【サイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!】最後の最後で、大きな壁を乗り越えたアフレコ!「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」公開記念エリザベス役・雨宮天インタビュー!

TVシリーズの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」のその後を描く、映画「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」が2021年7月2日(金)より全国ロードショーされる。本作は、原作者・鈴木央描き下ろしの完全オリジナルストーリーとなる。

映画「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」は、人間、女神族、妖精族、巨人族ら四種族が魔神族と争った「聖戦」終結後の世界を描いたもので、平和が訪れたはずの大地が突如新たな敵に脅かされ、再び〈七つの大罪〉たちが集結するという、胸が熱くなるストーリーになっている。

TVシリーズの余韻も冷めやらない中で公開される本作について、2014年のTVアニメ放送開始からエリザベスを演じ続けている雨宮天さんに、たっぷりと語っていただいた。

ーーTVアニメシリーズの続きとなる映画「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」が制作されるという話を聞いた時は、どう思われましたか?

雨宮 前に、「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」(2018年作品)を公開していて、もう一度劇場版があるとは想像もしていなかったので驚きました。ただ、最初の劇場版の時も鈴木央先生が物語を描き下ろしてくださったので、今回ももしかしたらと思っていて、ストーリーを知るのが楽しみでした(笑)。

ーーエリザベスは、デビュー間もない時期に受け取った役だと思います。これまで7年間演じてきて、自分の中でエリザベスがどのような存在となり、どんなことを受け取ってきましたか?

雨宮 もし7年前にエリザベスに出会っていなければ、今の私は違う役者になっていたのではないかと思うくらい、エリザベスに与えてもらったものは大きいと感じています。「この作品好きだな、このキャラクターを演じたいな」と思っていても、エリザベスが自分と似てなさ過ぎたので、自分に決まるとは思っていませんでした。だから「どうしてこのシーンでこういう言葉を選んだんだろう」と共感できないところも正直ありまして、それをひとつひとつ理解していく作業を繰り返してきたことで、私にはないエリザベスが持っているものを少しずつわかるようになれました。それが私の役者として、今の成長につながっているのだと思います。

私はその……愛情が深いタイプというか、母性がないタイプなんです(笑)。自分に近い好きな人になら愛情を注げますけど、エリザベスの愛って広いんですよね。博愛というか慈愛の心が強いので、そこは自分にない部分で難しいところだったんです。でも、「七つの大罪」はエリザベスだけではなく、それぞれにそれぞれの愛の形があって、それをすごく伝えてくれる物語なので、エリザベスと「七つの大罪」という作品を通して、愛の形や、その表現方法を学ぶことができました。

ーーそういった意味で、今回のアフレコでは自分の成長が感じられたのではないでしょうか。

雨宮 今回の収録は、メリオダス役の梶裕貴さんと2人きりで、自分たちのシーンをかいつまんで録っていくスタイルだったので、それほど雑談をする時間があったわけではないんです。ただ、メリオダスとエリザベスが2人きりになって、メリオダスを膝枕して会話をするシーンがあるんですが、そのシーンのテストで梶さんが、「今の台詞の言い方、すごくよかった。愛情を感じた」と言ってくださったんです。その梶さんの言い方も、本当に心から思ってくれているのを感じたのですごく嬉しかったんです。

私はずっと、愛情の表現が大きな課題であり壁だと思っていたので、それを劇場版の最後の最後で、素晴らしい先輩の心からの言葉として聞けたのがすごく嬉しくて、大事な思い出になっています。

ーーTVアニメシリーズで魔神族と戦った「聖戦」が終結し、平和な世界になったあとの話になりますが、そんな世界に生きるエリザベスを演じてみていかがでしたか?

雨宮 劇場版の映像をいただいた時、絵がほぼ完成に近い状態で、キャラクターの表情もよくわかる状態でした。そこでエリザベスの楽しそうな表情が見て取れたので、長い戦いや自分の心にあったものから解放されて、やっとメリオダスとの新婚旅行を心から楽しめる状況になったんだなというのが伝わってきました。

そこから問題は起こるんですが、そこに向かうときでもちょっと楽しそうなんです。それはこの劇場版でしか見せられない、大きな戦いが終わったからこそ出る、ルンルンなエリザベスだなと思いました。何の緊張も、構える気持ちもなく、ただ穏やかにメリオダスと語尾に音符が付いているようにルンルンで話しているのは、新鮮な感じがしました。


ーー梶さんは、メリオダスの弟でもあるゼルドリスを演じていますが、アフレコではどのような感じなのですか?

雨宮 実は私と梶さんが収録した前日に、ゼルドリスとゲルダ(CV.甲斐田裕子)が2人で録っていらっしゃって、メリオダスとゼルドリスは分けて録っていたんです。だからゼルドリス側の収録は見れていないんです。

今回の劇場版では、TVアニメ本編や原作では描かれていなかったゲルダと2人きりのゼルドリスの表情が見られるんですが、私が映像を見た時点で、すごく目をキラキラさせてゲルダに甘えている様子が見て取れたので「どう演じているんだろう」「どういうシーンになっているんだろう」って、私もすごく楽しみにしているところです。

