「アニメージュとジブリ展」4月15日から開催! 「風の谷のナウシカ」や「ガンダム」の歴史を振り返る

松屋銀座は4月15日(木)~5月5日(祝・水)の期間、「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった」を8階イベントスクエアにて開催する。
(3/17(水)17:00~チケット第2次抽選販売が開始)

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展覧会では今回初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画や、押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料など約200点以上を展示。展覧会開催に先立ち、前売券の抽選先行受付が3月8日(月)よりスタートしている。また、アニメージュとジブリ展に関する最新情報をお伝えする、公式SNSも開設された。

【開催情報】
■「アニメージュとジブリ展 」一冊の雑誌からジブリは始まった
展覧会公式HP :#
開催期間:2021年4月15日(木)~5月5日(祝・水)
開催場所:松屋銀座8階イベントスクエア
開場時間:午前10時30分~午後7時30分(最終日は午後5時閉場、入場は閉場の30分前まで)

※日時指定制となる。
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により営業日・営業時間が変更となる場合がある。詳しくは松屋ウェブサイトにて。


企画制作 :株式会社ニュートラルコーポレーション
企画協力 :株式会社スタジオジブリ・三鷹の森ジブリ美術館
協力 :株式会社徳間書店、マクセル株式会社

日本アニメを発展させた一人、鈴木敏夫の道のりを振り返る

本展覧会では、鈴木敏夫さんが編集者として活躍していた時期(1970年代末から1980年代)に焦点を当て、まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、79年に登場した「機動戦士ガンダム」の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木さんが後のジブリにつながる高畑・宮崎両監督を発見し、彼らとの映画製作に傾斜していくまでの道のりを紹介する。


かつて「子どもが観るもの」であったテレビアニメだが、1974年に「宇宙戦艦ヤマト」が放送されて以降、アニメを自分たちに向けられた作品だと受け止める若者たちが出現。「アニメージュ」はそうした時代にアニメの盛り上がりの中で、ファンと作り手の架け橋となる日本初の商業アニメ専門誌として生まれた。鈴木さんは、「アニメージュ」を作ることで日本のアニメをここまで発展させる道を拓いた立役者の一人でもあったのだ。


「アニメージュ」の大きな功績のひとつは、過熱するアニメブームの中で才能のある作家たちを発掘 し、「アニメージュ」で取り上げることで彼らに焦点を当て、世に送り出していったことだろう。ここには、鈴木さんの編集者としての目利きと、作家を育てていくという目線がある。鈴木さんはこの時代に、宮崎駿さんと高畑勲さんを発見し取り上げることで「風の谷のナウシカ」を生み出し、それはその後のジブリ作品につながっていった。本展覧会では、そうした鈴木敏夫さんのプロデュース術や、仕事術の一端も明らかにされる。

・鈴木敏夫さん

(撮影:荒木経惟)

ガンダムやナウシカ、4つのエリアと展示物を紹介

本展覧会では、1970年代末から1980年代のスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫さんについて“編集者”としての「もう一つの仕事」に焦点をあて、スタジオジブリの原点を振り返る。
ここでは、展覧会の中でもアニメージュの流れを追う4つのエリアと展示物を紹介する。


■アニメージュ誕生!「テレビまんが」からアニメブームへ
1970年代後半のアニメブームの勃興期を、当時のアニメ映画ポスター、アニメグッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返る。
「テレビまんが」としてひとくくりにされ「アニメ」という言葉すら定かでなかった時代に、自分たちの手で同人誌を作り、ファン 同士で交流を深め、そして時にはアニメスタジオを訪問し作り手と交流さえしていた若者たちがいた。そういう時代背景と彼らの熱気があって、日本初の商業アニメ専門誌「アニメージュ」が生まれた。
本エリアでは、「アニメージュ」に先行して存在していたアニメ関連出版物も広く展示することで、「アニメージュ」の他にない独自性を示す。


■アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた ガンダムが変えた歴史
1979年4月から放送が開始されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」に「アニメージュ」は注目し、雑誌をあげて全面的に応援。「ガンダム」を作っているのはどんな人たちなのか、富野喜幸(由悠季)監督をはじめ、美術・デザインに係る人々や作品に命を吹き込む声優の人々を、繰り返し特集で取り上げた。読者は初めてアニメを誰がどのように作っているのかを知り、作品と同じように「作家」たちにも熱い視線を送るようになった。


本エリアでは、「アニメージュ」がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを誌面の再現や当時の制作資料で振り返る。また、 ガンダムブームのもうひとつの表れである「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」に注目し、初期ガンプラによる「機動戦士ガンダム」の名シーンを立体で表現したジオラマも展示する。


