2020年12月19日にガンダム、横浜に立つ! 本広克行監督も大興奮の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」概要発表会レポート

「実際に歩くガンダムを作る!」という壮大なプロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の進捗状況を報告する概要発表会が、2020年9月29日、秋葉原UDXビルにて開催された。

今回登壇したのは株式会社Evolving G代表取締役・佐々木新さん、同社取締役・藤原孝史さん、「GUNDAM GLOBAL CHALLENGE]リーダーズ・本広克行監督、ディレクターズ・石井啓範さん、吉崎航さん、川原正毅さん。

ガンダムチャンネルでも同時配信された発表会の模様をレポートしよう。

最初に登壇したのは、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を運営する株式会社Evolving G代表取締役・佐々木新さん。

本プロジェクトは、当初2020年10月のオープンを目指していたものの、新型コロナウイルスの影響などもあり、オープン時期が延期となっていたが、なんとか年内オープンのめどがついたと発表。「多くの人々に夢を与え、少しでも明るい話題を提供できれば」と本プロジェクトに寄せる思いを語った。


今回発表された開催概要は以下の通り。

・開催期間:2020年12月19日(土)~2022年3月31日(木)

・営業時間:10:00~21:00(20:00最終入場)

・チケット料金:大人(13歳以上) 1,650円(税込)

        小人(7歳以上12歳以下)1,100円(税込)

        GUNDAM-DOCK TOWER観覧料 3,300円(税込)

        ※6歳以下は大人1名につき3名まで無料

また、入場者特典として、プラモデル「1/200RX-78F00 ガンダム」が配布されることも明らかとなった(なくなり次第配布終了)。

なお、入場チケットの販売方法については、当日券も発行される場合があるようだが、当面は新型コロナウイルス対策のため、ネット販売のみとなるそうだ。チケットの販売開始は、2020年10月2日(金)10時より。購入の際は、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA公式アプリ」のほか、購入専用ウェブページへのアクセスが必要となる。

さらに日本旅行による、ガンダムと横浜をめぐるオフィシャルツアーも計画中とのこと。10月中に日本旅行の公式サイト内で販売開始予定だ。

そのほか、一般の方を招待する内覧会も予定されているとのことなので、いち早く動くガンダムを見たいという方は、今後の情報に注目だ。

続いて、株式会社Evolving G取締役・藤原孝史さんが登壇。

ここでは本プロジェクトのキービジュアルが公開された。藤原さんによると、「次なる大きな夢を見つけ挑み続けるための第一歩。その思いを込めたビジュアル」だそうだ。

今回展示される18メートルのガンダムは、毎時00分、30分に演出タイムがあるほか、夜にはライトアップにある演出があるという。

「GUNDAM-DOCK TOWER」からの視界


そのほか、ガンダムを頭部付近とコクピットという間近な場所から観覧できる特別観覧スペース「GUNDAM-DOCK TOWER」や、動くガンダムの仕組みを楽しみながら学べる展示施設「ACADEMY」、限定商品をそろえたショップ、横浜ならではのメニューが楽しめるカフェ、定期的に開催されるイベントが楽しめるコミュニケーションスペースが入った複合施設「GUNDAM-LAB(ラボ)」が紹介された。

1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドック 2,750円(税込)

1/100 RX-78F00 ガンダム 3,960円(税込)

SDガンダムクロスシルエット RX-78F00 ガンダム 1,320円(税込)

GUNDAM Cafe YOKHAMA Stellite

GUNDAM Cafe YOKHAMA Stellite


なおラボ内には5Gの高速大容量通信を活用し、ガンダムとリアルタイムで視界を共有して、まるでコクピット内にいるかのような体験のできるVR施設や、来場できない人でも時間や場所を体験できるARコンテンツを提供予定とのことだ。

「ACADEMY」内。ガンダムの稼働情報が、リアルタイムで表示されるARウィンドウ


「ACADEMY」内。5G通信を活用してガンダムとリアルタイムに視界を共有する「GUNDAM Pilot View SoftBank 5G EXPERIENCE」

