伝説のアニメ「おねがい☆ティーチャー」から最新作「キングスレイド」まで──KOTOKOのアニソン史を辿る「KOTOKO Anime song’s complete album “The Fable”」&「SticK Out」インタビュー!
KOTOKOさんが、メジャーデビュー15周年を記念した「KOTOKO's GAME SONG COMPLETE BOX “The Bible”」に続いて、数々のアニメソングを収録した「KOTOKO Anime song's complete album “The Fable”」が2020年11月17日にリリースされた。
ゲームとアニメをまたにかける活躍を見せてきた伝説の歌姫は、自身とアニメの関わりについてはどのように感じているのだろうか。奇しくも「Fable」と同日には、2020年10月期アニメ「キングスレイド 意志を継ぐものたち」のEDテーマである「SticK Out」も世に送り出されることとなり、彼女の歴史を紐解くようなアルバムと、広がる未来を感じさせるシングルを前に、KOTOKOの口からアニソンに対する思いがあふれ出す。
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「LOVE A RIDDLE」に懸けた思いは強かったんです
――タイトルの「Fable」は「寓話」という意味ですが、どういう思いを込めたのでしょうか?
KOTOKO 「The Bible」が、私の音楽の歴史を紐解く聖典という意味を込めていたので、それと対になるアルバムということで、今回も、私自身の音楽の歴史を振り返るような、「伝説」みたいな意味合いをつけたいと思っていました。「伝説」って自分で言っちゃうと生意気なんですけど(笑)、ゲーソンからアニソンに進出して16年、どちらも主としてできているのは珍しいことじゃないかと思って。それで発音が似ている言葉を探す中で「Fable」が見つかりました。あと、アニメってちょっと日常から離れた作品が多いので、寓話や童話という意味合いがイメージとしても合うと思ったんですね。
――「The Bible」と違い、収録曲を時系列で分けることはしていないですね。
KOTOKO 3枚に分けるということは決まっていたので、「The Bible」と同じように年代別に分かれたバージョンも考えてはいたんです。私は、今のこのバージョンとどちらででもいいかとは思ったんですけど、NBCの西村プロデューサーに相談したら、(製品版の)この形のほうがいいんじゃないかと言われて、決めました。
――採用となったバージョンは、どういったテーマで3枚に分けられているのですか?
KOTOKO それぞれ、やさしくて切ない曲と、クールで熱い曲と、明るくて元気な曲、という感じで分けました。実は、「The Bible」もテーマ別に分けるパターンを考えていたんですけど、数がすごく多かったので、「きれいに10枚に分けられるかな」という問題があって。あと、辞書的なイメージがあったので、それならば年代順のほうが引きやすいだろうと思ったんです。
――時系列で並んでいるほうがヒストリー感も持たせられますね。
KOTOKO そうですね。だけど「The Fable」はそこまで曲が多いわけではなかったですし、カラーで分けるのもやっぱり面白いかな、と思ってこうしました。
――KOTOKOさんはゲーソン・アニソン歌手を目指していたわけではありませんでしたが、アニメの主題歌を歌うことに対してはどのような思いがありましたか?
KOTOKO いつかはアニソンを歌いたいという気持ちでは活動していたんですよ。やっぱり、ゲームは買った人じゃないと主題歌を知ることができないんですけど、アニメならTVでも流れるので、たくさんの人に知ってもらえるじゃないですか。だから、純粋な憧れはありましたね。なので、アニソンを歌えることになったときは本当に嬉しかったです。
――それが「Shooting Star」だったということですね。
KOTOKO あ、でも、純粋な意味合いでいうと「LOVE A RIDDLE」が最初なんです。「おねがい☆ティーチャー」というアニメをやることが決まって、最初に作ったのは「LOVE A RIDDLE」だったので。だから私は「LOVE A RIDDLE」が主題歌だと思いながら作っていたんですけど、どうやら違うらしい、「LOVE A RIDDLE」は放映前のプロモーションのための曲だということがわかって。そのあとで、あらためてオープニングテーマとして作ったのが「Shooting Star」でした。
――「The Bible」のインタビューで、デビュー曲となった「Close to me…」よりも「明日の向こう」や「涙の誓い」を先にレコーディングしていたという話でしたが、聞いてみないとわからない話がいろいろとありますね。
KOTOKO そうなんですよ。だから、「LOVE A RIDDLE」の歌詞は「おねティ」の世界観をぎゅっと閉じ込めた内容になっていて、そこからもう1曲主題歌を作らないといけないという感じだったので、「Shooting Star」では「今度はどういう角度から歌詞を書こうかな」とちょっと悩みましたね。
――「おねティ」は、作品のテイストとしては美少女ゲームに近いので世界観をつかみやすかったのではと思いますが、KOTOKOさんとしては作品の魅力や特徴についてはどのようにとらえていましたか?
