【Steamゲームレビュー】“海外版肝試し”夏休みはホラゲーで涼を取ろう! 「Phasmophobia」

この連載では、PCゲームのプラットフォームとして今盛り上がっている「Steam」で遊べるオススメゲームを、「Steam」のコアゲーマーである、“すちーむまにあ”こと、辻村美奈が詳細にレビュー。その面白さを紹介していきます。


今回紹介するホラーゲームの主人公は、ゴーストバスター。依頼を受けた家の怪奇現象を分析し、ゴーストを特定します。協力プレイにも対応しているので、友達と一緒に遊ぶことも可能。夏の夜にぴったりの肝試しゲームです。

3つの証拠を集めてゴーストを特定せよ


基本的なゲームルールは、依頼を受けた物件に行き、そこにいるゴーストの種類を当てるというもの。


ゴーストの種類を当てるには、カメラやUVライト等の機材を使って、証拠(ゴーストの特徴)を集めます。証拠が3つ揃えばゴーストを特定でき、ゲームクリア。ゲーム開始から5分間はゴーストが攻撃してこないので、その時間を使って素早くゴーストがいる部屋を特定し、機材をセットしましょう。


ちなみに、ゴーストはプレイヤーの言葉も認識します。英語の問いかけはもちろん、「何歳ですか?」や「どこにいますか?」など、日本語の問いかけにも答えてくれるので、聞いてみてもよいかもしれません。

トレーニングモードで遊んでみた


手始めに、ゴーストが攻撃してこない「トレーニングモード」で遊んでみましょう。待機画面のホワイトボードにあるトレーニングモードを選択し、ロードが終わると、車の中からゲームが始まります。


この車には、監視カメラやモニター、ゴーストバスターの秘密道具があります。車の中にあるホワイトボードには、ゴーストがいる部屋が記入されています。


とりあえず、懐中電灯を持ってお家に突入。練習モードだから幽霊が襲って来ないとわかっていても、やっぱり怖い。普通のゲームと比べると歩くのも走るのも遅いので、より怖さが増します。早く歩いてほしい~! 


リビングに着くと、テレビに操作方法や道具の使い方などが映し出されていました。好きなアイテムを順番に使って特徴をひとつずつ潰していくけばいいんですね。ふむふむ。 


まずは暗視カメラを設置。オーブは映りませんでした。


次はUVライトできれいな手形発見! ここでやっと証拠ひとつGETです。


その間、足音が増えたり、物が落ちたり、電気が消えたり、声が聞こえてきたりと続々と怪奇現象が……。ううう、怖い。


息が白くなってきました。これで氷点下の証拠もGET。あと1個で証拠が集まるのですがなかなかそれが見つからない……。ということで、今回は適当に答えてみました(笑)。


結果はもちろん……不正解! 残念。でも、大体の流れはつかめたので本番で覚えましょう! 

実際に本編で遊んでみた!


次はいよいよ本編で遊んでみます。トップ画面のプレイを選択すると、サーバーロビーに移動します。


今回はプライベートロビーを作成します。ちなみにパブリックを選択すると、夜中でもめちゃくちゃ人が入ってきます。ほとんどが海外の方なので、英語でボイスチャットできる方にはおススメです!


ロビーを作るとミッションを選択できます。ミッションは毎回ランダムで発生するので、ロビーを作り直すたびに内容が変わります。今回は、「難易度アマチュア」、「推奨人数1人」、「マップサイズ小」という一番簡単そうなミッションを選択。


車のホワイトボードにはミッションリストが書かれていますが、本番では、ゴーストがいる部屋は自力で探さなければなりません。ちなみに、幽霊には毎回ランダムな名前がついています。今回のゴーストはジョン・スミスさん。ゴーストは自分の名前も認識していて、名前を呼ぶと反応することがあります。


さっそくゴーストの捜索を始めます。「まず電気を全部点けちゃおう」と片っ端から電気を点けていくと……。


次の瞬間、いきなり画面が真っ暗に……!