ーー一緒に録れていないからこそ、映像を見る楽しみが増えますよね。

雨宮 今回はメリオダスとゼルドリスが一緒に戦うシーンがあるんですが、どちらも強いし絶対にカッコいいと思うんですよね。だからこそ共闘シーンを楽しみにしています。それでいうと、実は(エリザベスの母親であり、女神族を総べる)最高神を演じている倉科カナさんとも一緒に収録をできていないので、そのシーンがどうなっているのかも楽しみにしています。

ーー最高神との会話は見どころのひとつではありますね。

雨宮 そこはとても印象的なシーンで、最高神とはこれまで会話をすることがなかったので、台本をいただいたときから楽しみでした。ただ収録では苦労もあって、最高神ってサイズ感が違って物理的に大きな存在なので、1対1で対話をしていても、投げかけるような話し方になるんです。そこにいろいろな積年の思いを乗せなければいけないので、そこが難しかったです。遠くに声をかければかけるほど、繊細な感情って乗せづらくなるので……。

しかも長台詞を同じトーンで言うと、聞いている人もダレてしまうと思うので、すべてが大事な中でもどこを一番伝えたいのか、というのを考えながら芝居を組み立てていくのは大変でした。

ただ、より自分が大切に演じようと思ったシーンは最高神もそうですが、身近な存在でありエリザベスが愛している存在のメリオダスと義父のバルトラ……父上なんです。この会話シーンは大切に演じたいなと思いました。最高神は生みの親ですけど、エリザベスを演じている私から見た本当の家族って、血はつながっていないですけど父上だと思っています。会話は決して派手なシーンではないんですが、お互いの愛情を感じるんです。個人的には、そこがすっごく好きなシーンですし、ぜひ見ていただきたいところです!

ーーそういうお話をうかがうと、確かに「七つの大罪」はいろいろな愛が描かれている作品ですね。ちょっと話はそれますが、この作品のカップリングで、雨宮さんが一番好きな、もしくは推しているカップリングというのはあるのでしょうか?

雨宮 やっぱり劇場版だと、ゼルドリスとゲルダのペアは「これはいいぞ!」と思いました(笑)。TVアニメ本編でも強い絆で結ばれているというのは感じていましたし、ゼルドリスが結構かわいい人物なんだなというのは見えていましたが、さらにその上を行っていたので、この2人は見守っていきたいと思いました。

あとは、マーリン(CV.坂本真綾)とエスカノール(CV.杉田智和)の何とも言えない距離感も熱いんですよね。エスカノールの最期が本当に素敵な最期で、あのシーンを見てすごく好きになりました(TVアニメ「七つの大罪 憤怒の審判」第20話「倶に天を戴かず」)。なのでこの2つのカップルは選べないですね。両方推しです!

ーーさらにもうひとつ。メリオダスとエリザベスは、それぞれ「永劫の輪廻」と「永遠の生」という呪いの運命に打ち勝ちましたが、雨宮さんが運命に打ち勝った出来事、もしくは、自分の運命を大きく変えた出来事として思い浮かぶものは何ですか?

雨宮 運命を変えたという話なら、やはり事務所のオーディションの応募の時です。まだ声優というものがよくわからない中で、ただ強い憧れのままに履歴書を書いたんですけど、それを出すかどうかに迷ってしまい、締め切り当日に、郵便局の近くにあるマックにずっといたんです(笑)。でも郵便局が閉まる5分くらい前に「出す!」と心に決めて、雨が降っている中、走ってそれを出したことで今があるので……、あのときマックを飛び出していなかったら、ここに私はいないし、あの決断は間違えていなかったなと思います(笑)。

ーーそのときの雨宮さんの決断にありがとうと言いたいです(笑)。では最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

雨宮 最初の劇場版の時から、この作品は劇場版映えをすると思っていました。今回も前作に負けないくらいカッコいい戦いのシーンがありますし、「七つの大罪」のテーマである愛の物語も、そこかしこに散りばめられています。TVアニメ本編では描かれていないメリオダスとゼルドリスの兄弟愛や、エリザベスとバルトラの親子愛など、派手ではないシーンにも大切な愛の物語が詰まっているので、そこもぜひ見ていただけたらと思います。

(取材・文・写真/塚越淳一)


【映画情報】
■劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち

・原作:鈴木 央『七つの大罪』(講談社「週刊少年マガジン」)
・監督:浜名孝行 
・脚本:池田臨太郎 
・アニメーションキャラクター設定:西野理惠(作画組)
・美術監督:空閑由美子 
・色彩設計:桂木今里 
・撮影監督:近藤慎与 
・3D監督:大嶋慎介
・編集:小野寺桂子 
・音響監督:若林和弘  
・音楽:KOHTA YAMAMOTO / 澤野弘之
・主題歌:岡野昭仁「その先の光へ」(SMEレコーズ)

<CAST>
梶 裕貴、雨宮 天、久野美咲、悠木 碧、鈴木達央、福山 潤、髙木裕平、坂本真綾、杉田智和、中村悠一、神尾晋一郎、川島 明(麒麟)、井上裕介(NON STYLE)、倉科カナ

・制作:スタジオディーン
・製作:製作委員会
・配給:東映

プレゼントキャンペーン概要

<賞品>

■「劇場版 七つの大罪」公開&インタビュー記念! 雨宮天サイン色紙&前売り券特典セットを抽選で1名様にプレゼント

<応募要項>
・応募期間:2021年7月2日(金)~2021年7月9日(金)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>

・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
 ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
 ご応募に関して不正な行為があった場合

© 鈴木央・講談社/2021「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」製作委員会

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