「リケ恋」キャストが勢ぞろいで、クイズに朗読劇と大盛り上がり! スペシャルイベント「理系が恋に落ちたので証明してみた。研究発表会」昼の部レポート

TVアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」2期の制作が発表されてから、およそ2か月。続報が待ち遠しくて仕方ない皆さんに、今回は2020年10月17日に開催されたスペシャルイベント「理系が恋に落ちたので証明してみた。研究発表会」のレポート、および内田雄馬さん(雪村心夜役)、雨宮天さん(氷室菖蒲役)のコメントが到着したので、お届けしよう!

雨がしとしとと降る中、会場となったニッショーホール前には会場を待つファンが続々と集結。今夏は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために大半のイベントが開催自粛となったが、イベント開催日前後は少し感染者数も落ち着いた時期だったこともあり、観客にマスク着用を義務付けたり、声出しの禁止、座席の間隔をあけての着席といった対策を講じることで無事開催された。

アニメイベント自体に久しぶりに参加するという観客も多かったのだろう。そして、出演者は内田雄馬さん(雪村心夜役)、雨宮天さん(氷室菖蒲役)、原奈津子さん(奏 言葉役)、大森日雅さん(棘田恵那役)、福島潤さん(犬飼虎輔役)、置鮎龍太郎さん(池田教授役)、小倉唯さん(山本亜梨華役)、麻倉ももさん(リケクマ役)のオールキャスト! なんともいえない緊張感と、そして抑えきれない高揚感が会場を待つ観客の間に渦巻いていたように思う。

今回は昼夜の2回にわたって開催されたイベントのうち、昼の部のレポートをお届けしよう。



データで楽しむ「リケ恋」の世界!


開演時間となり満を持して登場したキャスト一同。あいさつをする中、雨宮さんは「お客さんが目の前にいる状態でのイベントが久しぶりでドキドキしています」と語っていたが、誰もが同じ気持ちだったことだろう。今日のイベントを楽しむぞ!というポジティブな雰囲気に包まれながらの幕開けとなった。

最初の企画は「数字で振り返るリケコイ」。アニメ全12話をスタッフが何度も見直し、そこから導き出された数字について、キャストで語り合うというものだ。

「26」=「劇中に登場したグラフの数」、「4000」=「奏が食べた食べ物の大ざっぱなカロリー数」、「4」=「池田教授がムキムキになった回数」、「8」=「氷室のポニーテールがフリフリした回数」、「23」=「実験の回数」など、どれも「よく調べたな~」と感心するデータが続々登場。細かすぎるデータに、思わず福島さんも「調べたの!?」とびっくり。

また実験内容の内訳を見ると、6話からはキスやら唾液に関する実験が続いていることが判明。その結果に、「作品内容を知らないと、イカれた内容のアニメみたい……」とポロリ。その後に「いい意味で!」とフォローになってるのかなってないのか、よくわからないコメントで会場を沸かせた。

なお、この企画の中で「序盤の雪村と氷室と関係を覚えているか?」と尋ねられた内田さんは、「序盤からずっとラブラブだったので、その様子をずっと見せられている感じだった」と回答。また原さんは「1話からあの(ラブラブな)距離感を出すのに苦労されていたのかなと思う」と共演者ならではの感想を述べると、内田さんは「『好きだ』という気持ちに納得したいから、あの回りくどいやり方で証明していたけど、僕と天さんは『これをどうやって表現する……?』と相談しあったことは覚えています」、雨宮さんは「イチャイチャしていたかと思うと、いきなり理系モードになる落差があった」「しかも(理系用語を)言いなれてる感を出さないといけなかった」と本作ならではのギャップについて振り返った。

次は「リケ恋マニアッククイズ」だ。

『「氷室が雪村を好きであると判定した証拠の構成要素の割合を表した円グラフ」、隠れた2.2%の項目は?』、『虎輔が藍香のために費やした金額、227,542円のうち15,800円は何を買ったもの?』など、これまた重箱の隅をつつくようなクイズが続出。

「2.2%の項目」については、置鮎さんが「一緒にコント?すると楽しそう」、麻倉さんが「嗅ぎたい」と回答。「虎輔が費やした金額」については大森さんが「シルバニア的なハウス」と答えるなど、途中からすっかり大喜利の様相を呈し始め、ステージ上は大盛り上がり。トークが熱を帯びるあまり、マイクを通さずにやりとりするひと幕も。

観客も声を出す代わりに、盛大な拍手で応える。イベントも中盤に差しかかり、出演者も観客もノッてきた様子だ。

ちなみに時間の都合で、2問でクイズは終了。2問目の「虎輔が費やした金額」で1億ポイントを獲得した正解者(ちなみに正解は「抱き枕カバー」)には、沖縄土産がプレゼントされた。

朗読&ライブで感動のフィナーレ!