KOTOKO (主人公の草薙)桂くんが(成長の止まる)「停滞」という病気を患っているじゃないですか。その病気がどうなっていくのかというところにすごく興味が沸いたんですよね。現実の世界にはそんな病気なんてないんだけど、理解ができたというか「なるほどな」って思いました。しかも、その病気が(風見)みずほ先生という年上の女性との恋で動き出す、というのがすごく刺激的で。そういうところで書かせていただきました。周りの女の子たちも恋をしながら成長していく様子がすごく共感できたので、みずほ先生や(森野)苺ちゃんたちのキャラソンというか、イメージソングでたくさん作詞もさせていただいたんですけど、それぞれのキャラクターでの特徴もすごく出しやすかったですね。だから楽しく書かせていただきました。
――そういった思い出深い楽曲なので、「LOVE A RIDDLE」が曲順の先頭になっているのでしょうか?
KOTOKO そうなんです。「Shooting Star」は私の中ですごく大事な曲なんですけど、転機になったのは「LOVE A RIDDLE」だと思っているので。だから、絶対1曲目に置きたいと思いました。
――転機とおっしゃいましたが、どういった点で?
KOTOKO やっぱり、みなさんのお手に取ってもらいやすい形になった、というところですね。自分の希望がかない、やっとスタートラインに立てたという手応えがすごくありましたし。その意味では「LOVE A RIDDLE」に懸けた想いというのもすごく大きかったんですよ。
――作曲の高瀬一矢さんとは、制作にあたって何か話し合いはされましたか?
KOTOKO そういう話はなかったですね。ただ、曲をもらったとき、「ひと目惚れ」ならぬ「一聴惚れ」って言うんですか? グワッていう気持ちが入っていて、すごくいい曲だと思いました。私も、「おねティ」の世界観に気持ちが入っていたので、のめり込むように歌詞を書いたのを覚えていますね。曲にも押されて、気持ちがあふれ出して止まらないって感じでした。
――では、歌うときも気持ちが入ったかと思いますが。
KOTOKO そうなんですよね。ちょっとキーが高くて息継ぎの箇所がないので難しい曲ではあるんですけど、気持ちが入っている分、無理して切なさを表現しなくてもいいというか。「ただ歌えば気持ちが入っちゃう曲」っていうのがたまにあるんですけど、そういう曲のひとつでした。だから、「等身大」の曲になりましたね。背伸びせずに一所懸命やったらああいう歌になったんです。あのときの100%が「LOVE A RIDDLE」だったと思います。
いまだに聴くと「うわーっ」ってなってしまいます
――一方、「Shooting Star」のインパクトも強く、こちらも転機になった曲だと思います。
KOTOKO そうですね。ファンの方が私のことを知った曲として一番多いのは「Shooting Star」ですね。だから私としては「出会い」の曲だと思っています。お茶の間に私の声が初めて流れた、KOTOKOという名前と声を認識していただいた大事な曲なんですよ。ほかにも(作曲の)折戸(伸治)さんとの出会いの曲でもあります。
――長く愛され、高い評価を受けた曲でもありますが、楽曲が完成したとき、手応えはありましたか?
KOTOKO 正直、当時はそんなになかったんですよ。ただただ、アニメ1作目ということで嬉しい気持ちだけで。(「おねがい☆ティーチャー」の)放送も、WOWOWのノンスクランブル帯だけだったんですよね。でも放送後の反応がすごくて、あれよあれよという間に「おねティ」の人気が爆発していくのを見て、「あ、こんなに力のあるアニメだったんだ」ってわかりました。20年近く経っても人気がありますし、放送が終わったあとも聖地巡礼する方がたくさんいるので、時が経つごとに「アニメの力ってすごいなー」って実感させられる作品ですね。そういう素晴らしいアニメに最初から関わらせてもらっていた、ということに今も気づかせてもらいます。
――作曲の折戸さんとは楽曲制作にあたって、何かお話はされましたか?
