【写真たっぷり!】4自治体、7企業とのコラボレーションも発表! アニメ第3期「邪神ちゃんドロップキックX」制作発表会レポート!

アニメ「邪神ちゃんドロップキック」第3期の制作発表会が、2020年10月28日に開催された。壇上では、第3期のタイトルのほか新たにコラボレーションする自治体および企業が発表され、数々の施策が明らかになった。

アニメ「邪神ちゃんドロップキック」は、漫画家・ユキヲさんが2012年よりWebコミック「COMICメテオ」で連載しているコミックが原作のアニメーション。魔界出身の悪魔・邪神ちゃんと彼女を召喚した女子大生・花園ゆりねの、危険でおかしな同居生活を描くコメディ作品。

2018年にTVアニメ第1期が放送され、2020年より第2期が放送。2020年10月、アニメ第3期に向けたクラウドファンディングを開始し、目標金額を2日間で2000万円の目標を達成し製作を決定した。(※クラウドファンディングは12月末日まで開催中)。クラウドファンディング、ふるさと納税など既存のアニメビジネスの枠内にとらわれないコラボを積極的に行う異色のIPとして注目されている。

先日スタートしたクラウドファンディングにて、第3期の制作が決定したことはすでにお知らせ済み。今回は、その決定を受けて決定した新タイトルや、新たなにコラボレーションする自治体、企業の情報が明らかになった。

まず壇上に上がったのは製作総指揮の夏目公一郎さん。

今回の記者発表会は、自治体とのコラボレーションというトピックもあってか、一般メディアも多数取材に参加していたようだ。そのため、「邪神ちゃん」を知らない記者も多かったことだろう。そういう状況を踏まえて、第1期OP映像の上映を皮切りに、夏目さんみずから「邪神ちゃん」についての作品解説を行った。

お上品なホールで、真面目に「邪神ちゃん」という作品が説明されるという、なんともシュールな状況が展開。なんというか、もうこの時点でギャグである。

ちなみに「邪神ちゃん」が1位となったアキバ総研の公式投票企画も紹介してもらった。ありがとうございます!

続いていよいよアニメ第3期のタイトル発表だ。

次作のタイトルは「邪神ちゃんドロップキックX」になることが明かされた。なお今回のタイトル命名権は、クラウドファンディングにて110万円(税込)で販売されており、見事大阪在住の邪教徒「こうちゃん」さんが落札したことは、すでに記事としてお知らせした通りだが、今回の記者発表会ではなんとご本人が登壇。

「邪神ちゃんとゆりねの戦いが、これからもずっと続くように」と今回のタイトルに込めた思いを語った。なお、第3期はさまざまなコラボレーションが行われるということで、「邪神ちゃんドロップキック×○○」という表記ができるということから、スタッフサイドも一発でOKを出したそうだ。

続いて登壇したのは、邪神ちゃん役の鈴木愛奈さん、花園ゆりね役の大森日雅さんだ。普段のサバト(邪神ちゃん関連イベントのこと)とは明らかに違う、落ち着いた雰囲気にかなり緊張した様子のお2人。

「第3期はより皆さんに笑っていただけるように、皆さんと作り上げていきたい」(大森さん)、「第3期がどういう形になるかは誰もわからない状況ですが、引き続き邪神ちゃんと手を取り合って突き進んでいきたい」(鈴木さん)と、それぞれ「X」に向けての意気込みを語った。

続いて、「X」でコラボレーションをする自治体が発表された。

今回コラボレーションをするのは、北海道より帯広市、釧路市、富良野市。長崎県より南島原市の4自治体。

会場には米沢則寿氏(帯広市長)、蝦名大也氏(釧路市長)が来場したほか、北猛俊氏(富良野市長)、松本政博氏(南島原市長)がリモートで出演。それぞれコラボレーションに寄せる思いや、市の魅力をPRした。

・帯広市


・釧路市


・富良野市


・南島原市

また、今回のコラボレーションのために「邪神ちゃんドロップキック」とのコラボポスターも発表。各地の名所で邪神ちゃんがエンジョイしている姿が実に微笑ましい。

また、富良野のワインや南島原のそうめんなど各地の特産品を、夏目さんや大森さん、鈴木さんが実際に味わって説明する場面もあり、「これ本当に邪神ちゃんの発表会?」と疑問に思うことも多々。大森さんも語っていたが、「邪神ちゃんなのに、こんなに真面目なイベントなんて……!」と、むしろ冗談のようなシチュエーションになっているのが最高である。

なお各自治体では、ふるさと納税という形でさまざまな「邪神ちゃん」コラボ返礼品が用意されるそうで、こちらも非常に楽しみである。ふるさと納税コラボレーションの詳細については、各自治体の公式サイトにてご確認いただきたい。

また、新たな企業コラボレーションも発表された。

今回コラボレーション企業として紹介されたのは、以下の7社である。

・アンダーツリー株式会社

劇中に登場するパチンコ店のモデルとなった「人生劇場」を運営する。引き続き「人生劇場」にて、邪神ちゃんコラボレーションを実施。

・株式会社スガイディノス

北海道にてゲームセンター事業・ボウリング事業・シネマ事業を展開する。邪神ちゃんをピンに見立てた、「邪神ちゃんボウリング」を展開。さらに11月29日(いいにくの日)には、橘芽衣役・原奈津子さん、ミノス役・小見川千明さんをゲストに招いてのイベントを予定。

・東洋レコーディング株式会社

映像・音楽制作を中心にさまざまな事業を展開し、「邪神ちゃん」のパッケージの制作も手がけた同社。第1期のOPテーマやキャラソンを収録したCD「あの娘にドロップキック~邪教徒の祈りdeathの~」をアナログレコード化。2021年3月24日、ディスクユニオンより発売決定。

・株式会社ドワンゴ

ご存じ「ニコニコ動画」を運営。2020年10月28日より、公式チャンネルを開設。公式番組「集まるんですの 邪神の星」の配信スタートを発表。

・株式会社未来工場

グッズ企画・製作を手がける同社は、「邪神ちゃん」グッズでコラボレーションすることを発表。


・株式会社ブックライブ

「邪神ちゃん」原作コミックを配信する「コミックメテオ」を運営する株式会社フレックスコミックの親会社。クラウドファンディング全コースに、原作コミック第1巻~第3巻を無料で読めるクーポンを付帯することを決定。


・株式会社レッドクイーン

スマホアプリ「邪神ちゃんドロップキック大富豪ですの!」をリリース。

さまざまな自治体、企業とコラボレーションすることでますます新たな楽しさを提供してくれる「邪神ちゃん」。第3期に向けて、ますます楽しくなっていきそうである。

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