【インタビュー】石原夏織がみんなを笑顔に! 2ndライブ「MAKE SMILE」がBlu-ray & DVD化!
今年2021年2月20日にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催された「石原夏織 2nd LIVE MAKE SMILE」が、Blu-ray & DVDとしてリリースされることになった。昨年8月にリリースされた2ndアルバム「Water Drop」や、アルバム後にリリースされた「Against.」といった最新ナンバーを中心に、全17曲を歌唱。アンコールでは、ライブ開催時にはリリースされていなかった最新曲「Plastic Smile」が会場のファンに向けて初披露された。
パフォーマンスの間で流れる幕間映像も、石原夏織のライブの特徴。今回のテーマは新潟旅行。甘酸っぱい映像がファンの心をとらえることに。そして、ライブの流れに合わせて着替えていく、色とりどりの衣装も大きな見どころだ。パッケージ化に際して、「石原夏織 2nd LIVE MAKE SMILE」の思い出をたっぷり語ってもらった!
今までのライブとは違う、新鮮なセットリストを組みました
──2nd LIVE「MAKE SMILE」は、石原さんにとって約1年ぶりのライブということになります。昼夜の2公演があって、今回発売されるBlu-ray & DVDには、夜公演が収録されています。まず最初に、当日の印象からお聞かせください。
石原 1日2公演というのは、1st LIVE「Sunny Spot Story」(2018年12月29日)以来なので、かなり久々でした。果たして今の私にできるのだろうか? という不安もあったので、夜公演が終わった瞬間は「よかったー!」という気持ちが一番大きかったですね。スタッフさんもそれを気にかけてくれていたので、みんなで喜びを分かち合いました。
──昼公演が終わった後、すべてをリセットして夜公演に臨むというのは、メンタル的にも大変でしょうね。
石原 そうなんです。昼公演が終わって、夜公演に向けての気持ちの切り替えが難しくて。それに2時間半も使った喉を、もう一度復活させなければいけないというプレッシャーもありました。
──短時間で喉を復活させるために、どんなことをしたんですか?
石原 気をつけていたのは、なるべくしゃべらないことです(笑)。メイクさんが「今は喉を休ませるために、夏織ちゃんにしゃべらせないで」と周りのスタッフさんに伝えてくださったんですけど、いろいろな方がお顔を見せてくださったので、うれしくなっちゃって。喉に気を使いつつ、やっぱりお話ししちゃいましたね(笑)。以前お世話になって今はほかの部署に異動したスタッフさんに励ましていただけたのがうれしかったですし、勇気をもらえました。
──喉は使ってしまうけれども、気分的にはリフレッシュできますよね。
石原 はい、夜公演に向けて気持ちが上がったので、結果的によかったです。
──ライブのセットリストについて、どう感じていますか?
石原 ライブのタイトルが「MAKE SMILE」ということで、新旧の曲をまんべんなく、しかも今までのライブとはひと味違うセットリストにしようというのが出発点でした。「Water Drop」の新曲たちとアルバム以降に出したシングル曲は当然入れるとして、どの曲をどういう順番で入れていくか、みんなで話し合いました。
──この曲はこの位置しかない、という曲もあったと思います。
石原 ライブ1曲目の「Face to Face」とラストの「Page Flip」がそうですね。アルバムの「Water Drop」でもトップとラストを飾った曲で、特に「Page Flip」はライブで最後に歌うことを前提に作ったので、位置は最初から決まっていました。でも、2曲に挟まれた中の大部分をどうしようかなと。
──選曲の自由度が高い中で、いろいろ考えていったわけですね。
石原 いつもだったら、爽やかな曲のブロックから始まって、かわいい曲のブロックに移っていくんですけど、最近は元気な曲が増えてきたので、それを意識して中盤のセットリストを作っていきました。爽やかな曲の後半にかわいい曲を配置して、MCを挟んで元気な曲へと移っていくという流れです。
──「フィービー・フィービー」「ポペラ・ホリカ」「You & I」と並んでいるところが、元気な曲のブロックですね。
石原 はい。そして後半は、バラードをどのタイミングで入れるかをスタッフとじっくり話し合いました。また、ダンス曲の並びも今までとは変えて、新鮮さを感じていただけるようにしました。
──今までのセオリーを破って、新しいことにチャレンジしたセットリストになったと。
石原 できる限り流れを変えてみようと、みんなで検討しました。セットリストを決めるのって、こんなに大変だったんだと改めて気づくくらい、頭をかかえながら作りました。
──幕間映像「For Your Smile」が前後編に分かれて2か所に入るので、それも考えどころですよね。
石原 今までと違って、今回は前後編でストーリーがつながっていたので、配置するときの感覚が違いました。映像の後につながりのある曲を持ってくるか、全然違う世界観の曲を持ってきて流れを変えるか、何度もシミュレーションしました。このライブのセットリスト会議は本当に印象深くて、思い出に残っています。
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