KOTOKO それが折戸さんとは全然お話をしてなくて。だから、楽曲が上がってきたとき、「こういう感じなんだ」ってちょっとビックリしました。でもキャッチーで、1回聴いたら忘れない曲と言いますか。そこに高瀬(一矢)さんのアレンジと相まって素晴らしい曲になりました。でも、当時の私は歌の技術が追いついてなくて……。すっごく下手なんですよ。
――そんなことは(笑)。
KOTOKO あります、あります。いまだに「Shooting Star」を聴くと「うわー!」ってなるんですよ。こんなに長く評価されるんならもっとちゃんと歌っておけばよかった、って思ってしまいますね(笑)。
――でも、手を抜いたわけではないですもんね。
KOTOKO もちろんそうなんですけどね。ただ、折戸さんの曲ってローをすごく使うんですよ。低いところから高いところまで使ってオーケストラ風のメロディを書かれるので、歌い手泣かせなんです。私は当時、低いところが弱かったのでAメロとかがすごくフラフラしていて。実は、最初にレコーディングしたキーはもう半音下がっていたんですけど全然ダメで、半音上げて録り直したバージョンが世に出ているものなんです。でもやっぱり、「下手だなー」って思います。だからこそ、自分の実力が追いついていないのにこんなに有名にしてもらえて、こんなに愛してもらえて、「アニメとの出会いってすごいんだな」ということはあらためて感じますね。
――アニソンを歌うことで、歌手としての意識が変わった部分はありましたか?
KOTOKO それはないですね。歌手として向き合う部分というのは今も全く同じで、ゲーソンに取り組むときと同じように、作品の一部になりたいという気持ちで関われています。ただ1個違ったのがメディアへの露出という部分ですかね。
アニソンを歌うということはいつも「勝負」
――先ほど「出会い」とおっしゃいましたが、アニソンを歌うことで加速度的にさらに出会いが増えていったかと思います。
KOTOKO いや、そうなんですよ。「この作品だったらやりたいよ」って人も大勢いるじゃないですか。作品があったからこその出会いもたくさんありましたね、はい。
――「きれいな旋律」ではマーティ・フリードマンさんに楽曲を作ってもらいました。なかなかない経験ですよね。
KOTOKO ホントですよね。「どんな人なんだろう」とドキドキしていたんですけど、最初からやさしくて。あらかじめ私の楽曲を聴いておいてくださったみたいなんですよね。多分「リサブ」(「Re-sublimity」)とか。で、最初の顔合わせで「キミに合いそうなのはこんな感じかなってのが浮かんでいるので、帰ったら書くね」って言ってくださいました。そうしたら上がってきたのがあの「きれいな旋律」だったので、「マーティはこういうやさしい面を私に見たんだ」って思って(笑)、新鮮でした。
――「ハヤテのごとく!」や「灼眼のシャナ」では、長いシリーズを通して関わることになりました。どのような思い出がありますか?
KOTOKO (「ハヤテのごとく!」の主人公である綾崎)ハヤテくんはドジっ子で、大失敗しつつも元気に前向きに毎日を暮らしてる姿が自分に重なると言いますか、原作を読んでいても自分を見てるような感覚があったんですね。だから、たくさん歌詞を書かせていただいたんですけど、どれもわりとスラスラと書けてた感じがします。
――OPテーマとなった「ハヤテのごとく!」と「七転八起☆至上主義!」では、前者にことわざが、後者で四字熟語が盛り込まれる遊び心も発揮されました。
KOTOKO 日曜の朝に流れるアニメだと聞いていたので、お子さまに知ってもらうチャンスだと思ったんですよね。自分も「子どもの頃に好きだったんだよな」とか「この曲でこの言葉を覚えたんだよなぁ」みたいなのがあったので、子どもたちが生涯思い出すような楽曲にしようと、そこは最初からたくらんでいました。
――当時、曲名をアニメの作品名と同じにしたかったということをおっしゃっていました。
KOTOKO そう、ど真ん中のアニソンを書きたくて。聴いてもらう対象はすごく考えていたんですよ。だから、「ハヤテのごとく!」は、肩の力を抜いて、狙いすましてクリーンヒットを打てた感じでした。かたや「灼眼のシャナ」シリーズは、(第1期後期OPテーマの)「being」以外は結構悩んで書いた記憶がありますね。たくさんのインタビューでも話したんですけど、「シャナ」を読ませてもらったとき、すごく面白くてイメージが湧きすぎたので、自分から曲を書かせてくださいと言ったんです。ただ、「シャナ」って深い話じゃないですか。世界観を1曲の中で表すのは難しかったですし、最初に読んだときの感動は「being」で煮詰めてしまったとは感じていたので、次からはどの視点で攻めればいいのか、悩んではいました。「シャナ」の人気も知っていたので、プレッシャーもすごく感じてましたしね。ただ、「ハヤテのごとく」とか「灼眼のシャナ」に関わらせていただくことで、ぐっと年齢層の低い方にも聴いていただけるようになりました。そういう意味では、ファンのみなさんとの「出会い」もそうで。アニメやアニソンは私にさまざまな出会いをもたらせてくれたと思います。
――アニソンを歌うことや、アニメと関わることの難しさについてはどういうところに感じますか?
