今後の商品展開も気になる! 組み立てるだけで超カッコいいコトブキヤのプラモデル「ジェイデッカー」を作ってみた!【泰勇気の週末プラモ第24回】

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第24回スタート!

第24回 ジェイデッカー


コトブキヤさんの勇者シリーズキット第2弾は「勇者警察ジェイデッカー」より「ジェイデッカー」。勇者刑事デッカードとトレーラー型サポートメカ「ジェイローダー」が警察合体をして完成するロボットです。コトブキヤさんからは後日、デッカードや騎士刑事デュークのキット化も予定されております。

先々のラインアップにも期待が高まりますが、まずは「ジェイデッカー」をご紹介していきましょう。

パッケージにはビル群の中に力強く立つ姿が描かれています。

ランナーも色数が豊富で、特に頭部パーツは塗装済みとなっているのがありがたい。

パーツの一部にはアンダーゲートが採用されていますので、ご覧のようにしっかりゲート跡を処理していきましょう。

というわけで、素組みいきます!

完成! これがフルアクションプラモデル「ジェイデッカー」の姿です。組み立てに要した時間はおよそ2時間強。パーツの勘合もよく、ストレスなく組み立てることができました。

驚くことにこのキット、ひとつもシールを貼ることなくこの色分けを再現しているのです。

後ろ姿。ウイングの青い部分もバックパックの白と黒の色分けも、すべてパーツ分割だけで実現。組み立てただけでも十分に楽しめるキットとなっています。

頭部および胸部周辺。頭部は塗装済みの顎の赤い部分や赤いパトライトなど、見どころあり。デッカードのボンネットにあたる胸部パーツの色分けもパーツ分割だけで再現。

肩部アーマーはジェイローダーの運転席が変形した部分。クリアパーツによってパトライトが再現されています。

頭部もほとんどパーツの合わせ目が目立たない構成。

なんと! 胸部を下から覗き込むと、デッカードのビークルモード形態でいうフロント部分にあたるところにクリアオレンジのパーツが配置されています。これは芸が細かい!!

改めて、背中のユニットですが、これがパーツ分割のみによる色分け。通常、青い部分はシール処理されがちなんですが、本当によくここまでやってくれました。

しかもオレンジ色のライト部分は、しっかりクリアパーツで再現。思わずにやりとしてしまいました。

腰部の色分けも完璧。赤い部分も黄色い部分もパーツ分割による色分けです。形状もバランスがいい。

ここまでくると、この程度の色分けは当たり前のように感じてしまいますが、いやいや!おかげさまで組み立てがとっても簡単。

ジェイローダーの車輪も再現。太もも装甲の形状までしっかり劇中のデザインを踏襲しています。

続いて可動を見ていきましょう。

頭部はボールジョイント接続。上下の可動、回転などが可能。

肩関節は非常に優秀な可動範囲を誇ります。ご覧のように標準的な上下・回転可動はもちろんのこと……

引き出し式関節によるスイングも可能。

肘は二重関節でここまで曲げられるうえに……

二の腕の上下部分それぞれにロール回転軸が存在するので、さまざまなポージングが可能となっています。

シンプルなデザインの胴体部にも関節が詰まっていまして、上下左右への屈伸や

腹部の上にも若干のロール回転が可能な接続軸と、腰部との接続部には360°回転が可能な回転軸があります。

股関節はボールジョイントではなく2段階の軸接続。ロール回転はこのくらいまで、横方向へはサイドスカートアーマーが当たるあたりまで上げられます。通常の人体でできる程度の動きは再現できそうですね。

前後可動もこの通り。膝も二重関節でここまで可動。

足首もなかなかの可動範囲。設置性も良好です。

ちなみに足裏のモールドも抜かりなし。

ウイングは軸接続なので、少し差い込みを浅くすればスイングも可能です。

可動範囲をご紹介したところで、付属するパーツを使いながらさまざまなポーズを決めてみましょう!

