「Apex Legends」のシーズン11「エスケープ」の先行体験会をプレイレポート! 新マップの「ストームポイント」や新レジェンドの「アッシュ」が登場

2021年10月20日、オンライン上にて、「エーペックス レジェンズ(Apex Legends)」の新シーズン「エスケープ」の先行体験イベントが開催。新しいマップやレジェンド、武器といった要素をひと通り体験できただけでなく、ディスコードの専用サーバーでは開発者への質疑応答も行われた。今回は、そんな本イベントの内容をお届けしよう。

2021年10月20日、オンライン上にて、「エーペックス レジェンズ(Apex Legends)」の新シーズン「エスケープ」の先行体験イベントが開催。新しいマップやレジェンド、武器といった要素をひと通り体験できただけでなく、ディスコードの専用サーバーでは開発者への質疑応答も行われた。今回は、そんな本イベントの内容をお届けしよう。


新マップ「ストームポイント」ではモンスターや新ギミックも



今回追加される「ストームポイント」は、「エーペックス レジェンズ」における4番目のマップとなる。岩が散在する山岳地帯や、木々が生い茂る森林地帯、海と小さな島で構成された南国風な場所などが確認できた。マップの規模については、本作で実装済みの「ワールドエッジ」と比べて15%広いとのこと。



ストームポイントの新ギミックとして、「グラビティキャノン」が追加されている。乗り込んだレジェンドは勢いよく発射され、反対側にある別のグラビティキャノンで移動することが可能。仲間との合流にはもちろん、縮小する円から逃げるときにも役立つ。



筆者は使いこなせなかったが、グラビティキャノンは戦闘中にも応用がきくようだ。飛行している間は武器も装備品も自由に使えるので、近くの敵を攻撃したり、体力やボディシールドの回復に専念したりすることもできる。いっぽうで、グラビティキャノンは数が少ないうえ、発射場所と着地点は固定。プレイ中は、着地点で敵に迎撃されることもあった。不意打ちを受けないためにも、ほかのパーティーの動きや自身の立ち回りにも気を配る必要があるだろう。


ストームポイントには、「スパイダー」と「プラウラー」という敵も出現する。近くの巣を破壊しない限り次々と出てくるが、倒すと注射器や弾薬を落とす。さらに、与えたダメージの一部は進化シールドの強化値として蓄積されるので、自身のシールドのレベルが低いときのダメージ稼ぎに利用できそうだ。ちなみに、プラウラーやスパイダーの巣を破壊すると数十個の「クラフトメタル」が手に入った。なお、敵の巣の位置はマップで確認できる。


スパイダーとプラウラー


「タイタンフォール2」より参戦した新レジェンド「アッシュ」



シーズン11の大きな要素のひとつが、新レジェンドの「アッシュ」。Respawnが以前開発していたFPS「タイタンフォール2」に登場したキャラクターでもある。ゲーム内で確認できた能力は以下のとおり。


・パッシブ:死の烙印

直近で死亡した敵プレイヤーのデスボックス位置がマップ上に表示。対象のデスボックスの前で十字キーの下(コントローラーの場合)を押すと、死亡者を倒したアタッカーをマークすることができる。この能力は、デスボックスひとつにつき1回まで使える。


・戦術アビリティ:アークスネア

回転するスネアを投げる。着弾点に最初に近づいてきた敵へダメージを与え、拘束することができる。


・アルティメット:フェーズブリーチ

狙った方向に一方通行のポータルを開く。


死の烙印はとくに強力で、今回のプレイでは3人の位置を同時に表示することができた。ノックダウンさせた人なのか、トドメを刺した人なのか、あるいはダメージを1でも与えた人なら全員なのか、「アタッカー」の定義の詳細はわからなかったが、敵の位置を知れるのは心強い。戦闘直後に出現したデスボックスを使えば、体勢を立て直している最中の敵を一方的に追い立てることもできるだろう。


