冬アニメの人気1位は、OP、EDテーマ投票も制覇したあのアイドルアニメ!「2021冬アニメ人気投票」結果発表!

2021年3月25日~2021年4月8日の期間で開催されていた、アキバ総研公式投票企画「どれがおもしろかった? 2021年冬アニメ人気投票」の投票が締め切られ、その結果が出た。

2021年冬アニメは、アイドルアニメが複数放送されたほか、人気シリーズの最新作も多数。どれを見ても面白い!という、豊作のシーズンとなった。そんな2021年冬だが、アキバ総研のユーザーはどの作品が面白かったと評価したのだろう。

まずは、ベスト10にランクインした作品を見てみよう。

1位 ゲキドル 280票
2位 装甲娘戦機 132票
3位 ウマ娘 プリティーダービー Season 2 59票
3位 天空侵犯 59票
5位 ワールドウィッチーズ発進しますっ! 45票
6位 無職転生 ~異世界行ったら本気だす 38票
7位 Dr.STONE STONE WARS 31票
8位 転生したらスライムだった件 第2期 第1部 28票
9位 ゆるキャン△ SEASON2 25票
10位 のんのんびより のんすとっぷ 23票
10位 ホリミヤ 23票


多数の話題作、そして乱立するアイドル系アニメの中でトップを制したのは「ゲキドル」だった。舞台演劇を愛する少女たちが、アイドル活動も開始する、ということでよくあるアイドルものかと思いきや、徐々にストーリーはSF色を強めていき、最後は50億人の人類を救う壮大な結末を迎えるという異色の作品であった。またリアルで展開している舞台とも連動する要素があり、一粒で何度もおいしい作品として断トツの票数を集めた。
ちなみに「ゲキドル」は2021年冬アニメの人気投票において、OP投票、ED投票でも1位をゲット。昨シーズンの三冠を飾った。
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2位は「装甲娘戦機」。「ダンボール戦機」のスピンオフ的な本作は、いわゆるメカ少女もののひとつだ。「ダンボール戦機」のプラモデルの箱を開けると、LBXを身にまとう「装甲娘」たちが命がけの戦いを繰り広げる異世界に転移してしまった少女・リコの活躍を描く。メインスタッフの多くは、10年代のロボットアニメの金字塔「マジェスティックプリンス」を手がけていたということもあり、アクション描写は一見の価値あり。かわいいキャラと激しいバトルシーンのギャップが面白かった。

そんな「想像していたものとはちょっと違う」というギャップや意外性が目立ったTOP2作品であった。

3位は、「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」「天空侵犯」が同票数でランクイン。
「ウマ娘」は、ちょうど放送期間中にリリースされたゲーム版の人気が大爆発! その人気に引っ張られるように、グイグイと順位を上げていった。いっぽうの「天空侵犯」は、集計期間初頭より人気を集めていたタイトルだ。ビル群の中で繰り広げられるサバイバルアクションは、手に汗握る面白さ! 情け容赦なく登場人物が死んでいくハードな展開も目が離せない。

5位から下を見てみると、人気作品のシリーズ最新作やスピンオフが多く並ぶ。
5位「ワールドウィッチーズ発進しますっ!」は、501部隊と502部隊の日常を描いたスピンオフ。本編では見られない、キャラクターたちの楽し気なからみが堪能できるということで、シリーズのファン、日常系アニメ好きから支持を集めたといえる。
7位「Dr.STONE STONE WARS」、8位「転生したらスライムだった件 第2期 第1部」、9位「ゆるキャン△ SEASON2」、10位「のんのんびより のんすとっぷ」は、それぞれ人気シリーズの最新エピソード。面白さはそれまでのシリーズで保障されている点から、安心して見られる作品ともいえる。とりわけ「のんのんびより のんすとっぷ」はシリーズ完結作ということで、満を持しての放送となった。思わず涙したファンも多いのではないだろうか。

その一方で、新作も存在感をアピール。
6位「無職転生 ~異世界行ったら本気だす」は、いわゆる「なろう系」作品の人気作として鳴り物入りで放送スタート。本作のために制作会社・スタジオバインドが設立されるという気合の入れようだったが、そのかいあって非常に見ごたえのある作品となった。異世界に転生したからといって、お手軽に「俺TUEEEE」ができるわけでもなく、本質的に成長しないと何も変わらない……という、非常に現実的な内容だったが、それでも悪戦苦闘しつつ成長しようとする主人公の姿はなかなか熱いものがあった。
10位の「ホリミヤ」は、高校生たちの瑞々しい青春を描いた人気タイトル。コロナ禍の今だからこそ、本作が描くような「何も起こらない日常」の尊さが評価されたのかもしれない。

以上が2021年冬アニメの人気上位10作品となった。並み居る強力な続編タイトルと、それを押しのけトップを競ったオリジナル作品と非常に熱気あふれるシーズンだったことがうかがえる。そのほか、11位以下の作品も見ごたえある作品が並んでいるので、そちらもチェックしていただきたい。
上位タイトルを見逃した!という方も、今なら動画配信サービスでイッキ見できる作品が多いので、気になるタイトルはそちらで視聴してみてはいかがだろうか。

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