これが玩具菓子!? 本格的なボードゲームとプラキットがセットになったお得商品「ほねほねザウルス ビルドボードバトル」を実際に遊んでみた!【食玩道 第23回】

皆さん、こんにちは!ホビー系ライターのKariyasu☆(カリヤス) です。「大人の食玩」 をテーマに、気になる食玩・玩具菓子やミニチュアをレビューして改造して遊び倒すこのコーナー。第23回は、カバヤから発売中の「ほねほねザウルス ビルドボードバトル」を紹介します!

2002年に登場して以来、カバヤ食品株式会社を代表する玩具菓子として人気を誇り続けている「ほねほねザウルス」シリーズから、いよいよボードゲーム入りの玩具菓子商品が登場しました。従来のキットを組み立てて遊ぶ要素はそのままに、2人から4人までワイワイ盛り上がれるボードゲーム一式が追加されたセットです!

箱の中には、

・ほねほねザウルス1体(彩色済みの組み立てプラキット)

・ゲームボード1枚

・パーツカード8枚

・バトルカード20枚

・コマ4個

・サイコロ1個

・ルール解説書1枚

が入っていて、箱を開ければすぐに遊べます。また、箱の中身は外からわかるので、ダブる心配もありません。

まずは、キット全3種を紹介します!

【ほねほねグリフォン】

【ほねほねヒドラ】

【ほねほねワイバーン】

ボードゲームをプレイしよう!

キットをパーツ単位で組み立てたら、さっそくボードゲームをプレイしましょう。

《ゲームの概要》

プレイ人数は2~4人で、必要な物は全て箱に入っているので、仲間さえ呼べばすぐにプレイ可能です。

舞台は、ほねほねザウルスがパーツ状態で眠る、危険な3つの世界。プレイヤーたちは伝説のほねほねザウルスを復活させるべく、パーツを巡ってライバルと競いながら、トラップだらけのルートを駆け巡ります。パーツが全て発見されると、ほねほねザウルスが盤上に復活! 寝起きで機嫌が悪いのか、時々攻撃してくるほねほねザウルスをうまくよけながら、いち早くそこへ辿り着いたプレイヤーが勝利!……というものです。

特徴としては、

・すごろく感覚で進むルート上には、好きな方向に進めるルートや、なかなか出られないマス、他人を引きずり込むマスなどのトラップがいっぱい。3つのマップそれぞれで内容が違う。

・誰かを追い越しただけで、バトルが発生! 勝てば相手のパーツカードを奪えるので、アツいバトルが頻発する。

・バトルカードにはパワー数値と属性があって、勝つには読みと勘が必須。しかも使い捨てなので、時々補充しないとじり貧に…。

・パーツカードはプレイ上で有利な効果付き。しかも最終ラウンドではパーツカードを持っている人ほど有利になる。

・全てのパーツカードが回収されると、最終エリアにほねほねザウルスが完成! プレイヤーは全員最終ラウンドに移動するので、最後まで勝敗はわからない。

といった具合です。なんとゲームを進めながら、ほねほねザウルスが組み上がっていくんですね。親子や、日頃ゲームをしない人でもなじみやすい「すごろく」形式でありながら、逆転可能な要素が含まれているので、最後までハラハラドキドキでプレイすることができますよ!

バトルカードには攻撃力の他に“属性”要素も! パーツカードは身を守る武器でもあります。

《ワールド紹介》

ほねほねグリフォンが眠る、ファイアワールド。炎の森、火山弾の峠、灼熱の回廊が冒険者を待ち構える!

ほねほねヒドラが眠る、サンダーワールド。雷撃の回廊、雷鳴の洞穴を切り抜けてゴールを目指せ!

ほねほねワイバーンが眠る、アイスワールド。吹雪の回廊、氷結の樹海を無事に突破できるか!?

