【予約締切目前インタビュー!】「ゲッターロボ アーク」で大活躍の量産型ゲッターが商品化! 「超合金魂GX-98 ゲッターD2」の魅力を聞いてみた!

この7月からテレビ放映中の「ゲッターロボ アーク」。テレビアニメとしては1991年から1992年にかけて放映された「ゲッターロボ號」以来29年ぶり、新作としては2004年からOVAとしてリリースされた「新ゲッターロボ」以来となる「ゲッターロボシリーズ」の最新作である。

この「ゲッターロボ アーク」に登場する「ゲッターD(デー)2」が、「超合金魂」ブランドとして、魂ウェブ商店で商品化。9月20日23時まで予約受付中となっている(12月発送予定)。そこで、今回は本商品を企画したBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の木村禎成さんに「超合金魂GX-98 ゲッターD2」の魅力をうかがってきた。

――まず「ゲッターD2」を超合金魂として商品化しようと思われたきっかけからお聞かせください。

木村 ちょうど9月に超合金魂で「ゲッターロボ號」がリリースする企画が進んでいたこともあって、2021年をゲッターイヤーにしようと思っていたんです。そこでラインアップに、7月からアニメ化される「ゲッターロボ アーク」を加えようと思い、改めて原作を見直したのですが、とにかくゲッターロボがたくさん出てくる作品なんですね。それどころかアニメのほうはもっと出てきて、びっくりしていますが(笑)。候補としてはゲッターザウルスも考えていたのですが、やはり流拓馬が最初に乗る機体ということで、まずはゲッターD2を商品化しようと思ったんです。

――ゲッターアークとゲッターD2が時を置かずにラインアップされるというところに、今回のプロジェクトの特徴があると思います。

木村 やはり、そこは2体を並び立たせたかったという気持ちがありました。劇中でもいきなり共演していますからね。あと、ゲッターD2がその後アーク軍団として登場することもあり、商品化に踏み切りました。

あと、このゲッターD2は「ゲッタードラゴン」の量産機という設定です。ゲッタードラゴン(「真(チェンジ!)ゲッターロボ」バージョン)が「超合金魂GX-51」として商品化されていまして、その設定を超合金魂というプロダクツでなぞってみるのも仕掛けとして面白いだろうと思ったんですよ。

――メカニック開発の系譜が商品開発の系譜と重なるということですね。

木村 そうですね。設定の上でも無理のない形だと思いました。最初は、GX-51から流用できる部分は流用しようという考えもありましたが、そうしようと思っても意外にできない部分が多かったんですね。だからちゃんと作品と見比べつつ、どうやってよりバージョンアップができるかを考えながら進めていきました。

――それでは商品のアピールポイントについてお聞きしたいと思います。まず造形のポイントとして留意されたのはどのような部分でしょうか?

木村 造形については特に迷いはありませんでしたね。やはり進化している場所がはっきりしていますから。特に頭部の印象が強いじゃないですか。もともとヒーローロボットとして非常にツボを押さえたデザインなんです。肩にボリュームがあり、顔にも力があるし、胸もシンプルだけどかっこいい。造形的にはそんなに苦労することなく、スッとまとまった感じです。

――ゲッターウイングのあの薄さとしなり具合と尖り方が、立体ではすごく映えていますね。

木村 ああ見えて、ゲッターウイングは意外と厚みがあるんです。でもそう感じさせないようにうまく曲面を作りました。工場が金型をかなり磨いてくれたこともあって、プラスチック製ではありますが、ツヤがかなり出て、かつ湾曲している曲面の情報が格段に上がりましたね。これによって劇中の生物感みたいなものはかなり出せたのかなと。

――次に可動ですが、ベースとなったゲッタードラゴンがかなり動いただけに、こちらも全身の可動はかなりすばらしいですね。

木村 GX-51には股関節部分を引き出して、左右の腿の稼働を広げるギミックがついていました。そして実際にアクションポーズを取らせると、引き出した股関節はほとんど気にならなくなるんです。これはいいシステムなので、そのまま使わせていただきました。膝を曲げることで関節が内側に折り込まれるというギミックも、GX-51のギミックを踏襲させていただいています。

――肘も90°以上折り曲げることができますし、足首もかなりフリーに動きますね。

木村 足首も引き出し式にしています。だから見た目よりもかなり動かせますよ。もちろん超合金魂ですから、ダイキャストも今回かなり使っているので、持った時の重量感も魅力のひとつだと思います。

――武器としてゲッタートマホークが2本と、大型グレネードランチャーがつきますね。

木村 この大型グレネードランチャーは、今までのゲッターが使っていない武器という意味で、やはりつけておくべきだろうと思いました。ゲッタートマホークはついていて当たり前みたいな感じですからね。銃器になると、やはりつけられるチャンスも少なくなりますから、ここはがんばって付けました。ただ、ちょっと特殊な持ち方をする武器なので、専用の手首パーツを作りました。

――それは映像に合わせた持ち方をさせるため、ということですか?

