「ガルパン」「WOT」仕様の戦車もあるよ! 人気食玩シリーズ最新作「ワールドタンクミュージアムキット vol.6」でジオラマに挑戦!!【食玩道 第19回】

皆さん、こんにちは!ホビー系ライターのKariyasu☆(カリヤス) です。「大人の食玩」 をテーマに、気になる食玩キットをレビューして改造して遊び倒すこのコーナー。第19回は、エフトイズから発売中の「 ワールドタンクミュージアムキットvol.6」です!
※2021年3月29日更新:一部表現に不適切な内容・表現がありましたので、該当箇所を修正・削除いたしました。(編集部)

2000年代に海洋堂が企画・製作して大ヒットした「ワールドタンクミュージアム」シリーズ。その意志を引き継ぎ、1/144スケールながら精密な戦車模型を楽しめる「ワールドタンクミュージアムキット」の第6弾がついに登場しました!

キットは彩色済みで、組み立てもとても簡単。リアルなマーキングデカールも付属します。また、組み立て説明書の裏には人気イラストレーターのモリナガ・ヨウさんのかわいいイラストが載っていて、製作意欲も湧いてきます。

用意するもの:ニッパー、ピンセット、プラモデル用接着剤(小さいパーツなどで少し使います)

ラインアップ紹介

今回のラインアップは、まさかの「センチュリオンmk1」「五式中戦車」「JS-3」と、第二次大戦末期に開発されたものの、実戦で活躍しなかったマイナー車輛3種×3パターン! いやー、これはたまらんですよ!

【センチュリオンMk.1(イギリス)】

現代の主力戦車、MBTの基礎になった傑作戦車。大戦末期に完成したものの、実戦に投入される前に終戦したため活躍できなかったマイナー車輛でしたが、アニメ「ガルパン」に登場したことで一気に知名度アップ。バランスのとれた、きれいなデザインが魅力的ですね。

左から、対戦ゲーム「WOT(World Of Tanks)」をイメージしたデザート仕様、「ガルパン」をイメージしたグレー仕様、史実の英国陸軍仕様。

【五式中戦車(日本)】

旧日本軍が開発した幻の大型戦車で、通称チリ。終戦までにたった1輌が試作されたのみで量産予定もなく、実戦に投入されずに終戦を迎えた、謎に包まれた戦車です。

※説明書では部品番号の5と11が逆になっているので、注意して組み立てましょう!

左から、三色迷彩仕様、終戦時GHQ鹵獲接収仕様(記録写真風)、「WOT」単色仕様。

JS-3(ソ連)】

ソ連軍が大戦末期に開発した重戦車で、「IS-3」とも呼ばれます。ドイツ軍、日本軍どちらとの戦闘にも間に合わず、戦後すぐに開かれた戦勝パレードで事実上の初披露、その重厚なスタイルと強大な主砲は西側諸国に衝撃を与えました。その後冷戦期には2000輌以上も量産されましたが、多少実戦に投入されたのみでほぼ活躍はしませんでした。ペッタンコの鋳造砲塔が特徴的です。

左から、1956年ハンガリー動乱時仕様、エジプト 1967年第125戦車旅団第三次中東戦争仕様、本国配備仕様(1945年)。


ジオラマにしてみる!お手軽篇

組み立てが終わったら、ジオラマにして遊んでみましょう! まずは、誰でもできるお手軽編。センチュリオンのデザート仕様を使って、戦闘(走行)シーンを再現してみます。

100均で売られているプラケースのベースにタミヤテクスチャーペイントのライトサンドを盛り付け、タミヤのウェザリングマスターやパステルなどでグラデーションをつければ砂漠(荒地)の完成。後は、手芸用のコットンを水性塗料で適度に着色してうまく組み合わせれば、砂漠(荒地)で行動するセンチュリオンのジオラマのできあがり!

車体を強めに傾ければ、実際の戦車の動きとは違った、アニメやゲームに登場する戦車っぽい躍動感が演出できます。

ジオラマにしてみる! ステップアップ篇

さて、今度はもう少し手間をかけて工作してみましょう。五式中戦車とJS-3を使って、架空の戦闘シーンのジオラマを作ってみたいと思います!

お手軽編と同じく、ベースは百均の細長いプラケースを使用。ベースに合わせて切ったスチレンボードを貼り付けたあと、地面の凹凸を表現するために流し込み接着剤を塗って表面を溶かします(ツールクリーナーなどでも代用できます)。ちなみに、今回は五式中戦車をダックイン(戦車の車体部分を隠すこと)させたいので、車体に合わせてスチレンボードを一部切り抜いています。

側面を黒く塗ったら、タミヤテクスチャーペイントの土(ブラウン)を塗布し、乾燥後にパステル(ピグメント)をまぶして色味に変化を出します。ここは、お手軽編と一緒ですね。

最後に、ジオラマ用に販売されている草木をバランス良く接着し、細筆で黄色と白の塗料をチョンチョンとひっつけて花を咲かせたら完成です! 今回は春~夏の大地をイメージしたので、全体的に明るめに塗装しています。また、五式中戦車にはカムフラージュ用の草を載せてあります。

実際には大型戦車同士がこんな至近距離で撃ち合いになることはそうそうないですし、草むらに隠れる場合は徹底的に隠すのですが、今回は見栄え重視で製作してあります!

「敵日本軍戦車発見!やられる前にやれ!」

「気づかれた!JS-3は砲塔が硬いからな、車体側面に1発お見舞いしてやれ!」

晴天の日に野外で撮影すると、こんな感じに。戦車と一緒に草むらに潜む兵士の気分になれた気がします。本物の日光の下で撮影するのは楽しいので、皆さんもぜひチャレンジしてみてね!

さて、いかがでしたか? 第7弾ではどんな戦車が登場するのか楽しみですね。それでは、またお会いしましょう!

【商品情報】

■ワールドタンクミュージアムキットVOL.6

・メーカー:エフトイズ

・発売中

・全9種類:センチュリオンMK1、五式中戦車、・JS-3

・商品内容:車体1セット+説明書1枚+リンゴガム1粒

・販売店:スーパー(菓子売場)、家電量販店(玩具売場)、ホビーショップ、模型店、専門店などでお買い求め下さい。

・価格:638円(税込)

<文/Kariyasu☆(カリヤス)>

オタク、ホビー系ライター。模型、アニメ、声優、アイドル、音楽など様々なジャンルを探究中で、プラモデルや食玩の作例を担当。WOTは長らくプレイしていて、今回登場した戦車はどれもよく使用していました♪


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