【Steam】本日は勤労感謝の日! 今日はゲームの中で働こう!? お仕事シミュレーションPCゲーム特集
アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。11月は祝日が2回ありますが、その内のひとつが11月23日の「勤労感謝の日」です。 調べてみると、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨のもとに制定された祝日ということですが、今回は、そんな勤労感謝の日にちなんで、いろいろなお仕事を体験できるSteamのシミュレーションゲーム特集をお送りします。
- 目次
- 時間泥棒な経営シミュレーション「Startup Company」
- YouTuber体験シミュレーション「Youtubers Life」
- 異形のモンスター管理シミュレーション「Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation」
- ゲームの中とはいえ、働きすぎには要注意!?
1.めざせ巨大IT企業! 時間泥棒な経営シミュレーション「Startup Company」
- 「Startup Company」(Hovgaard Games)
- ジャンル:シミュレーション
- 2020年4月11日発売
- 価格:1,320円(2020年11月14日現在)
- コピーライト:(C) 2020 Hovgaard Games
私事ではありますが、筆者はライターになる前、10年ほど会社勤めをしていました。毎朝決められた時間に出社し、決められた時間働き、ときに残業もしながら、平日5日間を駆け抜けるというのは、なかなか大変な生活だったなと、会社員という仕事から離れた今、改めて思うことがあります。 ここでご紹介する「Startup Company」は、そんな“会社”が舞台のゲームです。
本作「Startup Company」は、企業のCEOとなって会社を作り、成長させていくビジネスシミュレーションゲームです。経営する企業はというと、SNSや動画共有サービスなどを取り扱う、いわゆるIT企業。現代人にとって、生活の一部として日常的に使っているサービスばかりなので、なじみ深い題材ですが、はたしてどういった形でゲーム化されているのでしょうか。というわけで、ここからは実際にプレイしたゲーム序盤の流れをご紹介していきましょう。
ゲームはまず、オフィスを作るところから始まります。舞台となる街には大きく分けてダウンタウンとアップタウンという2つの区域がありますが、ここはナビゲーターの指示にしたがい、ダウンタウンの一角にある月の賃料3,000ドルの事務所を借りました。
ちなみに、目標とすべきネクストアクションは、画面右上に「マイルストーン」として表示されるので、何をすればいいのかわからなくなるようなことはなく、遊びやすい安心設計になっています。
事務所を決めたら次にやることは雇用です。人材はヘッドハンティングという形で採用行うのですが、これはプレイヤーの分身ことCEOの仕事です。というわけで、CEOを働かせるために、デスクを購入してオフィスに設置し、着席させます。「社員はデスクに座らせないと働かない(!)」というのが本作の大事なポイントなので、しっかり覚えておきましょう。
まずはデザイナーと開発者をそれぞれ1名ずつヘッドハンティングします。しかしこの2人がなかなかのクセモノ。というのも人材を雇うためには、こちらから月給と契約金を提示してオファーする必要があるのです。弊社側としてはもちろん、できるだけ低コストで雇えればありがたいわけですが、向こうが結構お高い金額で逆提案をしてくることもあり、交渉は難航。結局、何人かの候補とやり取りした結果、月給4,000ドル+契約金1,000ドルで契約をしました。
雇用したデザイナーと開発者をデスクに着席させると、ようやく弊社、晴れて営業開始です。