「ジェイ!」

「デッカーーーーー!!!」

別売りのスタンドを使えば飛行ポーズを再現することも可能。

警察らしく、近接武器は電磁警棒。

武器持ち手は左右とも付属しており、両手持ちの再現もできちゃいます。

警棒は2本付属しているので、警棒二刀流も可能。

胸部の可動を利用してこんなポーズ。どちらかというとシャドウ丸っぽいかな?

ちなみに武器持ち手はスナップをきかせることができます。

続いてジェイバスター。砲身を交換することでガンモードとライフルモードを再現可能。これもパーツ分割のみによる色分け再現。

拳銃らしくポージング。

「ホールドアップ!」

こんな感じに立て膝も可能。

続いてライフルモード。銃身が展開された形態となり、ボリュームアップ。

「ジェイバスター!!」

勇者シリーズの主人公ロボには、メイン武装で銃を使っているキャラクターが少なかったかと思います。

この雰囲気、どこかで見たことがあるという人は、かなりの「ジェイデッカー」フリークです!

さていつもならここでスミイレや部分塗装というところですが……。今回は両方やってしまいます!!

ジャン!!

主なスミイレはグレーで行い、ゴールド部分にはブラックでスミイレ。今回のスミイレにはタミヤさんのものを使用しました。エンブレムなどをガイアノーツさんのエルドランゴールド、手首を同じくガンメタル、電磁警棒と肩にあるジェイローダーのフロントグリルをスターブライトシルバーで塗装。部分的な塗装なのですべての作業を行ったところでさほど時間はかかりませんでした。

一気に引き締まったと思います。

背面はスミイレをしただけなので、それほどイメージは変わりませんね。

スミイレしたことによって胸部の「BRAVE POLICE」の文字もくっきりしましたね。

ジェイローダーのウインカー部分にはラピーテープを貼ってみました。

今回の塗装は、アニメ放映当時の玩具を参考に施しました。この塗装例を見て当時の玩具をなんとなく思い出していただければと。

刑事繋がりでこんなポーズも!

スミイレするだけでも印象が変わるのでおすすめですよ。

ジェイバスターも銃口などを黒の0.05mmピグマでちょい塗り。

ピントをぼかしてもスミイレのおかげでディテールが見えます。

ライフルモードもこの通り。

銀色に輝く電磁警棒による二刀流!

格闘ポーズだって決まります!

ダンプソンじゃないけど肉弾戦!

パワージョーじゃないけどカンフー風。

跳び蹴り!!

と、まぁポージングが決まって決まって仕方がないのですが、ジェイデッカーといえば

「了解! ボス!!」

ここまでポージングが決まるのは、この豊富な手首パーツのおかげと言ってもいいでしょう。

そしてこのシリーズの特徴のひとつ、ブレイブガール! ジェイデッカーの特徴的なパーツを着込み、うるわしい姿に。

ウイングが腰に取り付けられるので、リボンみたい!

最後に、先日発表された「騎士刑事デューク」に付属するパーツとの合体した形態が発表された「ファイヤージェイデッカーモード」で使用するであろう部分。サイドスカートには「勇者刑事デッカード」に付属するマックスキャノンを取り付けるジョイント。腕部のカバーの中にもジョイント。脚部サイドのパーツの接続部変更。こうなってくると、もう早く合体させたいですよね!!

というわけで今回はここまで。続きは「勇者刑事デッカード」にて!!
お楽しみに!!

【商品情報】

■ジェイデッカー

・発売中

・ノンスケール

・製品サイズ:全高 約165mm

・価格:7,200円(税別)

・原型製作:株式会社アストレイズ、千葉 翔平

・メーカー:コトブキヤ


<泰勇気プロフィール>

声優。Netflix「ロック&キー」(タイラー役・吹替)、TOKYO MX、BS11で毎週日曜24時から再放送中のアニメ「刀剣乱舞-花丸-」(宗三左文字、太郎太刀役)に出演。

泰勇気YouTubeチャンネル #

おすすめ記事