KOTOKO やっぱり原作のファンが多いというところですね。アニメはマンガや小説が原作としてあることが多いので、原作ファンの方たちも納得するものを作らなければいけないというプレッシャーはやっぱりあるんですよね。そこがゲーソンよりはちょっと難しいところです。ゲームって基本的に「せーの」でみんな一緒にゲームの世界に入るので。だから、私の曲が「扉」なんですよね。だけど、アニメの場合は原作のファンが多いからそこは崩さないように、というのがどうしても頭にありますし、崩さないどころかもう1段アップしたい、原作のファンがアニメを見たときによくなったと思ってもらいたいんですよね。やっぱりオープニングって表紙みたいなものなので、そこでがっかりされちゃうと悔しいんです。全力で盛り上げていきたいという気持ちがある分、ハードルがあるとは感じますね。だから、ちょっと冷静な目で、「どうやったらアニメのOPとして盛り上がるかな」とか「どういう風に流れるのかな」とかいろいろ考えながらも書きます。
――いっぽう、アニソンを歌うことの喜びとしてはどういうものがありますか? たくさんの人に聴いてもらえるという部分は想像できますが。
KOTOKO そうですね、アニソンは聴いてもらう機会が多いので、いろいろな人の意見を聞かせてもらえる機会も多いんですよ。たとえば、アニソンはイベントも多いじゃないですか。そうすると、自分のファンではない人が聴く場で歌うことも多くなるんです。ソロライブだとみんなが味方なので、何を歌っても「わーい」って盛り上がってもらえる感はあるんですけど。イベント以外でも、TVで流れるときもそうですよね。そうなると、歌手としてのスキルや可能性を試されているような、そんな意識がすごくあります。その意味ではゲーソンやオリジナルと違って、アニソンを歌うときは気合が入りますし、いつも勝負という気持ちは芽生えました。
「過去」と一緒に「未来」を届けられるのが嬉しい
――「The Fable」と同日に「SticK Out」もリリースされます。既存曲と新曲、新旧のアニソンが並ぶわけですが、自身の中で違いを感じる部分はありますか? 気負いとか冒険とか挑戦とか。
KOTOKO それはね、「The Fable」に入っている曲にも個々であったんですよね。そういう意味では違いはないですけど、でも、DECO*27さんと久しぶりに楽曲を作ることができましたし、しかも、アニソン自体が久しぶりだったので、両方の意味でワクワク感は隠しきれなかったかもしれないですね。おそらく、「あ、力入ってますね」っていうのが出ちゃってるんじゃないかな。
――アルバム「ヒラく宇宙ポケット」でお2人が組んだ「メーテルリンク」は、9年前の曲になります。
KOTOKO 私が最初に所属していた「I've」が2000年代初頭に活躍し始めて、その後、DECO*27さんといったボカロ世代のみなさんが出てきた頃に私がI'veから卒業、という形で関わったんですよ。そういう意味では、第二世代と言える方々と(アルバム「ヒラく宇宙ポケット」で)一緒にやれたのはすごく楽しかったです。だから、それまで高瀬さんやI'veが作る音しか知らなかったのに、DECOさんたちと知り合ってすごく刺激を受けた感覚はまだ残っていて……。なんて言うのかな、高瀬さんはお父さんみたいな感じで、娘のことをよくわかりきった感じの曲を書かれるんですよ。でも、DECOさんは私よりも若い年代ですし、なんだったら私の曲を聴いて育ってもいるんですよね。9年前に会ったときの彼はドギマギしていて、一緒にレコーディングすることにすごく緊張されていて。ちょっとむずがゆかったんですよね。だってDECOさんだってまだ若いとはいえ、イケイケの作家さんだったから。同じ世界で一緒にやっている者同士、もっと「一緒に作る」っていう風にできたらいいなとは思っていたんですよ。それが今回、ようやくかなったところはありましたね。
――しかも、今のアニソンを感じさせる楽曲でした。
KOTOKO 「一緒にやれて嬉しいです」「憧れてました」って感じだった人が、どんなアニメのシングル曲を書かれるのかすごく興味がありました。そうしたらああいう曲が出てきて、新しい一面を見られた感じでしたね。本当に頼もしい作家さんになりましたよね。先輩目線で言うと、しばらくぶりに会ったらめっちゃ成長をしていて嬉しい驚きだった、っていうのかな。