戦術アビリティ:アークスネア。投げると直進し、敵が近づくと電撃のような攻撃を発生させる


アルティメットのフェーズブリーチは、レイスのアルティメット「ディメンションリフト」と似た移動専用の能力だ。ただ、入口と出口を行き来できるディメンションリフトと違い、フェーズブリーチは一方通行。行ったら戻ることはできない。再度入口から入れば、再び利用することは可能。フェーズブリーチはポータルの出入口を瞬時に展開できるため、奇襲をしかける際の攻撃手段や、逆にされた場合の対抗策としても使えそうだ。


フェーズブリーチの射程はだいたい70メートルで、途中に障害物があると出口はその手前に展開される。威力は20ダメージ


ふたつの弾丸を併用できる新武器「C.A.R.SMG」



「C.A.R.SMG」もまた、ストームポイントやアッシュと同様、新シーズンから追加される新要素のひとつ。ライトアモとヘビーアモを併用することができ、高い連射速度を誇る。


2種類の弾が使えるからといって、それぞれで性能が変わるというわけではない。試したところ、ライトアモとヘビーアモでは連射速度もダメージも同じ。ダメージは、胴体に対しては13、頭部に当てると20といった具合。反動の違いも見られなかった。2つの弾を切り替えて近~遠距離を戦うのではなく、残弾数の状況に応じて使い分けるのがメインとなる。



本武器は弾だけでなく、ライトアモを使う武器とヘビーアモを使う武器、それぞれのアタッチメントを併用できる。ヘビーマガジンを装備している状態でライトアモを撃てるし、その逆も可能だ。使い勝手が非常にいいので、試合序盤で装備が不足しているときは特に役立つだろう。別に携行している武器で使用する弾がライトかヘビーかで、C.A.R.SMGでメインとして利用するアモも自由に切り替えられる。


参加者から募った質問に開発者が答えるコーナーも



今回のイベントではディスコード上での質疑応答の機会も設けられた。チームディレクターであるSteven Ferreiraさん、レベルデザイナーのRodney Reeceさん、シニア・ライターのAshley Reedさん、デザイナーのDevin Weiseさん、アソシエイト・ライブバランスデザイナーのJohn Larsonさんが参加し、応答が交わされた。


「アッシュの当たり判定はほかのレジェンドと比べてどれくらいか」という質問には、Devinさんが返答。「基本的に当たり判定はキャラクターの体に合わせて作られている。アッシュの場合は腰の部分の判定が少し広く、ほかのレジェンドと比べて当たり判定はやや大きい」と返した。



『「エーペックス レジェンズ」に「タイタンフォール」で登場した大型ロボット「タイタン」を追加する予定はあるか』という質問に対し、Stevenさんは「絶対にないとは言えないが、今のところ特に予定はない」と答えた。


「ほかのレジェンドと比べてレイスの性能が物足りないのではないか、バランス調整をする予定はあるか」と聞かれると、John さんは「動きが少し遅くなったという点はあるかもしれないが、私見ではこれからもずっとレイスは活躍し続けてくれる。また、アッシュの登場によって彼女の活躍の場が奪われることはない」とコメント。



そのほか、ストームポイントやC.A.R.SMGのおさらいがあったいっぽうで、「エーペックス レジェンズ」のPS5版やXbox Series X版に関して、詳細は来年に発表できるかもしれないと興味深い言葉も飛び出した。


全世界待望のシーズン11「エスケープ」は、2021年11月3日より開催される。アップデートまで後5日。今から期待して待とう。


【作品情報】

■エーペックス レジェンズ

ジャンル:FPS

対応機種:PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Switch/PC(Origin・Steam)

発売日:

PS4/Xbox One/PC(Origin)版2019/2/5

Steam版2020/11/14

Switch版2021/3/10

iOS/Android版2022年度ローンチ予定

価格:基本プレイ無料

メーカー:エレクトロニック・アーツ


(C) 2021 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.

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