ユーザーにサービスを使ってもらい、ガンガンお金を稼いでいきたいところですが、そうは言っても、まだ弊社には何も提供すべきサービスがありません。ということで、まずはサービスの要となるWebサイトを立ち上げるべく、ランディングページ(訪問者が見る最初のページ)の制作に取りかかります。ランディングページを自社のWebサイトに追加すること自体は容易なのですが、そのままではユーザーの満足度が低いため、ページのアップグレードを早急に行う必要が出てきます。
ということで、さっそくデザイナーと開発者に仕事をしてもらいます。
方法は、従業員をクリックして、やってもらいたい仕事を指示するだけという簡単仕様。あとは時間がたてば、「コンポーネント」を作り出してくれます。「コンポーネント」とは、簡単に言うと、達成した仕事を示すアイテムのようなもの。このコンポーネントを消費して、新機能追加や機能アップグレードを行い、自社サービスを発展させていくという仕組みになっています。
ちなみに、ランディングページのアップグレードには、開発者が作り出す「UIコンポーネント」「バックエンドコンポーネント」と、デザイナーが作り出す「設計図コンポーネント」「グラフィックコンポーネント」がそれぞれひとつずつ必要です。ひとつのプロジェクトを完成させるために複数の部署にタスクが発生するというのは、現実の会社では当たり前の光景ではありますが、それをゲーム中でリアルに表現しているという点に、筆者は面白さを感じました。
さて、ゲームが進み、サービスのさらなる発展のために「リード開発者」を雇うことになりました。
このリード開発者は、「モジュール」というものを作成することができるのですが、そのためにはデザイナーや開発者が作り出す各種コンポーネントが必要となります。逆に言えば、デザイナーや開発者の仕事がとどこおると、リード開発者は仕事に着手できないということです。ひとつの部署の進捗が他部署に影響を与えるというのも、会社ならではのリアリティがあります。
また、さらにリアリティを感じられるポイントとして、従業員たちが「コーヒーメーカーの設置」や「小規模退職金制度」など、さまざまな要望を抱えている点もあげられます。要望をかなえると、作業速度にプラスボーナスが加わるのですが、そのためには調査員の労働によって獲得できる「調査ポイント」というものが必要です。
筆者も会社員時代はオフィスでコーヒーをかなり飲んでいたので、早急にコーヒーメーカーを置いてあげたいのはやまやまなんですが、調査ポイントが貯まるまで時間がかかるので、すぐにはかなえられないという、このもどかしさ。働きやすい環境づくりも大変だなと、経営陣の気持ちが少しわかったような気持ちになる筆者なのでした。
遊べば遊ぶほど、やれること&やりたいことがどんどん増えていく、時間泥棒な楽しさにあふれた「Startup Company」。「シムシティ」や「テーマパーク」など、定番の経営シミュレーションゲームにハマったことがある人なら、本作もハマること請け合いです。会社勤めの人もそうでない人も、ぜひCEOとなって、大いに経営手腕をふるってみてください。
YouTuber体験シミュレーション「Youtubers Life」
- 「Youtubers Life」(U-Play Online)
- ジャンル:シミュレーション
- 2016年5月18日発売
- 価格:2,680円(2020年11月14日現在)
- コピーライト:(C) 2016 U-Play Online
今や、小学生の将来なりたい職業ランキング上位の定番となっている仕事、YouTuber(ユーチューバー)。「好きなことで生きていく」というキャッチフレーズもありましたが、日夜、新しい動画の企画を考え、撮影や編集をして、公開して、さらに宣伝活動もして……と、好きなことではあったとしても決して楽な仕事ではなく、動画配信で生計を立てている方々は本当にすごいなと、いち視聴者として思う筆者です。
ここでご紹介する「Youtubers Life」は、そんなYouTuberというお仕事を体験できる、ユニークなシミュレーションゲームです。
ゲームは、まず自分のアバターの作成からスタートします。性別の選択を始め、目や口、髪型、服装、メガネなど多数のパーツが用意されていて、なかなか本格的。
