接着剤もニッパーも不要! 素組でバリバリ動かして遊べるSMART KITシリーズ01「バンブルビー」を作ってみた!【泰勇気の週末プラモ 第35回】

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第35回スタート!

第35回 SMART KITシリーズ01「バンブルビー」

今回は連載では初めましてとなる模型メーカーの老舗・童友社さんが、輸入・発売をしているSMART KITシリーズ01「バンブルビー」のご紹介です!

本商品は輸入キットで、開発したのは海外メーカーの「TRUMPETER」さん。これまでスケールモデルを数多く手がけてきたメーカーさんが送り出すキャラクターキットということで、ひと味違う仕上がりにみなさんもきっと驚くと思いますよ!

まずはパッケージから。「トランスフォーマー」のバンブルビーというキャラクターはタイトルごとに、さまざまなバージョンが存在するのですが、今回は映画「バンブルビー」に登場したフォルクスワーゲンのビートルにトランスフォームするバンブルビー。そのロボットモードのキットとなります。

パッケージ側面には映画に登場した、ほかの仲間たちの姿やギミックが紹介されています。今後、さらにラインアップが増えるとうれしいですね。

ランナーの枚数はそれほどではありませんが、塗装が必要となるはずの部分は、ほぼ全て塗装済みとなっています!! さらに「これ、どうやって型を抜いているの!?」というパーツもあり、プラモデルに触れたことのある人なら、そのすごさがよりご理解いただけると思います。

なお一部のランナーは軟質樹脂製で、スムーズな組み立てが可能となっています。


組み立ての模様はYouTubeチャンネル「泰勇気の趣味」でもご覧いただけます。

組み立てライブだからこそ気づく注意点などにも触れておりますので、皆さんが組み立てる際のちょっとした参考になるかと思います。

そして組み立てることおよそ45分……。

ストレートに組み立てただけでこの完成度です。

バンパー、ランプなど、自分で塗装しようと思ったらくらくらしてしまいそうな細かい部分が塗装済みなうえに、一切のはみ出しなどない精度の高さ。そして接着剤不要・ニッパー不要という親切さ!! 

さらにはこのプロポーションです。 

完成にたどり着くまでに、何度驚いたことか。

胸部のヘッドライトは立体感のあるシールによって再現。頭部の塗り分けの細かさもおわかりいただけるでしょうか。

背中のドアのパーツはなんと両面とも塗装済み!! 至れり尽くせり!

可動もバッチリ!

頭部はボールジョイント接続なのでグリグリ動かせます。

肩の付け根は二重ボールジョイント接続で、若干のスイング&回転が可能です。

手首は軸接続なので、回転させることができます。肘はご覧の角度まで。

腰も軸接続なのでひねりが可能。

股関節は前後左右に広く開脚。足首はボールジョイント接続。

つま先は上下にこのくらい動かせます。

太ももの上部でロール回転。

膝はおよそ90°曲げられます。

ブラスターやバトルマスク頭部などのオプションパーツも付属。これらのパーツと本体の可動を生かして、ポーズをつけてみましょう。

まずは軽く力強いポーズ。

腰をひねることができるので、力のこもったパンチも楽々。

バスケットシューズのようなどっしりした足首のおかげで、ハイキックもいけます。

片膝をついたポーズは、こんな感じに。

付属の台座をバンブルビーの腰のジョイントに接続すれば、さらにダイナミックなアクションも可能。

バトルマスクやブラスターなどを装備させて……

バックステップしながらの射撃!

横っ跳びからの射撃!

かっこよくソードを構えるビー。

背中のドアは折り畳まれた形状のものも付属。こちらに交換すると途端にビーがかわいらしくなります。

劇中ではソファに座ろうとするシーンもありました。

なんと言いますか、このバンブルビーにはのんきなポーズがよく似合うんですよ。

でも実際の人間の目線から見ると、このように迫力満点なアングルになるんですよね。

さて、今回も素組の完成品にひと手間を加えていこうと思うのですが、今回は塗装済みのパーツなどがあるので、よく使っているGSIクレオスさんの流し込みスミ入れペン、消しペンは使用せず、同じくGSIクレオスさんのリアルタッチマーカー「リアルタッチブラウン1を使用します。

全部のパーツに、マーカーで全体を塗っては綿棒やキムワイプで拭き取るという作業を施し、最後にクレオスさんの缶スプレー「水性トップコートつや消し」を吹き付けました。

それでは完成品をご覧ください。

塗装前後の違いがわかりやすくなるように、拭き取りはやや軽めにしてあります。拭き取り加減はお好みで調節するとよいでしょう。

心配だった軟質樹脂部分へのリアルタッチマーカーの影響は、ランナー部分を使って塗装実験をしたうえで、簡単には割れたりしないことを判断。臆することなくリアルタッチマーカーによるウェザリングを施してみました。

背中のドアなんかがわかりやすいかと思うのですが、拭き取る時に拭き跡ができますよね。重力を意識して拭き取ってやるとそれらしい跡になってくれるので、ウェザリングに挑戦する際には軽く気にしておいてみてください。

ウェザリングをしてもやっぱりひょうきんなポーズがかわいいビー。

だけど、やるときはやります!!

飛びかかってパンチ!

すばやく迫って腕のナイフで攻撃!

台座を使ってアクロバティックにブラスター!

塗り分けがバッチリだからこそ、ストレートに組んで、マーカー1本使っただけでこの雰囲気で仕上げられます!

主人公らしいポーズもバッチリ!

だけどやっぱりビーは、かわいいんだよな~。

ちなみに台座に取り付けられるインシグニアはディセプティコンのものも付属。敵味方問わず、今後もラインアップが増えそうな予感です。

というわけでいかがでしたでしょうか。

まるで「組み立てるアクションフィギュア」で、簡単に組み立てられてさまざまなポージングが楽しめる「バンブルビー」のプラキット。皆様もぜひご堪能ください!

今回は童友社さんが輸入・発売されたキットのご紹介でしたが、次の機会には童友社さんによるキャラクターキットのご紹介もさせていただきたいと思います!

それではまた!

【商品紹介】

■SMART KITシリーズ01「バンブルビー」

・発売中

・価格:4,378円(税込)

・発売元:童友社

■ディスプレイスタンド付き■接着剤不要■一部塗装済み

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