【ソフトを2名様にプレゼント！】ゆま、プレジデンテに就任！？　どっぷりハマれる独裁国家運営シミュレーション「トロピコ６ Nintendo Switchエディション」の巻【つみゲ部！ 第9話】

つみゲ部の民よ！　私の手腕でこの部は疑いようのないパラダイスになった！　だが、いまこの部はビッグな脅威にさらされている。部費の削減や部室の立ちのき要請。やつらの脅威に私であれば、必ず打ち勝つだろう。

私に投票するのだ。そして「トロピコ６」にも。わかってるよな……。

ゆま、よくぞ聞いてくれた！　私は今、このつみゲ部の指導者として、つみゲ部の民に演説をしていたのだ！

うむ！　正式には「独裁国家運営シミュレーション」だ！

そのワードのインパクトに負けることなく、ゲームの内容もかなりパンチの効いたものになっているんだ♪　というわけで、今日は「トロピコ６ Nintendo Switchエディション」を楽しみながらその魅力をたっぷり演説させていただこう！　民よ、しっかり私についてくるのだ！

「トロピコ６ Nintendo Switchエディション」は、パソコンやPlayStation 4で発売されている「トロピコ６」のNintendo Switch版だ。国の指導者・プレジデンテとなって、理想の国家を作っていくシミュレーションゲーム「トロピコ」シリーズの最新作となっているぞ。

うむうむ♪　実は私も「トロピコ6」を寝る前にSwitchの携帯モードで遊ぶのが日課になっていてな、なかなかやめどきを見極められず寝不足気味の毎日だぞ！　どうだっ！

素晴らしい洞察力だ、民よっ！

「トロピコ」シリーズの舞台は、カリブ海に浮かぶ、トロピカルなムード満点の架空の島国“トロピコ”なんだ。青い海、白い砂浜、そして緑の木々が生い茂る美しい島のグラフィックと、トロピカルムード抜群の陽気なラテン系BGMがゲームの特徴となっているぞ。

確かに街づくりはできるが、それだけにとどまらないのが「トロピコ」だ。住居や農園、工場などの施設建設や、道路や電気などのインフラ整備といった「街づくりシミュレーション」要素はもちろん多大にありつつ、憲法の制定や交易による輸出入の設定、他国との外交といった「政治シミュレーション」要素も楽しめるのがトロピコの最大の魅力となっている。

独裁政治というのは、特定の個人や党派などの少数者が国家権力を独占し、恣意的に行う政治のことだ。日本の政治形態とは異なるものなので私たちにはなじみが薄いが、世界には現代でも独裁国家やそれに近い体制を築いている国が多く存在している。

ふっふっふ……いいところに気づいたな、スイよ……いや、民よ……。

民衆の声に耳を傾ける善き指導者にもなれるし、私利私欲のために非道に徹する独裁者にもなれるという自由度の高さがトロピコの魅力だからな。もちろん、この「トロピコ６」でも悪に手を染めることができるんだ！

選挙の不正操作を行って自分の得票数を増やしたり、不正資金をこっそり個人口座に入れて私腹を肥やしたり、なんて言うのは日常茶飯事！

独裁者であるプレジデンテは、国民一人ひとりに対して悪事を働くこともできる。すなわち、自分に対してネガティブな印象を抱いている反対派の国民に、ワイロを送ったり、無実の罪で逮捕したり……暗殺までできてしまうんだっ！

まあ、これもフィクションであるゲームならではの表現だな。さらにさらに、「トロピコ6」で新たに加わった要素である「襲撃」を行うことで、「ストーンヘンジ」や「自由の女神」、「イースター島のモアイ像」などの有名な世界遺産を強奪し、自国に建設することができるぞ！

世界遺産のモニュメントを建てると島を訪れる観光客の評価が上がり、さらにモニュメントごとに異なる有益な効果がもたらされるぞ。

ずばり、彦根城だっ！！

「襲撃」以外にも、複数の島を開発できるようになったり建築可能な施設が前作よりも大幅に増えていたりと、「トロピコ６」から加わった新要素は盛りだくさんだ♪　昔からの「トロピコ」ファンも新たな気持ちで楽しめる、納得のクオリティと言えるだろう！

では、ここからは私が撮った画面写真を見ながら、「トロピコ6」のゲームモードについて詳しく説明していくとしよう。

まず、本作の基本となる「ミッション」モードだ。これは、随時提示されるクエストをこなしながら国づくりを進めていく、ステージクリア型のモードになっている。ミッションごとに時代や島の形が異なるので、常に新鮮な気持ちで遊べるぞ。

そのとおりだ。一定数のミッションをクリアすることで新たなミッションがアンロックされていく方式になっていて、先に進めば進むほど難しさが上がっていくので、順番に挑戦して「トロピコ6」のコツを掴んでいくのがオススメだぞ。ちなみに各ミッションは「イージー」「ノーマル」「ハード」の3段階から難易度を選ぶことができるので、自分の腕前に合わせて調整するといいだろう。

そのとおりだ、聡明な民よっ！

「トロピコ6」には「植民地時代」「世界大戦時代」「冷戦時代」「現代」の4つの時代があり、ゲームの進行と共に移り変わっていくんだ。時代が進むと、テクノロジーが進化して産業が変化し、建設できる施設の種類が増える。たとえば植民地時代にはなかった「発電所」が世界大戦時代に突入すると建設可能になる、といったことが発生するわけだ。