続いて「パーソナリティ」というものを選びます。これは、「スーパースター」や「お金持ち」など、その人が生まれ持った特性のような要素。ここは直感で「パリピ」をチョイスしてみました。名声や人気などを獲得しやすくなりそうな予感です。 そして次に、チャンネルで配信する動画のジャンルを選択します。「ゲーミング」「音楽」「料理」「ファッション」と、動画サイトでよく見かける人気ジャンル4種類の中から選ぶわけですが、ここはゲーマーとして最もなじみのある「ゲーミング」をチョイス。最後に、プレイヤー名と動画のチャンネル名を入力すればゲームスタートです。チャンネル名も決めなければならないというのが、YouTuberシミュレーションならではですね。
というわけで、「Youtubers Life」の世界で晴れて配信者デビューした筆者は、さっそくチュートリアルがてら、ゲーム実況動画の録画を行うことになりました。
この録画のパートでは、プレイ中の自分のリアクションをカードで選択していきます。
たとえば、録画開始直後なら「正式なあいさつ」をしてみたり、ゲーム開始までの時間には「おかしなコメント」でひと笑い狙ってみたりという具合です。リアクションカードにはそれぞれ点数が書かれているので、よいリアクションをとって点数を稼ぎ、面白い動画を目指していきます。
そんなこんなで、無事、録画完了! これで動画完成……ではありません。このあとは、編集作業パートです。撮影したシーンがパズルのピースのような形で登場するので、前後がきちんとつながるように配置をしていきます。そして仕上げに、動画の評価点の底上げをするために、「タイトル追加」「ソフトフォーカス」などのエフェクトを加えて、ようやく完成! 作業を終えると動画の評価が表示されます。あわせて主人公の経験値も上がりますが、あまり出来のよくない動画になってしまった場合は、アップロードせずに動画制作をやめることも可能。納得のいかないものは公開しないという姿勢、なんだかプロっぽいですね……!
動画の公開を決定すると、晴れてチャンネルに動画が公開……されません。
ここから、データのレンダリングとアップロード作業を行うことになります。作業自体は自動ですが、ゲーム内で数時間待つ必要があり、それらが終わってようやく公開となります。リアルですね……!
というわけで、この待ち時間を利用して食事や睡眠をとります。ついついゲームプレイや動画配信に夢中になってしまい寝食を忘れてしまいがちですが、空腹度や眠気のゲージがつきてしまうと、仕事に支障が出てしまうので要注意。どんな仕事も、体が資本というわけです。
そしてもうひとつ、動画配信者を続けていくために欠かせない資本は、ずばりお金です。実況用の新作ゲームソフトを買ったり、カメラやマイクなどの周辺機器をアップグレードしたりと、人気配信者を目指すには何かとお金がかかります。というわけで、お金を稼ぐために、動画制作の合間に仕事に出かけましょう。できることなら動画配信1本で生計を立てたいという気持ちはもちろんありますが、なにせまだまだ駆け出しYouTuber。仕事とかけ持ちしながら動画制作に取り組んでいく、この2足のわらじ的リアルさに、「好きなことで生きていく」ということの険しさを、ひしひしと実感する筆者です。
動画を制作し、働いてお金を稼ぎ、そのお金で配信環境を充実させて……と繰り返していくうちに、どんどん視聴者数とチャンネル登録者数が伸び、さらに好意的なコメントの書き込みも増えていきます。自分が発信したものに対してリアクションが返ってくるというのは、現実でもゲームでも、やはりうれしいもの。しかも、チャンネル登録者数が一定を超えると、動画が視聴されるたびに収入を得られるようになります。これこそ、動画配信で生計を立てるという夢への第1歩!
もっともっと視聴者を増やすべく、夢中になって動画制作に取り組んでいると、突然、部屋にお母さんが入ってきて怒られてしまいました。なんでも、学校から「授業休みすぎ」との電話があったとのこと。そう、実はプレイヤーは学生であり、実家暮らしなのです! そして筆者は、バイトには行っても学校にはほとんど行っていなかったのです……!
