全ての並行世界を救え! スーパー戦隊第45作「機界戦隊ゼンカイジャー」制作発表会レポート! 主題歌はつるの剛士、劇伴は渡辺宙明が担当!

2021115日、特撮番組「スーパー戦隊」シリーズ第45作目「機界戦隊ゼンカイジャー」の制作発表会がシアターGロッソにて開催された。

2021年3月7日(日)にスタートするスーパー戦隊シリーズは「機界戦隊ゼンカイジャー」。1975年に「秘密戦隊ゴレンジャー」からスタートしたスーパー戦隊シリーズの記念すべき第45作となるこの「機界戦隊ゼンカイジャー」は、1人の“人間”ヒーローと4人の“ロボ”ヒーローが主役というこれまでにない斬新さと、“これぞスーパー戦隊!”という世界観をあわせもつ作品だ。
今回の制作発表会では、メインキャストおよび主題歌アーティスト、劇伴アーティスト情報が発表された。

ゲストMCとして最初に登壇した、スーパー戦隊大好き芸人のカズレーザーさんは、「35周年作品の『海賊戦隊ゴーカイジャー』との差別化が気になる」とファンならではの視点で期待を寄せる。

そんな中、ついに本作のビジュアルやストーリーが発表。センターの「ゼンカイザー」が人間で、周りを固めるほかの4人のメンバーが別世界・キカイトピアの住人である機械生命体「キカイノイド」というかつてないフォーメーション。数多くの並行世界を消失させてきたキカイトピアの悪の王朝「トジデント」が我々の世界にも侵略しはじめた。それに対抗するのが、人間と、彼らに味方する正義の心を持つキカイノイドたち──「ゼンカイジャー」なのだ。

本作の世界観では、歴代スーパー戦隊が活躍する並行世界がそれぞれ存在し、世界の壁を越えて力を合わせる「ゼンカイジャー」は、並行世界とどう出会っていくのだろうか……?

怒涛の如く押し寄せる斬新な設定に、「これどうなっていくの!?」と戸惑いを隠せないカズレーザーさん。

そこに追い打ちをかけるように、衝撃のメインキャスト陣が登壇。

ゼンカイザー/五色田介人(ごしきだ・かいと)役の駒木根葵汰(こまぎね・きいた)さん、ゼンカイジュラン役のジュランさん、ゼンカイガオーン役のガオーンさん、ゼンカイマジーヌ役のマジーヌさん、ゼンカイブルーン役のブルーンさんの5人が並ぶ。

カズレーザーさんは「アー写と違う方がいる!」と驚きの声をあげると、どうやらキカイノイドたちは変身して、「ゼンカイジャー」の姿になることが判明した。

駒木根さんは「僕ができることは、五色田介人という人間を1年かけて演じ切ることだと思っています。僕が小さいころにヒーローにもらった夢や、希望、あこがれを、今度は僕がヒーローになって子供たちに与えられたら」「自分(が主演)で大丈夫かなと思うのですが、やるからには全力全開で、皆さんと力を合わせてがんばりたい」と意気込みを語ると、キカイノイドの皆さんも「大獣神に負けないロボを演じたい!」(ジュランさん)、「ガオキングっぽい感じでやらせてもらいます!」(ガオーンさん)、「マジマジマジーロで緊張しています!」(マジーヌさん)、「ダイボウケンっぽい外見なので、それに恥じぬ大冒険をしたい」(ブルーンさん)とコメント。

世界や種族を超えて力を合わせていくことを誓った。

また本作には「ゼンカイジャー」を応援するヒロインも登場するということで、5人を見守る五色田介人のおばあちゃんこと五色田ヤツデ役・榊原郁恵さんが登場。

アクションシーンにかかわることはないつもりの榊原さんだが、撮影初日にいきなり、台本にはなかった爆発シーンに挑戦したそうだ。まさに体当たりで演技に挑んだ榊原さんは、「何か役に立てるなら、おばあちゃん戦隊としても登場したい!」と元気いっぱいにコメント。

「郁恵さんがいると現場が和む」と語る駒木根さんは、「さすがアイドルだなと。郁恵さんがいるとかっこいいところを見せたいとがんばってしまう」と撮影現場の雰囲気を語った。

記者からそのほかの撮影現場エピソードを尋ねられると、「(キカイノイドたちの)個性が強すぎて、僕がかすんでしまうんじゃないかなと頭を抱えています」と悩みを吐露。そのいっぽうで、休憩時間はみんなで雑談するほど打ち解けているそうで、アクションの仕方や高たい方、受け身のとり方をキカイノイドたちから教えてもらっているとのこと。

そのほか、「苦労したシーン」について尋ねられたジュランさんは、「合体シーンは……」と言いかけたところで周りからストップがかかってしまう。「詳しくはショナイで」とのことだが、キカイノイドたちが合体したりするのだろうか?

また、占いが得意というマジーヌが今後、どんな過去の戦隊が登場するか展開を占ったところ、「過去の戦隊は出ないかもしれません!」と衝撃的な結果を発表。これにはカズレーザーさんもびっくり。

最後に「一番がんばっている共演者」について尋ねられた駒木根さんは「榊原さん」とコメント。最初は自信満々で自分だと思い込んでいたジュランさんも、「夏のお嬢さんには勝てねえや!」と榊原さんのがんばりを認めた様子だった。

続いて気になる主題歌アーティストの発表だ。

主題歌「全力全開!ゼンカイジャー」を歌うのは、つるの剛士さん。


つるのさんは「スーパー戦隊のスタートが1975年、自分も1975年生まれ。戦隊と一緒に育ってきたと言っても過言ではない!」「男冥利に尽きる」と喜びをアピール。

また、劇伴を手がけるのは「秘密戦隊ゴレンジャー」「ジャッカー電撃隊」をはじめ、初期のスーパー戦隊の音楽を手がけた、レジェンド作曲家の渡辺宙明さん(御年95歳!)と発表されると、「マジですか!」とカズレーザーさん。

「大戦隊ゴーグルV」以来、実に39年ぶりにスーパー戦隊に全面参加となる渡辺さんだが、映像コメントでは「幸福感ある曲を依頼されている。うまくいっていると思う。ぼやっと聴かないで、(劇伴を)集中して聴いたいただきたい」と自信をにじませていた。

なお本作のTV放送に先駆けて、2021年2月20日公開の「スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021」にて、「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE」が公開予定だ。待ちきれないという方は、一足先に映画館でゼンカイジャーたちの活躍をその目で確かめよう!

【作品情報】

■機界戦隊ゼンカイジャー

・3月7日(日)より放送開始

・毎週日曜日 午前9:30〜10:00 テレビ朝日系

・原作:八手三郎

・プロデューサー:井上千尋(テレビ朝日) 白倉伸一郎、武部直美(東映) 矢田晃一、深田明宏(東映エージエンシー)

・脚本:香村純子 ほか

・監督:中澤祥次郎 ほか

・アクション監督:福沢博文

・特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)

・音楽:渡辺宙明、大石憲一郎

・主題歌:「全力全開!ゼンカイジャー」 歌:つるの剛士

・制作:テレビ朝日 東映 東映エージエンシー

<キャスト>

・ゼンカイザー/五色田介人:駒木根葵汰

・ゼンカイジュラン/ジュラン: CV・浅沼晋太郎

・ゼンカイガオーン/ガオーン:CV・梶 裕貴

・ゼンカイマジーヌ/マジーヌ:CV・宮本侑芽

・ゼンカイブルーン/ブルーン:CV・佐藤拓也

・五色田ヤツデ:榊原郁恵

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