花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、LiSAが登壇! スカイツリーが炎色に染まった「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開記念東京スカイツリー(R)点灯イベントレポート
2020年10月16日(金)より全国公開となる「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。その公開を記念した東京スカイツリー点灯イベントが、2020年10月11日(日)に東京スカイツリータウン(R) 8階ドームガーデンにて開催された。
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、2019年に放送され世界的に人気を博したTVアニメ「鬼滅の刃」から続く物語。TVアニメの最終話で新たな任務のために乗り込んだ“無限列車”を舞台として、炭治郎ら鬼殺隊の仲間たち、そして柱のひとりである煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の活躍やさまざまな思いが、迫力の映像・音楽とともに紡がれる。
公開を控えて期待感が高まる中、今回の点灯イベントには花江夏樹さん(竈門炭治郎・かまどたんじろう役)、鬼頭明里さん(竈門禰豆子・かまどねずこ役)、下野紘さん(我妻善逸・あがつまぜんいつ役)、松岡禎丞さん(嘴平伊之助・はしびらいのすけ役)、LiSAさん(主題歌担当アーティスト)が登壇。本作における重要なキャラクターである煉獄杏寿郎の呼吸や刀の「炎」と、LiSAさんが歌う劇場版主題歌「炎」をイメージした炎色のライティングが行われた。
点灯に先立ち、まずはキャスト陣やLiSAさんによるトークが実施された。本作の大きな魅力である炭治郎と禰豆子の兄妹について質問されると、花江さんは「炭治郎(の魅力)はとにかくやさしい心ですね。心がきれいで真面目でまっすぐな折れないハートを持っているのが尊敬できるところです」と語る。炭治郎を演じるうえで意識しているポイントとしては、「禰豆子を人間に戻したい、家族のために鬼を討つ、というところは曲げないように」と、心や思いのことをあげていた。
鬼頭明里さん
その禰豆子を演じる鬼頭さんも、兄妹がお互いのことを大事に思っているところが魅力であると口を揃える。「だからこそ、炭治郎も禰豆子がいるからがんばれるし、禰豆子も炭治郎がやさしいお兄ちゃんだから、鬼になっても一緒に戦い続けることができるのかなと思います」と、兄妹愛の素晴らしさを話してくれた。また、禰豆子は口枷(くちかせ)をしていてしゃべれないシーンが多いものの、花江さんと同じように「兄(炭治郎)のことが大好きという気持ちは忘れずに演じるようにしている」のだとか。
いっぽう、鬼殺隊の同期であり仲間としてともに戦う善逸と伊之助の魅力のひとつといえば、炭治郎も含めた楽しいかけ合いだろう。そんな中で、TVアニメを通して強く感じた伊之助の魅力を聞かれた松岡さんは、「やっぱり“猪突猛進”じゃないですかね」と回答。それを受けた下野さんも、「すぐ猪突猛進されるしね、善逸が」と笑いながら同意していた。
花江さんも「ただただシリアスなだけではない、炭治郎が仲間であり友達である2人(善逸と伊之助)と出会えて、にぎやかになったというか、うるさくなったというか、やかましいというか……」と言葉を選びつつ、とにかくにぎやかになったことが嬉しい様子。同時に、戦いのシーンでの格好よさとのギャップも魅力だと強調していた。彼らのチームワークも、劇場版の注目ポイントのひとつと言えそうだ。
そんなキャスト陣の演技について、LiSAさんは「物語としてもともとすごく魅力的な作品だと思っていたけど、TVアニメになり声が吹き込まれたことによって、彼らの言葉(文字)じゃない魅力、絵じゃない魅力も伝わってくる作品になったと感じています」と語る。具体的には、TVアニメになり“呼吸”が立体的に描かれることによって、新しい魅力を感じたそうだ。
そしてここからは、いよいよ公開間近となった劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」について、さらにトークを展開。事前に公開されている予告編の感想として、花江さんは「本当に映像も音楽もすべて素晴らしくて、早く劇場で見たいと思える内容だったので、今からすごく楽しみにしています」と話しつつ、予告編では伝わりきらない魅力がすごくあるので「とにかく観ていただきたいです!」とひと言。