発表会後半は、「GUNDAM GLOBAL CHALLENGE]リーダーズ・本広克行監督、ディレクターズ・石井啓範さん、吉崎航さん、川原正毅さんが登壇。実際に現場で「動くガンダム」を作っているキーマンたちが、本プロジェクトの現状や見どころを紹介してくれた。

本広克行監督

今回公開されたスペシャル映像では、本広監督が現地を訪問し、熱っぽく魅力を語る姿が収められていたが、現地でガンダムを作り上げている男たちも非常に楽しそうに制作裏話を語ってくれた。

ついにオープン日が決定した今の心境を問われたディレクター一同は、

石井「やっとここまできた。動きを見せられるようになったのがここ2~3週間。小さなことを積み重ねてきてここまできた」

吉崎「最近はガンダムの動きを作ってる。まだまだ緊張が解けないというのが現状」

川原「2人の作業が佳境で、自分はそこから演出に入るので、ここから1か月が勝負」

とコメント。まさに公開に向けてラストスパート真っ最中ということがうかがえた。

石井啓範さん



吉崎航さん

川原正毅さん


また、映画、アニメ、舞台などさまざまなエンターテインメント作品を手がける本広監督は、「どこまで動くんだろう」「ジオン偵察隊のような気分」と、完成間近なガンダムを見て気分が高まるとコメント。そして「エンタメをやっている人間としては、いろいろなことを考える。どんどん面白くなってくる」と、創作意欲が刺激されている様子だった。

そのほか、ディレクターの皆さんが撮影したおすすめ写真や注目してもらいたいポイントが説明された。皆さんの写真やコメントから察するに、ポイントは「足の裏」と「外装の奥にあるメカ」になりそうだ。

石井さんは「メカの設計を担当していたので、メカの動く部分に注目してほしい。外装の中に何があるかを見ていただけると」

ガンダムの動きのプログラミングを手がける吉崎さんは「ガンダムの足裏(が注目ポイント)。モーションにこだわって、一瞬足の裏が見えるように考えているので、そこを見つけてほしい」

また、川原さんは「富野監督からシャープなデザインにしたいというオーダー」を受けて作られたという頭部がよく見える「GUNDAM-DOCK TOWER」からのアングルがおススメだと語った。

そして本広監督は「(ガンダムで)映像作品や演劇をやらせてもらいたい。VRでもできる。いろんな可能性がある」と、「動くガンダム」から早くもインスピレーションを刺激されている様子で、楽しそうにコメント。

そのほか「子供たちに見せてあげたい。自分はアニメ(のガンダム)を見て、あんなに影響を受けたんだから、実在するガンダムを見た子供はどんな影響を受けるだろう」「山下ふ頭で見ると、変な感動がある。実物を見ないと感動できない。早くみんなで語り合いたい! まったく新しいエンターテインメント」と語った。



【開催概要】

■GUNDAM FACTORY YOKOHAMA

・開催期間:2020年12月19日(土)~2022年3月31日(木)

・営業時間:10:00~21:00(20:00最終入場)

・チケット料金:2020年10月2日(金)からチケット販売

大人(13歳以上) 1,650円(税込)

        小人(7歳以上12歳以下)1,100円(税込)

        GUNDAM-DOCK TOWER観覧料 3,300円(税込)

        ※6歳以下は大人1名につき3名まで無料

        ※再入場不可

        ※GUNDAM-DOCK TOWER観覧チケット単体ではご利用いただけません。入場チケットとご一緒にお買い求めください。

・Organizers:バンダイナムコグループ

・Supported by:横浜市、横浜港運協会、横浜港ハーバーリゾート協会

・Operated by:Evolving G

・5g Partner:ソフトバンク

・Drink Partner:日本コカ・コーラ

・Partners:フォーラムエンジニアリング/ソースネクスト/明治/auカブコム証券/川田グループ

・Medeia Partner:読売新聞社

・Technical Partners:乃村工藝社/アスラテック/川田工業/住友重機械搬送システム/ココロ/ナブテスコ/三笠製作所/安川電機/前田建設工業

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