■加速するアニメブーム 拡大するアニメージュ
ガンダムによって加速したアニメブームは、若い作り手が参加した作品が増えるなど、さらなる発展を続ける。「アニメージュ」にも、 鈴木敏夫さんの方針でファンと同世代のアルバイトスタッフが大量に投入され活気づいた。また、「アニメージュ」の活動は範囲を広げ、ファンとの大規模な交流イベントやラジオ番組、レコードやビデオが生まれ、出版物も文庫本やムック本などが続々と発刊された。雑誌の枠を超えた拡大は、いずれ自身が主導するアニメ作品制作へとつながっていく。


本エリアでは、鈴木さんの志向性が色濃く出た「表紙」と「付録」のギャラリーを楽しめる。特に付録は「情報誌」には珍しく、市販品よりも凝ったグッズや冊子、ポスターなどが毎月ついていた。かつてのファンにはたまらなく懐かしい、貴重な付録や広告物を展示する。


■ナウシカへの道 一冊の雑誌から映画が誕生
鈴木さんは「アニメージュ」の編集を通じて、二人の作家と出会った。 高畑勲さんと宮崎駿さん、アニメージュの創刊号で特集した日本のアニメーション史に残る名作「太陽の王子ホルスの大冒険」を中心で生み出した二人だ。鈴木さんは、ガンダムや宇宙戦艦ヤマトなどの松本零士アニメが大人気だった81年 8月号に宮崎駿監督の31ページにもわたる大特集を掲載したのを契機に、一気に高畑さん・宮崎さんらに寄りそう路線をとることを宣言したのだ。


本エリアでは、 82年2月号の原作マンガ連載開始を経て、84年に映画「風の谷のナウシカ」が誕生するまでの道のりを振り返る。さらに、今まで紹介されることの少なかった貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料を、その描き手が「アニメージュ」でどう紹介されてきたか、という視点から多数 展示。中でも「アニメージュ」という雑誌から映像制作が始まったという表れとして、徳間書店制作の他の映像作品をまとめて紹介。鈴木さんが力を入れた押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料展示や、今回初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画にも注目だ。



チケット情報 2次抽選は3月17日から!

本展の入場は全日日時指定制。事前に来場日時を決めてチケットを購入していただく(入場日時により完売の場合がある)。


<入場日時指定券>
【前売】一般 ¥1,300/高校生 ¥800/中学生 ¥600/小学生 ¥400
【当日】一般 ¥1,500/高校生 ¥1,000/中学生 ¥800/小学生 ¥600

※日時指定券や日時指定入場整理券をお持ちでない方の、グッズコーナーのみの入場は不可。
※4/15(木)以降は全日程、当日料金となる。
※前売時に完売した場合、当日券の販売は実施されない。
※松屋カード・松屋ゴールドカード・松屋友の会カード・株主お買物優待カード・障害者手帳をお持ちのお客様は別途「日時指定 入場整理券(無料)」が用意されているが、抽選となる。申し込み方法は松屋ウェブサイトにて。


<販売スケジュール>
1)抽選先行受付
第1次抽選販売:終了
第2次抽選販売:3/17(水)17:00~3/21(日)23:59

2)一般販売
前売:3/27(土)10:00~
当日:4/15(木)0:00~各日・各入場開始時間まで
※先着順。先行受付で入場券の予定数が完売した場合、一般発売は実施されない。


<購入方法>
ローソンチケット(Lコード37000)にて販売。
※第1次抽選及び第2次抽選の申し込みはインターネット受付のみ。 店頭Loppiでは応募できない。
※詳細はローソンチケットウェブサイト(#)にて。

【新型コロナウィルス感染拡大防止対策について】
松屋銀座では新型コロナウィルス感染拡大防止とお客様ならびに従業員の安全確保のため、以下の取り組みを実施いたします。
※マスクを着用していないお客様の入店をお断りする場合がございます。
※体温が37.5℃以上の方や体調がすぐれない方の入店をお断りする場合がございます。
※入場時の手指の消毒や、こまめな手洗いをお願いいたします。
※感染防止のため、壁や展示ケースに触れないようお願いいたします。
※展覧会会場内および作品鑑賞の際は、他のお客様と距離をとってご鑑賞ください。
※展覧会会場内、物販会場での会話は可能な限りお控えいただくようお願いいたします。
※物販会場にビニール手袋を用意しております。ご希望の方はお申し付けください。
感染拡大防止に向けた取組みについて、詳細は松屋ウェブサイトをご覧ください。

また、公式SNSでは展覧会に関する最新情報やグッズ・チケット情報を発信。SNSでしか見ることのできない準備の様子や展示の裏側も公開予定だ。

Twitter:@animage_ghibli
Instagram:@animage_ghibli

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