どうやら、電気を点けすぎるとブレーカーが落ちる仕組みだったようです。完全に私のミスです。


ブレーカーが落ちると、ブレーカーを探して直すまで部屋は真っ暗なままです。ブレーカーはランダム生成なので、どこにあるかわかりません。このマップの場合、地下かガレージの2択。今回は地下でした。地下だと真っ暗な階段を降りていかなければ辿り着けないので、ハズレ感満載……。


もたもたしているとゴーストの攻撃が始まってしまうので、急ピッチで証拠を探します。今回はスピリットボックスを使ってみましょう。これを使うと、しゃべるゴーストかどうかがわかります。


ただしスピリットボックスを使うには、部屋の明かりはもちろん、周りの明かりも消して完全に真っ暗にしなきゃいけないのです。嫌な予感しかしませんけど! 


電気を消してしばらく待ってみると「DIE……」という、男性の声が……! ギャアアアア! 心臓に悪すぎる……。


パニックになって逃げ道を求め暴れまわっていたら、目の前に斧を持ったゴーストが登場。逃げる間もなく、瞬殺されてしまいました。


ぐぬぬ……どうやったらクリアできるんだろう……。難易度アマチュアなのに難しい……。こうなったら、「アイテムでごり押し作戦」に切り替えることにします!

アイテムでごり押しでリベンジ!


骨(ランダム発生で拾うとお金がもらえる)を集めたり、捨て試合をしたり、ミッションをこなしたりして金策し、ストアアイテムを買い漁りました。もうこれで準備満タンのはず。集めたアイテムを全て持っていきます! 


今回のゴーストは、ジェニファー・ムーアさん。目標2のゴーストの写真を撮るのは難しそうですが、それ以外はクリアできそうです。


まずはハントモード(正気度が50以下になるとランダム発生するイベント。ハントモード中はライトが点滅し、玄関が施錠されてしまいます。殺されるか時間経過で終了)に備えて、玄関に使うアイテムを移動させます!


温度計を持ってゴーストの場所を探します。普通は13℃から20℃くらいですが、ゴーストがいる部屋は10℃以下になります。


発見! 今回は、玄関からすぐのところにあるバスルームです。大理石の壁がとてもオシャレですね。こんな家に住みたいなぁ。


ゴーストの部屋を特定できたらノートとカメラをセットします。


すぐに車に戻って確認してみましたが、カメラには何も映っていません。ゴーストオーブはありませんでした。


再びノートを確認しに行くと、ゴーストの落書きを発見! とても殺意が高いです。帰りたい……。


さらに、スピリットボックスを使うと、「ATTACK」という声が……!


これで証拠が2つ集まったので残すはひとつだけです。指紋を探すも手がかりなしでゴーストもだいぶ絞れてきました。


氷点下になれば、デーモン。EMFレーダーがレベル5まで行けば鬼。どちらも攻撃的なゴーストなので怖いです。これがお金集めならもう帰って適当に当ててもいいんですが、今回は確実に当てたいので粘ります! 


氷点下を狙って温度計&EMFレーダー待機をしているが反応なし。ボーっと5分くらいウロチョロしていると、一瞬でEMFレーダーがレベル5に……! 鬼確定です! 


ダッシュで車に戻り、証拠を揃えて無事生還。ゴーストの正体は、鬼。アイテムを駆使してやっとクリアできました。もう、心臓ドキドキ! 

VRにも対応! 怖いけど癖になるホラゲー


実際に遊んでみると想像していたよりもずっと難しかったです。ただし、ゲーム内のお金を貯めてアイテムを駆使すれば、多少は難易度が下がります。一番簡単なマップのクリアですらドーパミンドバドバだったので、高難易度マップをクリアしたら一体どうなってしまうんだろう……。


ちなみに、遊んでみたいけど怖がりだという方は、友達と一緒に遊んだり、音量を下げたり、お昼にやったり、テレビを点けながら遊ぶのがおススメです。筆者もバラエティ番組を見ながら必死にやりました(笑)。


また、VRにも対応しているのですが、ホラー好きの方ですら怖いと評判。自信のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

タイトル情報

「Phasmophobia」(Big Cheese Studio)
2020年9月19日リリース
価格:1,420円(2021年8月4日時点)
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筆者:すちーむまにあ(辻村美奈)

オフィスマイカに所属するライター兼ゲーマー。好きなゲームのジャンルは、サンドボックスのサバイバルゲームや、ホラーゲームなど。プレイスタイルは、コミュ障炸裂でVC勢に怯えるテキストチャットガチ勢。


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