ばんえい競馬に「邪神ちゃんドロップキックX」が再降臨! 原奈津子&花井美春が競馬に挑戦した 「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」コラボ配信レポート

2022年に放送を控えているアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」が、帯広市のふるさと納税によるアニメ制作決定したことを受けて、2021年7月25日、北海道帯広市の「ばんえい競馬」にて「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」が開催された。

毎回、アニメファンの予想の斜め上をいくプロモーション展開で度肝を抜く、アニメ界の風雲児「邪神ちゃんドロップキック」。ふるさと納税を活用した新作アニメーション制作が、大きな話題を呼ぶ本作だが、ついに北海道帯広市が目標としていた3000万円のふるさと納税を達成。帯広市を舞台にした新作アニメ制作が決定した。

これを記念して、2021年7月25日、北海道帯広市の「ばんえい競馬」にて「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」が開催。その予想コラボ配信が、YouTube「邪神ちゃんねる」にて配信された。

出演したのは橘芽衣役・原奈津子さんとリエール役・花井美春さん。この2人が、帯広市が主催する「ばんえい競馬」に挑戦し、「邪神ちゃん」製作委員会から託されたプロモーション費10万円を増やすことに挑戦した。原さんは競馬番組で長年アシスタントを務めており、花井さんは北海道出身。今回の企画に挑戦する顔ぶれとしては、納得のキャスティングである。

さらに、通常競馬の映像配信はなかなか難しいのだが、今回は「ばんえい競馬」の全面協力により実際のレース映像が使用可能という、万全の体制での配信となった。

しかし、これまでに原さんは「邪神ちゃん」の競馬企画に2回挑戦しているものの、各回10万円、計20万円を溶かしているうえに、花井さんはお金をかけての競馬は初挑戦。なかなか不安感をあおられるが、果たして結果はいかに……?

手堅い予想で勝利を狙う原奈津子!

配信がスタートすると、まずは7月6日にお誕生日を迎えた原さんへのプレゼントが公開される。

原さんに贈られたのは顔の大きさほどもある蹄鉄! しかも夏用、冬用の2枚である(冬用は雪の中で走れるように、底がギザギザになっている)。さらに「ばんえい競馬」で販売されている「そり付きばん馬」ぬいぐるみも登場。このぬいぐるみのそりに、これまた邪神ちゃんのぬいぐるみがジャストフィット! たまたまちょうどいいサイズだったそうだが、こんなところにも「邪神ちゃん」と帯広市の縁を感じずにはいられない。


さらに花井さんにも、「そり付きばん馬」ぬいぐるみと蹄鉄。そして手ぬぐいが贈られ、花井さんも嬉しそう!

そんななごやかなムードで始まった配信だが、今回のミッションは「番組から提供された10万円を使って、宣伝費を増やす」というもの。しかし先述の通り、花井さんはこれまでに番組企画で競馬予想はしたことがあるものの、実際にお金をかけることは今回が初。ということで、原さんが先生役になって生徒役の花井さんにレクチャーしつつ、「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」に挑戦することになった。

過去の配信映像を観直して、これまでの「邪神ちゃん」×競馬企画を振り返ったり、「ばんえい競馬」について理解を深めたり、和気あいあいな雰囲気の2人。

そのうえで、今回のレースではそれぞれ5万円ずつかけて、資金増に挑むこととなった。

なお、レース後に残っている軍資金が少ないほうに罰ゲームが、多いほうにご褒美が与えられることが発表され、がぜんやる気をみせる2人であった。

というわけで、さっそく予想を披露する原さん&花井さん。

花井さんは2番マオノクイーンと6番セナカを、ワイドで購入。特にセナカは「この子ならいける!」と直感したという。最初は、セナカの単勝1本で挑むつもりだったが、周りから止められて、新聞などで情報を集めた結果、2-6に落ち着いたそうだ。

いっぽうの原さんは、ワイドで2番マオノクイーンと7番フクトク。馬複で2番マオノクイーンから3番アーモンドヒューマ、6番セナカ、7番フクトク、8番ダイナマイト、9番サクラダイチを流しで購入するという手堅い予想。

視聴者からも「ガチガチじゃん」と突っ込まれるも、「もう負けるわけにはいかない!」と息巻く原さん。

どちらも2番マオノクイーンを軸にした予想を立てており、これが吉と出るか凶と出るか……。

スタジオに響き渡る花井美春の慟哭……!

レース開始までの合間に、アニメ第3期「邪神ちゃんドロップキックX」に登場する新キャラクター・エキュートの声優オーディションについての話題で盛り上がる2人。

一次審査には1600人もの応募者が集まり、なんとぺこら役の声優・小坂井祐莉絵さんも参加(しかも、しっかり一次審査を通過!)していたということで、原さんと花井さんもためにエキュートの声を演じてみることになった。

それぞれ、個性を生かしたエキュートを演じており、そこはさすがプロの声優!といったところ。これを見ていたアニメスタッフが、もしかしたら採用してくれるかも……。と原さんが語っていたが、果たしてどうなることやら。

そのほか、北海道十勝出身の花井さんが帯広の思い出を語るひと幕も。花井さんおススメのローカルフードは「豚丼」だそうだ。もし帯広を訪れる機会があれば、花井さん一押しの豚丼を食してみたい!

そのほか、視聴者からのお便りを読んでファンと交流をするなど、アットホームな雰囲気に包まれるスタジオ内だが、気が付くと馬券購入締め切り3分前に! 再びちょっとピリッとしたムードに包まれる。

ちなみに、「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」に関するアナウンス画像は、すべてアニメ「邪神ちゃんドロップキック」の映像を使ったオリジナルなものとなっている。「ばんえい競馬」の「邪神ちゃん」愛もかなりのものである。


時間いっぱいとなり、ついに「祝・邪神ちゃん帯広編決定杯」はスタート!


大方の予想通り序盤は2番マオノクイーンが快調な走り出しを見せるも、終盤はやや失速。1着が8番ダイナマイト、2着が7番フクトク、3着が2番マオノクイーンという結果に終わった。

花井さんは5万円を溶かす結果に終わったものの、ワイドで2-7を購入していた原さんは見事予想的中! みごと62,500円の払戻金をゲットし、12,500円のプラスに終わった。まさに三度目の正直、なんとか先生としてのメンツを保つ形となった。

というわけで全額溶かしてしまった花井さんには、「邪神ちゃんになりきって負けた気持ちをアドリブで言う」という罰ゲームが課せられる。

「5万円、溶けましたの~~~!」の慟哭は、本家の鈴木愛奈さんにも負けない迫真の演技! ちゃんと最後に「オエッ」とえづく演技も入れるあたり、「わかってる」感満点である(邪神ちゃんは神経性胃炎持ちで。過度なストレスを感じると胃痛を発症する)。


そして原さんには、とってもおいしいケーキのプレゼントが贈られた。お誕生日ということもあり、幸せムード全開の原さん。おいしそうにケーキを食べる原さんに、「悪魔だ……人間とは、悪魔だ……」というパワーワードを残す花井さんであった。

レース後は、視聴者が告白する懺悔に対し、リエール様こと花井さんが断罪する「リエール様の主に懺悔せよ」コーナーが行われるなど、最後まで盛りだくさんの配信となった。

締めのコメントとして「実際に帯広に見に行きたい」と「ばんえい競馬」に魅了されはじめた様子の花井さんだが、それは視聴者──もとい邪教徒たちも同じ気持ちだろう。

いつの日か、大手を振って邪教徒が北海道に集結できる日を楽しみに。そして、2022年に配信予定の「帯広編」を楽しみにしつつ、配信は終了した。

おすすめ記事