――では、高瀬さんがお父さんならば、DECOさんはKOTOKOさんがひとり進学した大学のサークルで知り合った後輩で、お互いに社会人になってから再会した、みたいな感じですかね。
KOTOKO ああ、そうですね。たしかにたしかに(笑)。それにちょうど「The Bible」で、昔の楽曲をめっちゃ聴いていたので、「ああ、こんな曲あったなぁ」とか、「自分の声の特性をすごくつかんでくれているなぁ」って、I've楽曲の特徴も振り返っていたところでもあったんですよ。あと、私を世に送り出してくれた高瀬さんへの感謝とか。だから、2つのコンプリートボックスを制作する中で新しいシングルを作っていたわけで。昔を振り返りつつも「今」に目を向けなければいけなかった、というところはよかったですね。
――では、「The Fable」も「SticK Out」も両方購入してもらうことで真の意味でのアニソンコンプリートになりますね。
KOTOKO そうですね。過去だけではなくて今も追ってもらわないと困りますからね。
――「SticK Out」は生涯現役としての新たな第一歩でもあるわけですね。
KOTOKO そうなんですよ、そうなんですよ。でも、ありがたいですよね。「現役」とは言いつつも、過去の音源を集めただけではやっぱり「未来」がなかなか見えづらいので。そこにちょうどタイミングよくシングルも出させていただけることになって、本当に歌手冥利に尽きます、はい。
(取材・文/清水耕司)
【CD情報】
■KOTOKO Anime song's complete album “The Fable”
・発売中
・価格:初回限定版3CD+Blu-ray 8,000円(税別)、通常盤CD only 6,000円(税別)
<収録曲>
<Disc01>
01:LOVE A RIDDLE (作詞:KOTOKO、作曲:Kazuya Takase (I've)、 編曲:Kazuya Takase (I've)) TVアニメ「おねがい☆ティーチャー」より
02:I can't get over your best smile (作詞:KOTOKO、作曲:Kazuya Takase (I've)、編曲:Kazuya Takase (I've)) TVアニメ「おねがい☆ティーチャー」より
03:きれいな旋律 (作詞:今野緒雪、作曲:マーティ・フリードマン、編曲:中沢伴行・井内舞子) 「マリア様がみてる」3rdシーズンOVA ED曲
04:あの日の君へ (作詞:KOTOKO、作曲:Kazuya Takase (I've)、編曲:Kazuya Takase (I've)) TVアニメ「おねがい☆ティーチャー」より
05:Sweet Songs ever with you (作詞:都築真紀、作曲:佐野広明、編曲:安井歩) OVA「とらいあんぐるハート~Sweet Songs Forever~」ED曲
06:Trust You’re Truth~明日を守る約束~ (作詞:KOTOKO・都築真紀、作曲:高瀬一矢、編曲:高瀬一矢) OVA「とらいあんぐるハート」より
07:地に還る~on the Earth~ (作詞:KOTOKO、作曲:KOTOKO、編曲:嶋田陽一(SORMA No.1)) TVアニメ 「スターシップ・オペレーターズ」ED曲
08:snow angel (作詞:KOTOKO、作曲:Kazuya Takase (I've)、編曲:Kazuya Takase (I've)) TVアニメ「おねがい☆ティーチャー」より
09:Shooting Star (作詞:KOTOKO、作曲:Shinji Orito、編曲:Kazuya Takase (I've)) TVアニメ「おねがい☆ティーチャー」より
10:call (作詞:KOTOKO、作曲:Kon-K、編曲:Kon-K) TVアニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」挿入歌
<Disc02>
01:Re-sublimity (作詞:KOTOKO、作曲:高瀬一矢、編曲:高瀬一矢) TVアニメ 「神無月の巫女」OP曲
02:Suppuration -core(作詞:KOTOKO、作曲:高瀬一矢、編曲:高瀬一矢) TVアニメ 「神無月の巫女」挿入歌