そして、3つのワールドを合体させれば、さらに広大な冒険を楽しめる《パーフェクトワールド!ゲーム》がプレイ可能に! ほねほねグリフォン、ほねほねヒドラ、ほねほねワイバーンのパーツをランダムに集めて復活させるので、どんなほねほねザウルスが復活するか予測不能でワクワク感もアップです!

みんなで楽しもう!

ひとりでやるのはちょっぴり寂しいので、モデラー仲間の大塩くんとアキバ総研編集部のA氏に協力してもらい3人でゲームをプレイしてみました!

《写真左:大塩くん》

展示会で知り合って仲良くなった、戦車や兵士系のジオラマやゲームが大好きな大学生。プラモデルは組み立てよりも塗装にこだわるタイプ。

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《写真右:A氏》

当連載編集担当。ホビー、アニメ、ゲーム、声優、特撮などさまざまなジャンルを探究中。

※感染症対策を徹底したうえで、ゲームプレイ&撮影しています

まずはファイアワールドでゲーム開始。マップは決して広くないので、すぐにゲームが終わってしまうのでは……と思っていたのですが、みんな想定外の大苦戦。同じエリアをぐるぐる回ったり、せっかく進んでも元のマスに飛ばされてしまったりと、ファイアワールドのトラップにしっかり引っかかってしまいました(汗)。

しかし徐々にパーツカードが回収され始めると流れが変わり、みんなで最終ラウンドに突入。結局、一番劣勢だった大塩くんが大逆転してゲーム終了! すぐ終わるどころか、想像以上に熱いバトルが45分も続いてしまいました……!

そして、マップを3つ合体させて《パーフェクトワールド!ゲーム》にも挑戦! まずはアイスワールドからスタートするのですが……やはり、さきほどと同様になかなか先に進めずみんな苦戦。しかしそんな中、私(カリヤス)がうまくトラップから抜け出すことに成功、そのまま勢いに乗って快進撃。バトルでも善戦し、パーツカードを大量保持したまま最終ラウンドに移動、圧倒的な差をつけて大勝利で終わりました!

プレイ時間は約60分。みんなトレジャーハンターになった気分で大盛り上がりでした♪

A氏とバトルカードを交換する私。このゲームで勝つには、運の要素も重要だ!

戦略と運の要素のバランスが絶妙で、最後のギリギリまで誰もが勝てる可能性がある。負けそうな子供が泣かないようにも目配せしている。このあたりはゲームデザインを手がけられた野村紹夫さん(ルートイレブン)の、さすがの手腕といったところですね。野村さんは、1980~1990年代にバンダイから発売されていたボードゲーム「パーティジョイ」シリーズをはじめ、長年数多くのボードゲームを作られている大ベテランということで、納得の仕上がりとなっています。

最後に、ほねほねグリフォン、ほねほねヒドラ、ほねほねワイバーンを自由に組み合わせて作った作例をご紹介。皆さんも自由にパーツを組み合わせて自分だけのほねほねザウルスを完成させましょう!

さて、いかがでしたでしょうか? 自分の手で組み立てるキットと、自分でサイコロを振り、コマを動かすボードゲームの両方が一度で楽しめるなんて、すごくお得ですよね!それではまたお会いしましょう!


【商品情報】

■ほねほねザウルス ビルドボードバトル
・発売中
・価格:550円(税込)
・種類別名称:チューインガム<玩具菓子>
・内容量 1枚

・内容:ほねほねザウルス1個、ゲームボード1枚、パーツカード8枚、バトルカード20枚、コマ4個、サイコロ1個

・アイテム全3種類:①ほねほねグリフォン&ファイアワールド、②ほねほねヒドラ&サンダーワールド、③ほねほねワイバーン&アイスワールド
・メーカー:カバヤ食品株式会社

<Kariyasu☆(カリヤス)>

エンタメ、ホビー系ライター。模型、アニメ、声優、アイドル、音楽などさまざまなジャンルを探究中で、プラモデルやミニチュアの作例のほか、各種取材を担当。小学生の頃に、よく自作のすごろくで友人と遊んでいました♪


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