木村 そうです。通常の超合金魂のプロダクトならば放映後の映像からピックアップしてくるのですが、今回は映像制作が同時進行だったので、去年の魂ネイションの時点で上がっていた試作品から差し引きと改良を重ねていきました。なので、ゲッタートマホークの形状やバックパックの色の違いを完成作品に合わせていく必要が出てきたりして、スタッフにはご迷惑をおかけしました。なんとか予約締め切り直前に、お客さまに観ていただける状態にまで持ってこれてよかったと思っています。

――ゲッターウイングも、収納状態とのコンパチ状態になっていますね。

木村 差し替えという形ですが、やはり両方あったほうがいいと思いました。あと、オプションパーツということでは、専用の台座がつきます。足がひと回り大きな状態で作ってあるので、足型を追加で作ってかぶせてあるんです。

――主人公ロボである「ゲッターアーク」も11月に発売されますが、遊び方など木村さんから何かご提案はありますか?

木村 やはりデザインの違う2体の並びざまを感じてほしいですね。D2に代表される円筒形ボディのロボットの時代から、ロボットとしては最新最終形態として生まれたアークとの違いを感じていただければと。

――ゲッターロボ號も超合金魂で発売されましたし、こうして系譜の異なるゲッターの3体並び立ちを立体物で体験できるというのもすごいことですね。

木村 そうですね。令和も3年になりますが、そういう意味では今年はすごい年になりました。「ゲッターロボ」をシリーズとして作品トータルで眺めた時、いろんなテレビアニメ、OVA、漫画などさまざまな入り口があって今に至っているというのは、すごいことだなと思います。今はだいたいの作品が観られますからね。

――そういう意味では超合金も最初の作品から存在していましたからね。それが今も系譜として続いているわけですから。

木村 そうなんですよね。ロボットアニメで、主人公が代わってもシリーズが続いていく作品って、そんなに多くはないじゃないですか。「マジンガーZ」だって、やはり兜甲児のイメージが強い。そういう意味では、「ゲッターロボ」はそれを支えているユーザーを含めて豊かな作品なんだと思っています。「超合金魂GX-100プロジェクト」は今回のゲッター祭りも兼ねているので、GX-96、98、99がゲッターロボになっています。コレクターの方は、GXナンバーを気にしつつ、さまざまなゲッターを楽しんでいただければと思います。

――今後、超合金魂ゲッターロボシリーズはどのような展開をお考えですか?

木村 現状では、とにかく11月の魂ネイションにご期待くださいとだけ申し上げておきます。昨年の魂ネイションで、ゲッターロボシリーズの年表を作って商品を並べましたが、こうしてみるとエアポケット的に展開できてないアイテムもあるんだなと思いました。

たとえば「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」のように、まだやっていない作品もある。まだまだ超合金魂として別のゲッターを企画できる余地はあると思います。「アーク」だけでもかなりの数がいますし、最終回に向けて、さらにサプライズもありそうですからね。

「アーク」を観ていると、いま改めて「ゲッターロボ」という作品が持つあらゆる可能性を解き放っているような気がします。配信もあるので、今からでも遅くはありませんから、ぜひ皆さんもご覧になってみてください。

――同時に、次の商品につながる可能性もあるというわけですね。

木村 そうですね。商品だけではなく「アーク」が次の作品につながっていくことを願っています。 

(取材・文/五十嵐浩司(TARKUS))

【商品情報】

■超合金魂 GX-98 ゲッターD2

・販売価格:15,400円(税込/送料・手数料別)

・お届け日:2021年12月発送予定

・予約受付終了:2021年9月21日(月)23時

<登場作品>  

ゲッターロボ アーク

<主な商品内容>  

・本体

 ・交換用手首左右各3種

 ・ウイング展開バックパック

 ・バックパック

 ・ゲッタートマホーク×2

 ・大型グレネードランチャー

 ・専用台座

<主な商品素材>

ABS・PVC・ダイキャスト

<商品サイズ>

全高:約170mm

 

<対象年齢>

15歳~

<注文受付数>

 1注文につき12個まで

<備考>

 お買い求めの前に:必ずお読みください。 

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