「バットマン」、「スター・ウォーズ」……世界中のオモチャコレクターたちの熱い魂に触れられるカフェ「東京ToyCafe」に行ってみた! 【ホビー業界インサイド第67回】
昨年2020年11月、イギリスで亡くなったコレクターの形見として大量の「スター・ウォーズ」のフィギュア、玩具が発見され、総額5,400万円もの価値があるとタイムズ誌が報じた。
しかし、実際のコレクターたちはどんな気持ちで、オモチャやキャラクターグッズを集めているのだろう? 昨年、東京都目黒区にオープンした「東京ToyCafe」の上田悠詞店長は、国内のみならず海外のコレクターとも交流のあるグローバルな人物。「バットマン」、「スター・ウォーズ」のストームトルーパーのグッズがぎっしりと並ぶ店内で、上田店長にお話をうかがった。
今、みんなでオモチャを共有できる場をつくらないと手遅れになるのでは……
──オモチャを集めるようになったキッカケは何ですか?
上田 子どもの頃、親の仕事の都合でアメリカにいたのですが、1989年にマイケル・キートンが主演した実写版「バットマン」を見たのがキッカケです。プリンスが映画のためにつくった「Batdance」という曲とともに、強く印象に残りました。その当時はオモチャやフィギュアは買っていなかったのですが、日本に戻ってきてこの界隈(東京・恵比寿近辺)を歩いていたら、「Monster Japan」「ミスタークラフト」といったホビーショップがあって、「バットマン」のフィギュアをひとつ買いました。その後はいろいろなキャラクターのオモチャを買っていたのですが、オーストラリアに留学したとき、インターネットが普及しはじめた時期だったので、eBayで「バットマン 1989」と検索してみたんです。すると、すごい数のアイテムが出てくる。だったら、「バットマン リターンズ」の公開された1992年で検索したらどうだろうと、次々にソート(条件によって分類)しだしたんです。オリジナル映画の公開された1966年といった年代だけでなく、「バットマン」関係の食品では何があるんだろう、あるいは企業とのコラボグッズでは何が出てくるんだろう……と、条件を変えながら永遠にソートしていられる。そこでハマってしまったんです。「バットマン」は原作コミックが出版されてから80年もの歴史があるし、掘り下げられる要素が非常に多い。それから集めはじめたわけですが、ソートして探すという意味では「ビックリマンチョコ」を買い集めるのと、あまり変わらない(笑)。ビックリマンやキンケシ、ミニ四駆などは子どもの頃から今までずっと集めています。
──「バットマン」ともうひとつ、「スター・ウォーズ」シリーズに出てくるストームトルーパーを集めているのはなぜですか?
上田 僕は「機動戦士ガンダム」でいうと、ザクが好きなんです。つまり、雑魚キャラではあるんだけど、シリーズには必ず登場して作品を象徴しているキャラ。そこから、新たに物語が始まったりもする。「スター・ウォーズ」を好きな方なら、誰でもストームトルーパーを知っていますし、ストームトルーパー抜きには「スター・ウォーズ」は成立しません。実は、20年ほどかけて「バットマン」グッズを集めてきたのですが、ほとんどリーチしてしまったんです。リーチというのは、ほぼ目的のアイテムを集めて終わってしまって、後はお金の問題だけ……という状態です。そんなとき、「スター・ウォーズ」は全般的に好きだけどストームトルーパーにはどんなグッズがあるのだろう?と試しに調べてみたら、ものすごい量があるとわかりました。こんなにたくさんあるなら、集めがいがある。「スター・ウォーズ」の権利がディズニーに買い取られてからは、さらにいろいろな種類のグッズが出るようになりました。もしかすると、僕が集めた中ではバットマンよりストームトルーパーのグッズの量が増えているかもしれません。
──でも、そこまでグッズやオモチャを集めても、わざわざお店をつくって人に見てもらおうとまでは考えませんよね?
上田 僕はUAE(アラブ首長国連邦)で7年ほど仕事していたのですが、心筋梗塞で死にかけたことがありました。そのときに、いまのうちにコレクションした物をみんなと共有できる場所や情報発信できる場所が欲しいと強く思いました。今のうちにやっておかないと、手遅れになるような気がしたからです。
参考に、都内の似たコンセプトのお店を訪ねてみました。多くの場合、全キャラクターを並べるんです。アメトイだったら「ニンジャ・タートルズ」から「トランスフォーマー」まで、全部のキャラ。それはそれで楽しいんですけど、「いやいや、ひとつのキャラでもこんなにたくさんのフィギュアやグッズがあるんですよ」と、僕はそれがやりたかった。そういう個性を持ったお店なら、おそらくほかの人が考えないだろうと思ったんです。ウチのお店を見て、「待てよ、R2-D2だけのグッズってどれぐらいあるんだろう?」と探しはじめてもいいですよね。キャラは違えど、集める情熱は同じですから。特に日本人のコレクターって本当にすごくて、先日、マラドーナのユニフォームを集めている人に取材して、その映像をYouTubeにアップしました。
──お店の経営だけでなく、ドキュメンタリーも撮ってらっしゃるんですね。
上田 ええ、マラドーナ本人は昨年11月に亡くなってしまいましたよね。コレクターの方たちを取材しておけば、いつかその方たちが亡くなったとしても、映像という形で知ることができます。僕よりすごいコレクターの方たちが大勢いますから、自分が「アレを持ってるぜ、コレを持ってるぜ」と自慢するのではなく、皆さんのお宝を見せていただいて映像化して残す活動もしています。
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