アフレコについては、「ひとりが本気を出したら、それを上回るような勢いで演技してやろう、叫んでやろうという気合があった」と役者同士の科学反応を花江さんが語れば、松岡さんも「これで声優人生が終わってもいいと思った」と当時の気合のすごさを明かす。これ以上やったらマズいところまで声を出したのに、みんなのすごさに「知らん! 明日なんか!」という感じにすらなったそうだ。下野さんもTVシリーズの時から魂をこめ、命を削って演じていたのだが、「劇場版は“さらに”だった」と驚いたとのこと。
いっぽう、叫びとはまた別の視点として、鬼頭さんは「みんなで集まってアフレコするのが久しぶりだったので、それがまず嬉しかった」と顔をほころばせる。収録が始まるまでは比較的軽い気持ちでいられたが、実際にアフレコが始まったらみんな役が降りてきて、すぐにいつもの感じに戻れたのも嬉しかったと、役者ならではの感想を口にしていた。
さらに、本作の重要なキャラクターである煉獄杏寿郎について話が及ぶと、「柱とはなにか、鬼殺隊とはなんなのか、そしてひとりの人間としての意志の強さが描かれているので、本当に格好いいです」と花江さん。ひと言ひと言に説得力がある言葉なので「兄貴! ついていきます!!」という気にさせられるような魅力があると熱く語っていた。
その煉獄さんのことも彷彿とさせる主題歌「炎」の制作については、LiSAさんが「私自身、『無限列車編』が原作の中でもすごく好きなお話だったので、私も(作曲を手がけた)梶浦(由記)さんもすごく気合が入った状態で、(自分も詞を)書かせていただきました」と話す。さらに、「ある意味、作品を引きずって帰ってもらえる、作品にどっぷり浸かれるような言葉遣いや、直接的に伝えられるようなわかりやすい言葉遣い」を意識して、作品に寄り添いながら楽曲制作を行ったとも明かしてくれた。
そんな「炎(ほむら)」の印象として、下野さんが「予告編で流れているだけですごい感動が生まれる」と印象を話すと、隣で聞いていたLiSAさんがすごく嬉しそうな表情を浮かべるといった場面もあった。
さまざまな話が飛び出したトークに続いて、いよいよ東京スカイツリーの点灯式を実施。その前に、応援に来てくれた炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助が登場すると、炭治郎が禰豆子の頭をなでたり、善逸が禰豆子を見ていたり、伊之助がほわほわしていたりと、キャラクターそのままの様子にみんな大興奮。
そんなキャラクターたちに見守られながら、全集中のカウントダウンで背後にそびえ立つ東京スカイツリーが炎色に点灯。「すごーい!!」「きれい!」「なかなか赤いスカイツリーって見ないですよね」と口々に感想が飛び出す。自身の楽曲が流れる中での点灯について、LiSAさんは「人生初めてですね」と感慨深げだった。
最後に花江さんから楽しみにしている皆さんへ、「僕自身も原作の中で特に好きなエピソードである『無限列車編』を、まさか映画館で観ることになるとは思っていなかったので、本当にワクワクしています。人の想いの強さは『無限列車編』でのテーマになっていると思うので、鬼殺隊が一丸となって鬼を倒すという“人の想いが紡いだ力”を劇場で感じていただきたいですし、その時に大切な人や家族のことを想ったりして、みんなで盛り上がっていただきたいです。期待は裏切らないと思います!」と力強いメッセージが送られて点灯式イベントは終了となった。
なお、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開記念の特別ライティングは「10月16日(金)17:45〜24:00」「10月17日(土)17:45〜22:00」「10月18日(日)17:45〜22:00」の期間に点灯される。
さらに、東京スカイツリー天望デッキには、花江夏樹さん、鬼頭明里さん、下野紘さん、松岡禎丞さんら、「鬼滅の刃」キャスト陣の直筆サイン入りフォトスポットが期間限定で展示される。こちらの展示期間は「2020年10月12日(月)〜12月22日(火)」となっているので、劇場版と合わせてぜひ足を運んでみていはいかがだろうか。
(取材・文/千葉研一)
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