「コール オブ デューティ ヴァンガード」オープンベータプレイレポート。少人数から大人数までカバー!大人数でハイスピードの試合が楽しめる!

2021年11月5日(金)に発売を予定している「コール オブ デューティ ヴァンガード」のオープンベータテストが、9月17日(金)~21日(火)にかけて開催されている。本稿では、そのオープンベータテストのプレイレポートをお届け。全体的な試合のスピード感や、銃のカスタマイズ要素など、注目の要素を解説していく。

狭いマップでくり広げられるハイスピードの試合



今回のオープンベータテストでは、マルチプレイを先行で体験することができた。選べるルールは、相手チームを先に一定数倒した側が勝利する「チームデスマッチ」をはじめ、倒した相手のタグを回収する「キルコンファームド」、3つの陣地を取り合う「ドミネーション」に、移動し続けるエリアを奪い合う「パトロール」、目標を破壊する側と守る側にわかれて戦う「サーチ&デストロイ」の5つである。


それらに加えて、各ルールをどれほどの規模で遊ぶかも選択できる。「TACTICAL」は12人、「ASSAULT」は最大28人、「BLITZ」は最大48人の対戦が可能。陣地を取り合うドミネーションでたとえると、TACTICALで挑めば人数が少ないので、自陣を守る側と敵陣を攻める側の役割分担が重要になり、緊張感あふれる試合を体験できる。いっぽうで、BLITZで挑んだ場合は、大人数同士による、なかばお祭り騒ぎ的な様相を見せるため、戦術的な立ち回りよりは純粋な撃ち合いが楽しめる。ルールと対戦規模の組み合わせで、遊び方も楽しみ方も変化するわけだ。



復活なしのサーチ&デストロイを除き、どのルールも基本的にはスピード感が速い。リスポーン(復活)してから少し走れば、すぐにでも敵と遭遇できる。旧ソ連のスターリングラードの街をベースにした「Red Star」を除いて、今回遊べたマップはすべて面積が狭かったこと、私が遊んだ際は、ASSAULTやBLITZなどの中規模以上の枠組みが多く選ばれたことも大きかったのかもしれない。



連続で倒したプレイヤーの数に応じて、さまざまな武器兵器が使える「キルストリーク」と、キルストリークの条件が獲得したスコアに変わった「スコアストリーク」、この2つのストリークシステムのうち、前作の「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」(以下、CoD:BOCW)では「スコアストリーク」が採用されていたが、今回のオープンベータではキルストリークのみ確認できた。


連続キル数が自分の得られるストリークに直結する以上、プレイヤーは死なないように動くようになり、結果、消極的になりがちではある。だが、すでに述べたように、今回の試遊で体験した試合はいずれもスピード感があり、プレイヤーたちが待ちに徹するような状況は全体的にあまり見受けられなかった。ただ、少人数制のTACTICALになると1人ひとりの存在が大きく、やみくもに突っ込むプレイはしにくい。筆者が遊んだときも、戦況がこう着しやすかった。激しい試合を求めるなら、中規模のASSAULTか、大規模のBLITZをオススメしたい。



私は今回PS4 Proで6時間ほど遊んだものの、対戦人数の多少を問わず処理落ちがほぼなかったのも印象的だった。人数だけでなく、本作の特色のひとつとして弾丸や爆発物によって変化していくオブジェクトの破壊表現があるのだが、銃撃で木片と化したドアや木っ端みじんになったテーブルなどもしっかり描写されていた。PS5版でなくとも、「CoD:V」を遊ぶのは問題なさそうだ。



膨大なパーツから好みの銃を組み立てるカスタマイズ要素



本作で登場する銃は、各部位ごとにさまざまなパーツを付け替えることができる。「ガンスミス」というこのシステムは「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」(以下、CoD:MW)で初めて実装されたもので、現在も配信中のバトルロイヤル「コール オブ デューティ ウォーゾーン」にもある。

銃身や弾倉、照準器にグリップ、銃床に弾丸……カスタマイズ可能な項目は非常に多く、変更した部位は外見にしっかり反映される。カスタマイズに費やせるスロットが初期で10と多いのも特徴だ。「CoD:MW」では最大5個、「CoD:BOCW」では最大8個(最大まで増やすには専用の装備が必須)だったことを踏まえると、本作のカスタマイズの自由度はかなり広い。



さらに各パーツの性能は数値化されているので、なにが強化されてなにが下がるのかといった部分も判別可能。近接仕様や長距離向きといった、特定の性能を伸ばしたカスタマイズを作りたい際の参考になる。プレイヤーのやり方次第で、近距離に強いサブマシンガンの射程を伸ばしてアサルトライフルのようにしたり、逆にアサルトライフルをサブマシンガンのように接近戦向けにしたりすることもできる。



第2次世界大戦期の武器というと、古めかしいために付けるパーツも多くなく、製造されたままの姿を個人的には思い浮かべる。そんな武器が、さまざまなパーツで形を変えていくのはとても興味深かった。「CoD:MW」も「CoD:BOCW」も現代を描いていたので、第2次世界大戦を題材にした「CoD」で「ガンスミス」があるのは現状本作だけということもあり、そこに新鮮味を感じたのかもしれない。



今回体験できたのはマルチプレイの一部ではあったが、派手な撃ち合いが好きな筆者としてはとくにASSAULTやBLITZを大いに楽しむことができた。本作の正式リリースがますます待ち遠しくなってきた。

(文・夏無内好)

【ゲーム情報】
■コール オブ デューティ ヴァンガード
発売日:2021年11月5日(金)
対応機種:PS5/PS4
ジャンル:ファーストパーソンシューティング
CERO:審査予定
開発元:Sledgehammer Games、Treyarch
発売元:株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

価格:
・ダウンロード版
PS5/ PS4用【アルティメット版】13,090円(税込)
PS5/ PS4用【クロスジェンバンドル】9,680円(税込)
PS4 用【スタンダード版】8,690円(税込)
・パッケージ版
PS5用【スタンダード版】9,680円(税込)
PS4用【スタンダード版】8,690円(税込)

<ダウンロード版>
■コール オブ デューティ ヴァンガード(スタンダード版)
対応機種:PS4
価格:8,690円(税込)
内容:
・ゲーム本編
・Frontline 武器パック

■コール オブ デューティ ヴァンガード クロスジェンバンドル
対応機種:PS5/PS4
価格:9,680円(税込)
内容:
・ゲーム本編
・Frontline 武器パック
・5 時間分の武器ダブル XP

■コール オブ デューティ ヴァンガード アルティメット版
対応機種:PS5/PS4
価格:13,090円(税込)
内容:
・ゲーム本編
・Frontline 武器パック
・タスクフォースワンパック
・「コール オブ デューティ ヴァンガード」バトルパスバンドル(1シーズンバトルパス+20ティア スキップ)
・10時間分のダブルXP(5時間分のダブルXPおよび5時間分のダブル武器XP)


<パッケージ版>
■コール オブ デューティ ヴァンガード(スタンダード版)
対応機種:PS4
形態:Blu-Ray Disc
価格:8,690円(税込)
内容:ゲーム本編

■コール オブ デューティ ヴァンガード(スタンダード版)
対応機種:PS5
形態:Blu-Ray Disc
価格:9,680円(税込)
内容:ゲーム本編

「コール オブ デューティ ヴァンガード」プレイヤーズインフォメーションページ

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