でも、安心してください。ゲームをある程度進めると、引っ越しが可能になります。実家を出ることにより、お母さんに怒られることなく、つまり学校に行かずに(!)動画配信に打ち込むことができるんです。さらに、通信環境もよくなるので、動画のアップロード時間が短縮されるという利点も! その半面、家賃の支払いや、今まではお母さんが用意してくれていた食事を自分のお金で買う必要も出てきます。新しい環境へと踏み出すときの、不安とワクワクの入り交じるこの感覚に、YouTuberシミュレーションという枠を越えた面白さを筆者は感じました。
というわけで、ゲーム序盤の流れを、ざっくりではありますがご紹介しました。しかし正直、まだまだこんなのものではありません。人気YouTuberになるためには、やるべきことが盛りだくさんです。パーティーに出かけて知り合いを増やしたり、SNSで動画の宣伝をしたり、企業から動画制作の依頼をもらって収入につなげたり、気になる友だちをデートに誘って関係を深めたりと、正直、どれだけ時間があっても足りません。
YouTuberという、一見ゲーム化が難しそうな題材をしっかりとゲームに落とし込み、やりごたえたっぷりに仕上げた「Youtubers Life」。シミュレーションゲーム好きの人だけではなく、動画配信者の仕事に興味がある人にもぜひ遊んでみてもらいたいタイトルです。
3.命の危険はあるけれど、明るく楽しい職場です(?)。異形のモンスター管理シミュレーション「Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation」
- 「Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation」(ProjectMoon)
- ジャンル:シミュレーション
- 2018年4月9日発売
- 価格:2,570円(2020年11月14日現在)
- コピーライト:(C) 2018 ProjectMoon
「SCP財団」というものをごぞんじでしょうか? 複数の作者が同一の世界観で創作を行うシェアワールドのひとつであり、その世界観に登場する架空の団体、それが「SCP財団」です。
目をそらすと襲ってくる彫刻や、どこまで降りても最下層へ到達しない階段など、異常な性質を持つ事物“オブジェクト”の確保・収容・保護を目的とする「SCP財団」。その活動記録やレポートは、Web上に数多く投稿されており、その不思議で不気味な世界観に筆者はハマって、暇なときにいろいろと読み漁っていました。 ご紹介する「Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation」は、そんなSCP財団からインスピレーションを得たとされる、シミュレーションゲームです。
「Lobotomy Corporation」は、“とあるもの”を収容しているロボトミー社という会社で、管理人の仕事に就いて働く経営シミュレーションゲームです。これだけ聞くと、動物園で動物たちのお世話をして、遊園地でアトラクションのメンテナンスをするようなシミュレーションゲームと似たプレイ感の作品を想像するかもしれません。しかし、「Lobotomy Corporation」の仕事はそれらよりも、もっと特殊で奇妙で、過酷です。なぜなら、ロボトミー社が管理しているのは“アブノーマリティ”と呼ばれる未知のモンスターたちだからです!
さて、そんなロボトミー社でプレイヤーが行う業務内容はというと、アブノーマリティたちが生み出すエネルギーを、せっせと集めることです。回収したエネルギーが目標量に達すると、1日を終了させて次の日へ進むことが可能。こうしてどんどん日数を進めていくことがプレイヤーの目的なのですが、では逆にどうなったらゲームオーバーになるのかというと、実に単純明快。ずばり「死んでしまったらゲームオーバー」です。 そう、アブノーマリティは人智を超えた異常な存在なのです。適切に扱わなければ、その危険さゆえに、あっさりと取り返しのつかない事態になってしまいます。
しかし、安心してください。プレイヤーであるあなたが直接アブノーマリティと接するわけではありません。プレイヤーはあくまでも管理人なので、基本的に行うアクションは、ロボトミー社で働く職員たちに指示を出すことだけ。職員たちはプレイヤーの指示どおり、アブノーマリティの収容室へ向かって、作業をこなしてエネルギーを集め、ときには脱走して暴れまわるアブノーマリティとの戦闘もこなします。ちなみに作業には「本能」「洞察」「愛着」「抑圧」の4種類があり、アブノーマリティによって好き嫌いがあるので、注意が必要です。