「それ以外にも、人々の要求内容が変化したり、発令できる布告の内容が充実していったりと、ゲームに変化が起きてプレイヤーに刺激を与えてくれるぞ。

いや、提示されるクエストを達成することで時代を移行できる仕組みになっている。なので、時代を進める前に次の時代を見据えて入念に事前準備をしておくというようなプレイが大切になってくるわけだな。

大丈夫だ、そんな民のために「チュートリアル」モードがあるぞ！　第1章から第5章までの構成で、ゲームの基礎から操作、画面の見方など、「トロピコ6」を遊ぶ上で必要となるさまざまなことを学ぶことができるんだ。プレジデンテの忠実な秘書官であるペヌルティーモが案内してくれるぞ♪

うむ、ペヌルティーモはトロピコシリーズではおなじみの人気キャラなんだ。日本語吹き替え音声も実装されているので、初めてトロピコシリーズで遊ぶプレイヤーは、ぜひ、一度聞いたら忘れられなくなるペヌルティーモの独特の語り口を楽しみながら「チュートリアル」を堪能してほしい。

うむ、「サンドボックス」モードというものがある。これは30種類以上ある島の中から好きなものを選び、開始時代や初期人口、初期資金などの各種項目や勝利条件をカスタマイズしてプレイできるモードだ。たとえば「初期資金が無制限＆海外からの支援が豊富」なんていうゴージャスな遊び方もできてしまうぞ。

うむうむ、自分にハンデを課し、より高みを目指そうというそのゲーマー魂、我が民ながらあっぱれだ！

ガッツリやりこんでみるもよし、まったり楽しんでみるもよし。好みに合わせた自由な遊び方を心ゆくまで楽しめるのは「サンドボックス」モードの魅力だな♪

いい心意気だ、民よっ！　それでは実際に「ミッション」モードで遊んでもらおう！

というわけで、ゆまにはミッション1「カリブ海のペヌルティーモ」に挑戦してもらうぞ！

最初のクエストは砂糖農園をひとつ持つことだな。メニューを開いて、「建設」から農園を選び、生産する資源を砂糖にするんだ。

これは「その場所が建設に適しているかどうか」を表している。緑色が最も適正が高く、黄色、赤になるに連れて適正は下がっていく。画面右側に効率の数値も表示されているので、100％に近くなる場所に建設することを心がけるんだ。

うむ。しかし、その場所だと道が繋がっていないな。生産した砂糖がきちんと運ばれるように、道路を敷いて農園と道を結ぶんだ！

それに気づくとは、さすがは我が民だ！

スイの言うとおり、「トロピコ6」ではゲーム中、好きなタイミングで時間経過のスピードを変えることができるんだ。施設建設後から完成までの間は倍速に設定したり、逆にじっくりこの先の戦略を考えたいときは一時停止したりと、適宜スピードを変えていくことでストレスのないプレイができるぞ。

民よ、お前はどれだけ察しがいいんだ！　まさにそのとおりで、このミッションでは任期がなくなるとゲームオーバーになってしまうんだ！

うむ、実はトロピコにはゲームオーバーになる条件が多数存在する。代表的なものは「一定期間ごとに開催される選挙で負ける」「反対派によるテロが起きてプレジデンテの住む宮殿が破壊される」などがあるな。

ゲームオーバーを回避するために重要となってくる要素のひとつが、ずばり国民の「幸福度」だ。ゆま、試しに、歩いている人にカーソルを合わせてXボタンを押してみてくれ。

うむ。「トロピコ6」では国民一人ひとりに名前や年齢、学歴、裕福度などの細かなパラメータが設定されているんだ。

そのとおり。食糧や仕事、治安など、国民が生活のどの要素に満足していて、逆にどの要素に不満を感じているかといったことを把握できるのが「幸福度」というわけだ。

住居を建て、食糧になる作物を生産し、酒場などの娯楽施設を建て、仕事を与えて……取り組むべき課題は山盛りだな！　ちなみに、リングメニューの「データ」から国民全体の幸福度を見ることもできるので、定期的にチェックするといいだろう。

ふっふっふ……気がついてしまったか。ずばりプレジデンテは今、ココナツの中に金を隠して“ゴールドナッツ”を作って密輸を行い、独立運動のための資金をこっそり稼いでいるのだ！

くっくっく……知らず知らずの内に悪に手を染めてしまったな、プレジデンテゆまよ！

いいんだ、ゆま、気にすることはない！　綺麗事だけでは回らないのが政治の世界だからなっ！

う～む、無自覚にサクサク悪事を行うとは……。ゆまは、最も政治家にしてはいけないタイプの人間かも知れんな……。

というわけで、ミッションはセーブをして一旦中断したぞ。さて、「トロピコ６」について実際に遊びながら語らせてもらったが、ゆまとスイ、どうだった？

うむうむ、「トロピコ6」にはプレイヤーが介入できる要素が大量にあるからな。覚えることも多いが、その分、ハマったときの沼っぷりは凄まじく、寝る間も惜しんでプレイしてしまうこと必至のゲームと言えるだろう！

せ、政治家の鑑のような発言だな！

国民の幸せのためなら悪事もいとわないと言うのか！　う～む、果たしてゆまはいい政治家と言えるのだろうか、それとも悪い政治家なのだろうか……？