イベント後半は全員白衣に身を包んで、声や内面だけでなく外見までもキャラクターそのものとなったオールキャストによる朗読劇が披露された。

誰が一番雪村と氷室をドキドキさせるセリフを言えるか、という実験を行うことになった池田研の様子を描くということで、キャラを演じつつも声優としての技量も試される今回の劇。

個人的には、最終話に氷室が叫んだ「仲直りさせてよ!」の一連の台詞を完璧にコピーしてみせた大森さんに「グッジョブ!」と言いたい。

そのほか、雪村の甘いセリフに幼児化する氷室のかわいすぎる声や、池田教授らしからぬイケボによる「俺のモノになれ、氷室」など、観客的には、ひたすら耳が幸せになる朗読劇であった。

トークパート終盤には、待望の「リケ恋」第2期制作決定も発表され、会場の熱気は最高潮に。

嬉しいニュースに、内田さんは「ここから先、新たな証明ができるということで楽しみで仕方がない」とコメント。雨宮さんも、「みんなでやるアフレコが楽しみ。このメンバーでまた証明できるのが楽しみ!」と第2期への期待を語った。

イベントのフィナーレを飾ったのは、雨宮天さんによるオープニングテーマ「PARADOX」のライブ歌唱だ。氷室を思わせるタイトスカート姿で熱唱した雨宮さんは、「皆さんの前で歌うのが久しぶり」ということで緊張したと語るが、いざ歌うと振り付けもバッチリ! ノリノリの歌を披露し会場を盛り上げた。

そして再びオールキャストが登場し、エンディングテーマ「チューリングラブ」で盛り上がる一同。キャスト陣が合いの手を叫べば、観客は手拍子で盛り上げる! 第2期への期待と「リケ恋」イベントが成功したことへの喜びが爆発したかのようなクライマックスとなった。

最後に、イベントを終えた内田雄馬さんと雨宮天さんのコメントをどうぞ!

内田雄馬×雨宮天、イベント後インタビュー!


──お疲れ様でした! 今回のイベントはいかがでしたか?

内田 クロストークすること自体の楽しさがありました。アクリル板を隔ててでしたけど、みんなと直接会話するのって、今はアフレコ現場でもほとんどありませんから。

雨宮 そうなんです。スタジオに集まれるのは、多くても4人くらい。そのほかの方は、別々に時間ごとに収録っていうのが今のスタイルなので、確かにみんなでお話しできるっていうことが面白かったです。ほかのキャストさんもそういう思いがたまっていたのかなって思います。(福島)潤さんなんて、グイグイ前に出てきてましたよね(笑)。やっぱりコミュニケーションっていいなって思いましたし、これが池田研だよなってチームワークも感じられました。

内田 うん。そういうものを感じる事ができてよかったです。

──イベント終盤、第2期が発表されましたが、意気込みをお願いします。

内田 第2期決定を教えてもらったのがイベントのリハ中だったんです(笑)。だから「本当に?」って尋ねてしまいました。「リケ恋」のいいところは、雪村と氷室がお互いに好きだということを周りも知ったうえで、そこから先の過程をどう過ごすのかを描いているところだと思います。ほかの作品だと「最後に2人はどうなるんだろう?」というところを描くことが多いと思いますが、「リケ恋」は、結末はわかっていても、その過程で「こういう時に好きだという気持ちになるんだ」とほっこりしたり、ちょっと笑ったり。心が温まる部分もある作品なんですよね。きっと第2期も「早くくっついちゃえよ」って学生同士の恋愛を見守るような場面がたくさん出てくると思うので、見てる人のオキシトシンがたくさん出てくるように我々も演じていきたいと思います!

雨宮 これからも池田研の、すごく頭がいいんだか悪いんだかわからない活動が見れると思うと嬉しいです。氷室もクールでかっこよかったり、酔っぱらってかわいくなったりといろんな面を持っているキャラなので、これからどんな表情を見せてくれるんだろうと楽しいです。それに池田研のメンバーって全員大好きだし、誰もが応援したくなるキャラクターばかりなんです。第2期では、個人のこともより深く掘り下げられると思うし、ペアを掘り下げたお話も描かれると思うので今から楽しみです。

──ありがとうございました!

おすすめ記事