時間や場所にとらわれないイベントに──「Anime Japan2021」最新情報が一挙公開された情報番組「AJプレゼンテーション」に、公式アンバサダー・西川貴教も駆け付けた!

2021年2月18日、世界最大級のアニメイベント「Anime Japan2021」開催に先駆け、「Anime Japan」(以下、AJ) の魅力をいち早く伝える情報番組「AJプレゼンテーション」がニコニコ動画、YouTube、ペリスコープにて放送された。

番組には、MCの声優・鈴木峻多さん、峯田茉優さん。AJ総合プロデューサー・寺田浩史さん(エイベックス・ピクチャーズ株式会社)、中嶋俊介さん(株式会社タツノコプロ)。宣伝プロデューサー・藤田雅規さん(東宝株式会社)。ステージプロデューサー・田中暎さん(株式会社アニプレックス)。AJ公式アンバサダーを務めるアーティスト・西川貴教さんが登場。初のオンラインイベントとして開催される「Anime Japan2021」の情報を発表した。

鈴木峻多さん

峯田茉優さん

まずは鈴木さん、峯田さんの呼び込みで寺田さん、中嶋さんの両プロデューサーが登場。新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年の「Anime Japan2020」を受け、どのような流れで「Anime Japan2021」開催に至ったかが語られた。

中嶋さんによると、実際に開催を決定するまでに大いに「悩んだ」そうだが、「主催者各社で話し合った時に、今回は何としても開催したいという思いがあった。大変な状況下で、AJとして何ができるか考えた時に、ファンの皆さんにイベントを見せてあげることが最大の恩返しと考えた」という。また「来年のAJに繋げるためにこの場に立っている」と決意を語った。

向かって左より、寺田浩史さん、中嶋俊介さん

「繋ぐ」というワードが出てきたが、今回のAJのテーマこそが「繋ぐ=∞」である。

このテーマには、「これまでのAJと、今後のAJを繋げたい」、そして「AJはファンと作品を繋げるブランドである」という2つの意味が込められていると同時に、ちょうど「Anime Japan2021」が8回目のAJであり、「8」の字と「∞」の字が似ていることから、今回から来年以降もずっとAJを繋げていくという意志を示しているそうだ。

そんな「Anime Japan2021」のキービジュアルは、新旧の人気アニメキャラクターが一同に会しした、ごった煮感あふれるものになっている。「よくも悪くも、ガチャガチャしている集合感がAJのキービジュアルの特徴」と語る両プロデューサーだが、よく見ればどのキャラクターも「Anime Japan2021」のTシャツを着用しているではないか。「同じものを身に着けたほうが繋がり感が出るのではないか」ということで、おそろいのTシャツ姿になったことが明かされた。

続いて、チケット情報が発表された。チケットを購入すると、その日のすべてのステージだけでなく、主催者施策をネット上で見ることが可能。さらに各出展社は現地に実際にブースを設営してもらい、そこから出展社ごとに独自の配信を行う予定だという。

西川貴教さん

続いて、公式アンバサダーのアーティスト・西川貴教さんも登壇。

多数のアニメソングを歌唱するいっぽう、熱心なアニメファンとしても知られる西川さんは、「AJを未来につないでいくために、より多くのアニメファンに知ってもらう必要がある」ということで白羽の矢が立ったという。西川さん自身も「自身もアニメに深くかかわらせていただくと同時に、アニメのファンでもあるので、ファン代表としてかかわらせていただきたい」と語る。

実は「Anime Japan2020」の「白猫プロジェクト」ステージにてライブパフォーマンスを行う予定だったという西川さんだが、新型コロナウイルスの影響でAJそのものが中止となったことはご存じの通り。西川さんも非常に悔しく思ったそうで、今回のアンバサダーの話をもらった際は「ぜひ!」とふたつ返事で答えたという。

ここで宣伝プロデューサー・藤田雅規さん(東宝株式会社)とステージプロデューサー・田中暎さん(株式会社アニプレックス)が登壇。具体的なイベント内容について紹介された。

藤田雅規さん

田中暎さん

「Anime Japan2021」の総出展社は46社。「AJ」公式サイトから各出展社のページに飛ぶことができ、そこで各ブースの配信やグッズを購入できるということで、「時間や場所にとらわれないAJにしたい」と藤田さんは語る。

また、田中さんよりステージの情報が発表された。今回は初のオンライン開催ということで会場のキャパシティに制限がなくなったことから、同サイズのステージが3つ用意されるそうだ。このステージイベントの模様は、すべてオンラインで公開される。

各ステージの名称は「無限大(Infinity)RED STAGE」「繋(Connect)GREEN STAGE」「永久(Everlasting)BLUE STAGE」。

「無限大(Infinity)RED STAGE」は歌唱ができるステージということで、ミニライブなどが行われる予定。「繋(Connect)GREEN STAGE」はさまざまな作品の新情報が公開されるステージ。「永久(Everlasting)BLUE STAGE」は、何が飛び出すかわからないステージと、ステージごとの特色があるという。

ステージの詳細については、こちらの記事からご確認いただきたい。


そのほか「AJスタジオ」という、AJ主催イベントも配信予定。

「第4回 アニメ化してほしいマンガランキング」や、アニメの制作現場を知ることのできる「Production Works Channel」、「How to コスプレ」をテーマにした「コスプレイヤーズワールド」など、さまざまな角度からアニメを楽しめる企画が用意されていることが発表された。

なおこれらの配信映像は24時間のアーカイブ視聴が可能。両日のチケットを購入し、ノンストップで視聴し続ければすべての配信を楽しむことも事実上可能とのこと。これまでのAJでは、時間がかぶるステージは、泣く泣くどちらかを諦めねばならなかったことを考えると、非常にありがたいアニメファンも多いのではないだろうか。

西川さんも、「自宅でAJを見ることが感染症対策となるのでは」と、ニューノーマルに対応した「Anime Japan2021」に声援を送った。

番組は、西川さんの音頭でAJのキャッチフレーズ「アニメのすべてが、ここにある」をみんなで叫んで終了。新たな形で開催されるAJへの期待感が高まる放送となった。

なお、「Anime Japan2021」の詳細なイベント概要については、こちらの記事からご確認いただきたい。

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