【編集部レビュー】並べて飾っても、合体させてもかっこいい漆黒の新幹線、出撃! プラキット「MODEROID ブラックシンカリオン」をアキバ総研編集部員が作ってみた!

2020年9月末にグッドスマイルカンパニーより発売されたプラキット「MODEROID ブラックシンカリオン」をアキバ総研編集部員が作ってみた!

というわけで、久々に編集部員Aがプラモ作例レビューに挑戦してみたよ!

「ブラックシンカリオン」は、2018年から2019年にかけて放送されたテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」に登場するロボットで、主人公サイドの「シンカリオン」と対をなす敵ロボットである。

実在の新幹線が変形し、ロボットとなる本作において、架空の新幹線が変形するとうイレギュラーな存在でもある「ブラックシンカリオン」だが、中間車両が変形したドラゴンと合体。最強の「バーサーカーモード」にパワーアップしたり、ドラゴンの背中にブラックシンカリオンの上半身が合体した「ドラグーンモード」といくつもの形態を持つという点で、まさしくライバルと呼ぶにふさわしい存在感を放つ、人気ロボットである。

そんな「ブラックシンカリオン」が、「MODEROID」シリーズに登場! かゆいところに手が届く作り込みで定評のある「MODEROID」シリーズで、ブラックシンカリオンはどのように「超進化!」したのだろうか?

なお、現在アキバ総研では「MODEROID ブラックシンカリオン」のプレゼントキャンペーンを実施中! 以下のリンク先から詳細をご確認いただきたい。

まずはストレートに組んでみた!

まず、箱から見てみましょう。

ババン!とかっこよくポーズを決める「シンカリオン バーサーカーモード」が描かれたパッケージ。このボックスアートを眺めているだけでテンションが上がってきます。

続いて開封~。

通常のシンカリオンに加え、ドラゴンも付いてくるということでけっこうボリュームのあるランナー数となっております。

こりゃ腕が鳴るぜ!

というわけで、さっそく素体のブラックシンカリオンが完成~。

ここまでの所要時間は2時間ほどでした。

シールは貼らずにこの仕上がりにびっくり!

顔パーツやピンクのラインなど、かなり細かく塗装が施されており、素組み派の方には非常にありがたい作りとなっています。

各パーツのエッジも非常にシャープ。

金のパーツは成型色で再現。ウェルドライン(プラの成型過程で発生する、うねったようなラインのこと)はほとんど目立ちません。

よりリアルに仕上げたい方は、組み立てる前にこの部分だけでも金のメタリックカラーで塗装するとよいかもしれません。

ダークカイサツソード二刀流で決め!

続いてドラゴン。

新幹線の中間車両が変形しているということで、新幹線らしいボディと、生物感のある頭部と首の組み合わせが面白いです。

付属のスタンドに載せて飾ることができます。

このドラゴン。背中にスタンド用の穴があるので、ブラックシンカリオンを乗せてディスプレイすることもできます。

そして、ブラックシンカリオンの上半身と下半身を分離。上半身にアタッチメントを付けて、ドラゴンの背中にドッキングさせると、「ドラグーンモード」に。

尻尾の「ダークシャリンドリル」を持たせると、なんだかファンタジーな感じになります。

そのほか、ドラゴンの羽根の先端についているパーツを組み合わせて「ダークフミキリシュリケン」にしたり……。

武器パーツが豊富なので、遊びごたえも十分です。

続いて、お待ちかね!

「ブラックシンカリオン バーサーカーモード」です!

ここにたどり着くまでに、およそ4時間かかりました。

ドラゴンのパーツを取り外し、ブラックシンカリオンに合体して完成するこのモードは、まさに最強と呼ぶにふさわしい風格に満ちた大ボリューム。

背面もこの情報量!

スタンドを使って、躍動感のあるポーズを取らせたり。

改めて言いますが、素組みでこの仕上がりなのです!!

シールを貼って、さらにディテールアップ!


ストレートに組むだけでもかっこいい「ブラックシンカリオン」ですが、もっとクオリティを上げるべくシールも貼り付けましょう。

本商品のポイントとして、お手軽に機体のイメージを再現できる「Aグループ」のシールと、さらにこだわってディテールアップしたい人のための「Bグループ」と、2種類のシールがついてくる点があります。

ササっと仕上げたい人は「Aグループ」のシールだけで、よりじっくり仕上げたい人は「Bグループ」も。そして、もっと精度を上げたい人は、スミ入れを……、という感じで、ユーザーのスキルやこだわりに寄り添った設計が嬉しいですね。

というわけで、今回は「Bグループ」のシールまで挑戦してみました。

より情報量が増し、迫力がアップしました。

特に、差し色のピンクのラインが増え、足のダークミサイルポッドの色分けも完璧になったことで、足回りがグッと重厚になりましたね。

また、プラの表面は半つやのような仕上がりになっているので、あまりオモチャっぽさがないのも嬉しいところ。大人のシンカリオンファンのためのキット、といった感じです。

ちなみに胸の新幹線の口(?)も開き、必殺技「ヘルグランクロス」も再現可能です。

素立ちでも……

スタンドで立たせてもOK!

なお、バーサーカーモードですが、膝立ちができるほどの可動域を持っているのは驚きです!

劇中ではあんまり見られない格好ですが、この可動域のおかげで、かなり自由なポージングができそうですね。

通常のブラックシンカリオン、ドラゴンも見てみましょう。

シンカリオンは、太もも付け根の金部分や、背面のラインがシールで補完されています。

ドラゴンは目にピンク色のシールが入ったことで、眼力が増しました。

ドラグーンモードもご覧の通り!

ちなみに本商品には握り手のほかに、平手、ダークフミキリシュリケン用の特殊手パーツが付属。シチュエーションによって付け替えることができます。

組み立てる際のワンポイント

組立説明書にも書かれているのですが、パーツによっては接着剤での固定が推奨されている部分もあります。

説明書に書かれていない接着推奨個所は、頭部の頬パーツと両脚のサイドパーツです。

このあたりは、バーサーカーモードへの合体の際に上からパーツの脱着が行われる部分でして、遊びやすくするためにいっそのこと接着してしまったほうがよいかもしれません。もちろん、それによって合体遊びができなくなることはありませんのでご安心を。

というわけで、「シンカリオン」シリーズ屈指の人気ロボット「ブラックシンカリオン」を組み立ててみました。

説明書通りに組み立てるだけでも超絶かっこいいのに、さらに合体、組み換え遊びもできるというプレイバリューの高さは特筆すべき点です。

これはもう全ロボット好きに組み立ててもらいたい傑作プラモというしかありません! 秋の夜長に「ブラックシンカリオン」、おススメです!!

【商品情報】

■MODEROID ブラックシンカリオン

・発売月: 2020年9月

・価 格: 6,000円 (税抜)/ 6,600円(税込)

・仕 様: PS&ABS 組み立て式プラスチックモデル・ノンスケール

・全 高: 約135mm(バーサーカーモード時:約145mm)

・原型制作: U-TOM

・制作協力: TEAM NAVEL(ユニテック)

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