」発売記…
-
「賭ケグルイ」タッグによるTVアニメ「HIGH CARD」season2 、2024年1⽉放送決定!! PV…
-
異世界SRPG「社長、バトルの時間です!」年末年始イベント開催中!「セレナ・ターテ…
-
「アニソンディスコ」で中野サンプラザが揺れた! ゲストも充実の「踊れる!アニソン…
-
スンドゥブ定食専門店「スンドゥブ 中山豆腐店 秋葉原店」が、9月13日オープン! 肉…
-
「鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー」に4イマジンが参上!! 9月15日の放送回は…
-
今世紀の中国のオタク界隈、業界に大きな影響を与えてしまった十大作品【中国オタク…