03:ZoNE-iT (作詞:KOTOKO、作曲:齋藤真也、編曲:齋藤真也) TVアニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」OP曲
04:Face of Fact -RESOLUTION ver.(作詞:KOTOKO、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) OVA 「BALDR FORCE EXE RESOLUTION」OP曲
05:BLAZE (作詞:KOTOKO、作曲:高瀬一矢、編曲:高瀬一矢) TVアニメ「灼眼のシャナⅡ」OP曲
06:inside of a wilderness (作詞:都築真紀、作曲:佐野広明、編曲:佐野広明) OVA「とらいあんぐるハート~」より
07:Sociometry (作詞:KOTOKO、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) TVアニメ「灼眼のシャナⅡ」ED曲
08:Light My Fire (作詞:ryo、作曲:ryo、編曲:ryo) TVアニメ「灼眼のシャナⅢ-FINAL-」OP曲
09:→unfinished→ (作詞:KOTOKO、作曲:八木沼悟志、編曲:八木沼悟志) TVアニメ「アクセル・ワールド」 ED曲
10:agony (作詞:KOTOKO、作曲:中沢伴行、編曲:中沢伴行) TVアニメ「神無月の巫女」ED曲
11:TOUGH INTENTION (作詞:KOTOKO、作曲:宮田リョウ、編曲:宮田リョウ) TVアニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」OP曲
<Disc03>
01:being (作詞:KOTOKO、作曲:KOTOKO、編曲:高瀬一矢) TVアニメ「灼眼のシャナ」OP曲
02:Chercher~シャルシェ~ (作詞:今野緒雪、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) 「マリア様がみてる」3rdシーズン OVA ED曲
03:Loop-the-Loop (作詞:KOTOKO、作曲:KOTOKO・中沢伴行、編曲:中沢伴行・尾崎武士) TVアニメ「もっとTo LOVEる-とらぶる-」OP曲
04:▲MEW▲△MEW△CAKE (作詞:KOTOKO、作曲:sky_delta、編曲:やしきん) 「ネコぱらOVA」ED曲
05:My Gentle Days (作詞:都築真紀、作曲:happy soulman、編曲:安井歩) OVA「とらいあんぐるハート」より
06:DuDiDuWa*lalala (作詞:KOTOKO、作曲:KOTOKO・中坪淳彦、編曲:中坪淳彦) NHK教育「天才ビットくん」アニメコーナー「魔法少女隊アルス」ED曲
07:ハヤテのごとく! (作詞:KOTOKO、作曲:高瀬一矢、編曲:高瀬一矢) TVアニメ「ハヤテのごとく!」OP曲
08:Special Life! (作詞:KOTOKO、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) TVアニメ「仮面のメイドガイ」OP曲
09:daily-daily Dream (作詞:KOTOKO、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) TVアニメ「ハヤテのごとく!!」OP曲
10:七転八起☆至上主義! (作詞:KOTOKO、作曲:C.G mix、編曲:C.G mix) TVアニメ「ハヤテのごとく!」OP曲
<初回限定盤特典Blu-ray>
「KOTOKO Major Debut 15th Anniversary Tour ”FifteenTales” IN TAIPEI 2020.1.4(sat) 花漾Hana展演空間(ANIME SONG PART)」収録
■SticK Out/KOTOKO
・発売中
・価格:【初回限定盤】CD+DVD 1,800円(税別)、【通常盤】CD only 1,200円(税別)
<初回限定盤 特典DVD収録内容>
「SticK Out」MVほか
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