こんな今だからこそピッタリな歌詞だと思う──秋アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」オープニングテーマ「勇気の翼」を歌う石田燿子インタビュー!

これまで、数々の「ワールドウィッチーズ」シリーズ楽曲を担当してきた石田燿子さんのニューシングルが現在好評発売中だ! 

本シングルには、現在好評放送中のTVアニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」エンディングテーマ「勇気の翼」、アプリゲーム「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」主題歌「Next Chapter」の2曲を収録。今回のインタビューでは、曲に込めた想い、そしてウィッチーズへの想いをアツく語っていただいた。



「勇気の翼」は作品の世界観がブレず、かつ新しさを感じる曲

――最初に「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」のオープニングテーマを歌えると聞いたときの、率直な感想をお願いします。

石田 「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」のPVに、(ヒロインの)宮藤芳佳(みやふじよしか)ちゃんが「勇気はある、翼はどうだ?」というセリフがあるのですが、曲のタイトルがそのまんまで、すごくテンションが上がりました!

――「勇気の翼」を実際にお聴きになってみていかがでしたか?

石田 これまでの世界観からブレないんだけれども、新しさも感じる曲だな、と感じました。芳佳ちゃんの意気込みがそのまま歌になったと言いますか。私は2番の「飛びたいと願って 翼がそこにあって 迷ってる時間はもったいないよ」という歌詞がすごく好きなんです。こういう世の中の状況なので、家にいていろいろなことを考えてしまうこともあると思うのですが、まさにこの歌詞はピッタリだな、と思って。聴いているみなさんに、やる気や元気がみなぎってくるんじゃないかと思いましたね。

――石田さんご自身は、どんな「おうち時間」を過ごされていたのでしょう?

石田 私なりに、充実した時間を過ごさせていただきました。YouTubeチャンネルではラジオ番組のようなことをやりましたし、今回を機に苦手だった運動をするようになりました! こういう状況になってからは「リモート飲み会」をやるようになったのですが「飲んでばかりで動かないとダメだ」と思い立ち、週に3回くらいトレーニングをすることにしました。「これだけ運動したから、飲み会は続けてもいいんだ」と思っちゃうのはよくないと思いますが(笑)。そんな感じで、「飲む」「運動」「歌」の繰り返しでした!

――自分を見つめなおす機会にもなったということですね。

石田 はい。やっぱり何もしないと歌唱力も衰えてくるので、「トレーニングって大事だな」と痛感しました。

――「勇気の翼」のレコーディングはいかがでした?

石田 先ほども申し上げたとおり、世界観はブレていないけれども、新たな風が吹き込んでいる印象があったので、少し時間がかかりました。 物語中で、芳佳ちゃんたちが成長している中、「私も大人っぽく歌ってみようかな」というプランを持って録音に臨んだのですが、違和感を感じたんですね。ちょっとそこで悩んでしまったのですが、最終的には「自分らしく歌うべき」という結論に至り、新たな気持ちで歌わせていただきました。

――「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」はご覧になっていますか?

石田 毎週欠かさずに観ています! 第501統合戦闘航空団(通称:501)のメンバー、特に坂本美緒少佐のことが気になっていて。ウィッチは大人になってしまうと魔力を失ってしまい、空を飛べなくなってしまうのですが、坂本少佐が今後も戦っていけるのか? ちょっと心配ですね。敵が現れて苦戦している芳佳ちゃんのところに501のみんなが駆けつけて、再び一緒に戦う、という1話、2話の流れは本当に感動的で、思い出すだけでも鳥肌が立ちます。感動ポイントがたくさんあって、もう大変です(笑)! さらに、静夏(しずか)ちゃんも加入したということで、本当に見どころが満載ですので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。



ゲームでは、“石田大尉”は“石田見習い”です(笑)


――もう1曲の「Next Chapter」はいつごろレコーディングされたのでしょう?

石田 実は「勇気の翼」とほぼ同時期に録ったんです。いままでのレコーディングは、アニメの放送や劇場版など、結構な間があり「一曲入魂」の気持ちで臨んでいたのですが、これだけ短い間に「ストライクウィッチーズ」の曲を続けて録ったのは初めてです。どちらの曲も当然世界観を踏襲してはいるのですが、「Next Chapter」はまた違った雰囲気があり、アニメ第2期「ストライクウィッチーズ2」エンディング・テーマの「Over Sky」のような、イベントの最後にみんなで歌う様子がイメージできる曲だな、という印象を受けました。

――歌う際、印象的だったことはありますか?

石田 一見、リズムを取るのが難しいと思われる人が多いかもしれませんが、歌っていて心地よさを感じるポイントでもあるんですよね。気持ちよかったです!

――ちなみに、アプリゲーム「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」はプレイされていますか?

石田 ゲームの配信日当日に、さっそく遊び始めました! アプリゲームを最初にダウンロードするときって、インストールに時間がかかることがあると思うのですが、その間ずっと「Next Chapter」が流れているんです。一度ダウンロードしたあとも「オープニングムービー」という項目を押してもらえればいつでも聴けるので、遊ぶたびに押していただきたいですね。曲スキップ厳禁で(笑)。

――実際プレイしてみていかがですか?

石田 私、あまり器用なほうではないのですが、うまくリズムにあわせて戦うと、ネウロイ(ウィッチーズたちの敵)を倒すことができるんです。「初心者でも楽しめる」ということをみなさんにお伝えできればいいな、と。

――「石田大尉」(原作者の島田フミカネさんによる、石田さんをイメージしたキャラクター)も、ゲームに関しては、まだまだ“見習い”ということですね。

石田 はい(笑)。私より上手なプレイヤーさんがたくさんいるので、みなさんのプレイをお手本にして、偉くなりたいです!

――9月30日には「ストライクウィッチーズ&ブレイブウィッチーズ 主題歌BEST」が発売されました。

石田 今までも「ウィッチーズ」関連のアルバムはたくさん出ているとは思うのですが、登場キャラクターたちがいろいろな組み合わせで歌っているのも魅力ですし、12年前の第1作のオープニングテーマ「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」から「ワールドウィッチーズシリーズ」10周年を記念した「Fly up so high」まで、歴史を振り返っていただきつつ、「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」の今後の展開にも期待していただきたいです!

――11月28日(土)には有料配信ライブ「ワールドウィッチーズ ミュージックフェスタ2020 Online Premium Live」が控えています。

石田 今はなかなかお客さんを入れてのライブができないので寂しいですが、現在ここに向けて全力で準備をしているところです。シリーズに関する新たな発表があるかもしれませんので、ぜひご覧いただきたいです!

(取材・文/佐伯敦史)


【CD情報】

■勇気の翼/石田燿子
・発売中

・価格:【DVD付限定盤】1,800円(税別)、【通常盤】1,200円(税別)

<CD収録内容>
01.TVアニメ『ストライクウィッチーズROAD to BERLIN』オープニング・テーマ「勇気の翼」
02.ゲームアプリ『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』主題歌
03.勇気の翼 (Instrumental)
04.Next Chapter (Instrumental)

<DVD収録内容>
01.勇気の翼 《PV風映像》
02.石田燿子インタビュー
03.STRIKE WITCHES ~わたしにできること~ 《PV風映像》
04.メイキング



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