プレステ5でゲームはどう変わる!? 発売から2か月、アキバ総研編集部がようやく「PlayStation5」を体験してみた! レポート
世界が待望した次世代ゲーム機「PlayStation5」が発売されて、はや2か月が経過しました。発売前の期待とは裏腹に、さまざまな状況ゆえにまだまだ多くのゲームファンの手元に届いているとは言い難い状況で、「遊びたいけど、どこにもない!」という声はあちこちから聞こえてきます。
まるでツチノコのごとく幻のゲーム機となりつつある「PlayStation5」
(以下、プレステ5)ですが、アキバ総研編集部はなんとか現物をゲット! というわけで、改めてプレステ5のレビューに挑戦してみました。
起動までのプロセスやゲームソフト体験。そして、PlayStation4ソフトの下位互換の検証を紹介します。
まずは箱を開封!
これがまたなかなかの大きさで、取り出す際は箱を横に倒すことが公式からもアナウンスされています。
これが実物! 大きいです。重いです。部屋の隅に置いてると空気清浄機に見えます。
流線型の本体上部のデザインは非常にオシャレで、一見してゲーム機とは思えませんね。家電製品のように、リビングになじみそうです。
付属品の台座を使えば縦、横どちら置きでも安定させることができます。
こちらが「DualSenseワイヤレスコントローラー」。これまでのプレステコントローラーを踏襲しつつも、さらに手にフィットするようなデザインです。
実際に持ってみると、すっぽり手に収まる感覚で快適!
さあ、セットアップ開始です。
起動させるとまずはネット接続設定から。これがないと何も始まらない!
そうそう。プレステ5はプレステ4までとは異なり×ボタンが決定、〇ボタンがキャンセルという操作がデフォルトになってるんですよね・・・
ちなみにセットアップはスマホアプリ「PlayStation App」も使うと、非常に楽ちんになります。PlayStation4ユーザーの方も、お手軽にアカウント情報を移行できます。
設定時にNETFLIXやYouTubeなどのメディアアプリのダウンロードも一緒に行えます。
PlayStation4本体が同じネットワークに接続していると、セーブデータの共有もできます。
セットアップ完了! ここまでおよそ30分程度。
ホーム画面が展開し、いよいよPlayStation5の世界に突入です。
ASTRO's PLAYROOM
PlayStation5には「ASTRO's PLAYROOM」というゲームがプリインストールされています。
このゲームは、PlayStation VRで大絶賛を受けたアドベンチャーゲーム「ASTRO BOT: RESCUE MISSION」の開発チームが手がけた本作は、「DualSenseワイヤレスコントローラー」の機能を紹介しながらさまざまなステージを探索していきます。
PlayStation4のコントローラー「DUALSHOCK4」で採用されたタッチパッドやジャイロセンサーを利用した体感を伴った操作はもちろん……
コントローラーのマイクに息を吹き付けることで、画面内の風車を回すことも可能。
何より感動したのが、「DualSenseワイヤレスコントローラー」の特徴である、ハブティック技術です。これまでのブルブル振動だけでなく、風や雨粒が当たる感覚など非常に繊細な体験が可能。さらにコントローラーに内蔵されているマイクから音声が出力されるのですが、これとPlayStation5の3Dオーディオ技術とのあわせ技で、まるで自分の周囲に本当にサウンドが広がっていくような感覚になれてしまうのです。
この没入感はちょっとすごいです。
こんなゲームがプリインストールされてるなんて……。プレステ5、恐るべし!
古参ゲームファンとしては、ステージを攻略していくと入手できるPlayStationの歴史に関する豆知識やアーティファクトが嬉しいところ。
PlayStation ラボに飾って、自分だけの展示ルームを完成させよう!
Marvel's Spider-Man Miles Morales
プレステ4で話題になった「Marvel's Spider-Man」の続編が、プレステ5に登場。(プレステ4版も同時発売)
前作もかなりスゴいグラフィックで、大いに話題になりましたが、本作はさらにその上を行く超絶グラフィック!
ゲームを始めると、前作と同じような操作説明も兼ねたイントロダクションのミッションがスタートします。流れは前作を踏襲したものとなっていますが、より派手に、よりダイナミックなアクションがお手軽に操作できるようになっています。
今作の主人公であるマイルス・モラレスの必殺技「ヴェノム・パンチ」を使いこなして、強敵ヴィランを倒していこう。
そしてしばらく遊んで気づいたのですが……、ほぼロード時間がない! これは、プレステ5に搭載されているカスタムSSDの恩恵です。ロード時間短縮がハードの売りとしてアピールされていましたが、これは冗談抜きで快適です。
ひとまずプレステ5の表現力を思う存分味わえて、たっぷりゲームとしてもやりこめる本作はひとまず本体とセットで購入するべき1本と言えます!
リビッツ! ビッグ・アドベンチャー
「リトルビッグプラネット」シリーズの最新作です。
こちらもプレステ4版も同時に発売されています。
毛糸や布で作られたキャラクターやステージを舞台に、プレイヤーは主人公リビッツを操作して、悪者・ヴェックスに連れ去られた仲間を助けよう、という本作。
本作はハブティックを思う存分堪能できるという点で、やはりハードと一緒に購入していただきたい1本なのです。
やわらかそうな地面を歩いたり、風に揺られたり、空を切って大ジャンプしたり……。さまざまなシチュエーションを、映像やサウンドだけでなくコントローラーからも体験できるのです。
この毛糸感はすごい!
PS4ソフト「龍が如く7」「創の軌跡」を遊んでみる!
プレステ5は、プレステ4向けのタイトルをプレイできる後方互換機能を搭載しています。プレステ4用のディスクを入れると、自動的にプレステ5用のアップデートファイルが自動的にダウンロードされます。
今回は「龍が如く7 光と闇の行方」を遊んでみましょう。
ご覧の通り、グラフィックはほぼそのまま。下位互換とはいえ、プレイ中に動作が重くなったり、エラーが起こるようなことはありませんでした。
アップデート版ならではの要素としては、プレステ4までとは異なり×ボタンが決定、〇ボタンがキャンセルという操作がデフォルトになっているので、それにともなって、プレステ4用タイトルのボタン配置も修正されています。
このように、ちゃんとグラフィックも修正されています。(プレステ4では、攻撃やガードは〇ボタンだった)
そして、「英雄伝説 創の軌跡」はダウンロード版をプレイ。
なお、PlayStation Networkアカウントを共有すると、プレステ5本体でもそのままダウンロードすることができるので、セーブデータを共有することで、プレステ4で遊んでいたゲームを続きから遊ぶことができます。
こちらも快適にプレイ可能。
それにしてもやはり驚きなのが、ほぼロード時間がないことです。サクサク画面が切り替わります。
この快適プレイを味わうと、もうプレステ4には戻れない……!
というわけで、ざっくりではありますがPlayStation5体験レポートをお届けしました。
新しいゲーム体験を喧伝していたプレステ5ですが、実際に体験すると確かに今までのゲームにはないエキサイティングな体験だらけ! これは遊ばないのはもったいない!!
今後、PlayStation5の流通台数も増えてくるでしょうが、本格的にプレステ5を楽しめるのはまだまだこれからでしょう。2021年、プレステ5の動向に注目です!
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