プレイヤーは、1日の終了時に、翌日収容するアブノーマリティを、ランダムに選出された3体から必ずひとつ選ばなければなりません。 そのため、日が進むごとにお世話をするアブノーマリティが増えていき、仕事の危険度がどんどん上昇していきます。しかも、初めて出会うアブノーマリティに関するデータは、ゲーム内でまったく確認できません。
アブノーマリティの名称、作業の好き嫌いの傾向、職員にどんな被害を及ぼすのか、収容室から脱走する可能性はあるかなど、重要な情報は作業を進めて解放しなければ見られず、最初はまったくの手探り状態。未知の存在であるアブノーマリティにおそるおそる接触するこのハラハラ感は、本作の世界観ならではの、唯一無二の面白さと言えるでしょう。
本作の最大の魅力は、何と言っても、危険なアブノーマリティたちの存在です。
アブノーマリティは、童話をモチーフにしたもの、人間型のもの、機械型のもの、形容できない見た目のものなど、実に多種多様。不気味な話や怪談話を、怖いのになぜかどんどん読みたくなってしまう心理と同様に、本作をプレイしていると、接したくないはずのアブノーマリティと、なぜかもっともっと接したくなってしまいます。 というわけで、ここからは数多く存在するアブノーマリティの中から、いくつかピックアップしてご紹介していきましょう。
まずは「マッチガール」。
これは名前からも想像できるように、童話の「マッチ売りの少女」がモチーフのアブノーマリティです。火が灯ったマッチが真っ黒の体を貫通している、不穏な姿をしています。マッチガールは、かんばしくない作業結果が何度か続くと、収容室から脱走し、ひとりの職員めがけて進んでいきます。その職員と遭遇すると、なんと大爆発し、周辺の職員たちに大ダメージを与えてしまいます。誰もが知っている童話をモチーフにしているだけに、余計に不気味さを感じられるアブノーマリティです。
続いてご紹介するのは「蓋の空いたウェルチアース」。
これは、1台の自動販売機と2人のエビ頭の人物(!)で構成されたアブノーマリティ。作業を終えた職員に、自販機から出たソーダをふるまってくれますが、作業の結果が悪い場合、ソーダを飲んだ職員は眠りに落ちてしまい、その後、収容室に大波とエビ漁船が出現! 職員をエビ漁業へと連れ去り、即死扱いの行方不明にしてしまうのです。おそろしい……。
ちなみに、この「蓋の空いたウェルチアース」は、本作の開発スタジオがある韓国に伝わるネットの都市伝説をモチーフにしているそうです。なかなか触れることのない海外の都市伝説を見ることができるという意味で、筆者的にはお気に入りのアブノーマリティです。
ほかにも、
見た目はただの安楽椅子に腰かけるおばあさんという「オールドレディ」
かわいらしい顔をした犬型アブノーマリティ「キュートちゃん」
作業する職員を癒やしてくれる(でも実はその行為に裏がある)妖精たちのアブノーマリティ「妖精の祭典」
砂嵐状のノイズだけで姿を持たないアブノーマリティ「1.76 MHz」
など、とにかくバラエティ豊かで、あやしい存在ばかり。アブノーマリティはひとつとして同じ攻略法のものがないため、各個体の適切な管理方法をしっかり把握しておくことが攻略の第1歩です。
アブノーマリティたちから武器や防具を抽出して、職員を強化していく育成要素があったり、「試練」と呼ばれる凶暴なアブノーマリティとのバトルが発生したりと、RPG風の要素もたっぷり。また、即死が発生するような高難易度であるがゆえに、死にゲーとしての側面もある、単なる経営シミュレーションの枠に収まらない魅力にあふれた「Lobotomy Corporation」。
筆者としては、今回紹介できなかったすべてのアブノーマリティたちを目撃してほしい気持ちでいっぱいなので、この奇妙な世界観にひかれるものがあった人は、ぜひ「ロボトミー社」に入社してみてください。大丈夫、命の危険はありますが、明るく楽しい職場ですよ!
なお本作には、暴力的な描写やグロテスクな描写が含まれているため、苦手な人はくれぐれもご注意ください。
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