「Back Street Girls-ゴクドルズ-」第4話感想:ついに結成!ゴクドルズ被害者の会のメンバーは!?

「ゴクドルズ被害者の会」が結成される第4話。しかし、ゴクドルズ誕生までのレッスン、いや修行の数々を改めて見てみると……。ゴクドルズこそ被害者の会を結成できるのでは?と思ってしまう。それほど、鬼プロデューサー・犬金組長のレッスンは過酷なのである。

インタビューで、デビュー前のレッスン内容について質問されるゴクドルズ。「言えるわけねー」レベルの修行の数々がよみがえる。ビキニで滝に打たれるゴクドルズには「血を吐きながら叫べ! 滝に負けるな! 乳の奥から絞り出せ!」と、さらに、丸太に乗って火炙りの刑状態で「バランスなんて取ってないで踊れよ! 炎のダンスを踊るんだよ!」と「意味わかんねぇよ!」な指令を次々と出している。そりゃ、「レッスン内容は企業秘密です」と言うしかない。

そのほかにも、緊張をほぐすためのレッスン。命を張った綱渡り。一歩間違えれば谷底に転落するというシチュエーションや、サバイバル訓練を思い出すゴクドルズ。森の中で熊を狩ったら、そりゃ団結力も生まれるよ……。よく生還したな……ゴクドルズ。

そんな彼女たちが、伝説のライブを生み出した。「危ない仕事が終わったら結婚しよう!」8年付き合った彼女・ランとの約束から1年。

「何があっても待ってる」と言ったランが、ドルヲタの新しい彼氏とともにゴクドルズの現場に! そりゃ、カズからラブラブピョンピョンなチカちゃんへの変身っぷりもすごいけれども、ランちゃんの好みの変わり具合もハンパない。歌いたくもなるさ、語りたくもなるさ「隣のソイツは誰だよ!?」「俺たちの8年はそんなものだったのか」と。

メロディに乗せて気持ちを吐き出し、大きな話題を呼んだのはいいけれど、待っていますぞ、組長のおしおきが!! チカ、入院。心の傷も治ることを祈る。


相変わらずマリちゃんのファンは……濃ゆい。「マリちゃんを見守ることが僕の仕事!」と言い切る引きこもり1年のひろし。お手上げ状態の母ちゃんは、バーコード頭の父ちゃんに相談。昭和な雰囲気漂う父ちゃんの解決法を乞うご期待!モードになったのだが、実はこの父ちゃんにも秘密があったのだ。


マリちゃんグッズを捨てられ逆上したひろしが、父につかみかかる。Yシャツが破れた瞬間、目を疑う光景が現れる。そこには、ひろしでも入手不可だった激レア限定グッズのマリちゃんスク水。しかもピンク……。さすが親子、担当が同じとは。母、顔面蒼白。父、開き直り。そして、家庭崩壊。さすが、犬金組若手最強の潰し屋、リョウ。手も触れずにいとも簡単に一家を潰してしまったのだ。新曲「♪恋の潰し屋♪」では、センターを務めるだけのことはある。

初テレビで食リポに挑戦するゴクドルズ。甘党が原因で彼女と別れた過去を持つ男・リョウ改めマリちゃんが、濃厚チーズケーキチョコぶっかけに挑戦! 甘すぎるケーキで意識が飛んだマリは、かつての恋人・みゆきとの愛の思い出を振り返り名言を生み出す。そして、みゆきケーキという行列のできる店も生み出してしまう。これぞ、愛のパワーなのか!!!

オッパイ大好きな犬金組NO.5の岩村。ゴクドルズの中身を知ってるくせに、少しぐらいもませろと言っちゃう男なのである。アイリちゃんと呼ぶならまだしも、「もませてくれよ、健ちゃん」と迫ってくる。一度はアイリを差し出すも、ゴクドルズの絆は強いのだ。アイリをかばったマリとチカは岩村にボコボコにされてしまう。

ここで、組長の登場!「そんなに好きならブラジル行ってオッパイ入れてこい!」

やっぱり組長、ゴクドルズがかわいいのね、と思ったのもつかの間、ゴクドルズには「アイドルの自覚が足りない」ということで三畳間メンタル改造の刑に。あんなに嫌がっていた修行のはずなのに、「たまにはこんな休みもいい」とほっこりするゴクドルズ。3人の団結力はさらに高まったのだ。

それにしても組員がやらかすたびに、体の改造指令を出す組長。犬金組は改造人間(整形?!)だらけになりそうで不安……といいつつも、今の犬金組の集会を見たい気もする。

以前、みゆきケーキで行列のできる店を生み出した実績が認められ、新たな食レポのオファーが舞い込むゴクドルズ。今度のお店は、昭和6年創業、卵かけご飯の専門店「元祖 卵掛け御飯」。しかし、インタビューも盛り上がらない、おまけに儲からないから店主は向かいの中華屋で皿洗いしているという事実が発覚! 散々な内容なのに、「グルメ番組なのに料理は出ない、ある意味新鮮」と撮り直しもせず放送した結果……。

「元祖 卵掛け御飯」は84年の歴史に幕を閉じちゃった。

元店主、現皿洗いの岡本は「ゴクドルズ被害者の会」を結成し、会長に就任。副会長は「ひろしの母」こと村上裕子。現在の会員数2人。ゴクドルズ被害者の会のメンバーは増えるのか! どんな復讐劇が繰り広げられるのか! 今後も目が離せない。

(文 / タナカシノブ)

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