【インタビュー】命を賭けた冒険の物語にふさわしい曲になりました。鈴木みのりが「海賊王女」エンディングテーマ「サイハテ」を語る!
5枚目のシングルとして、TVアニメ「海賊王女」のエンディングテーマ「サイハテ」をリリースする鈴木みのり。切なさと力強さの両方を感じさせる「サイハテ」は、歌手としての表現の幅を広げる曲となった。そして、カップリングの「リナリア」では、自身初の作曲に挑戦。24歳の誕生日を越え、どんどん新たな魅力を増している“みのりんご”に話を聞いた!
「サイハテ」は、私が大好きな饗庭純さんと出羽良彰さんのコンビによる楽曲です
──「サイハテ」は作詞が饗庭純さん、作曲・編曲が出羽良彰さんで、ひとつ前のシングル「夜空」のカップリング曲「まぼろし」を書かれた2人ですね。
鈴木 実は「サイハテ」は、「夜空」に続いてリリースされた2ndアルバム「上ミノ」を作っているときに出会っていて。アルバムの方向性を考えて次の機会をうかがうことになったんですけど、聴いた瞬間に大好きになって、「どこかのタイミングで絶対に歌いたいので、大切にあたためておいて下さいと、スタッフさんにお願いしていたんです。今回、「海賊王女」のエンディングテーマを任せていただくことになって、「サイハテ」も候補曲のひとつとしてアニメのメインスタッフのみなさんに聴いていただこうと。そうしたら、選んでいただけたという経緯がありました。
──鈴木さんにとっては、シングルの表題曲として、大好きな「サイハテ」が歌えることになったんですね。
鈴木 はい、エンディングテーマに決まったと聞いて、早く歌いたい!って思いました。私たちが「サイハテ」を特に推したわけではなく、「この曲が一番作品に合っている」と感じてくださったということで、「海賊王女」とのご縁を感じました。
──鈴木さんは、「サイハテ」のどこに魅力を感じたのでしょうか?
鈴木 そもそも私は出羽さんが書かれる曲が大好きで、「まぼろし」も私からスタッフさんに「出羽さんの曲を歌いたいです」とお願いしたところから始まったんです。「まぼろし」は感情を表に出して歌う曲で、挑戦しがいがありましたし、ファンのみなさんにも好評で。明るいだけではない、切なくはかない感情を前に出す歌をもっと歌いたいなと思い始めたときに出会ったのが、「サイハテ」でした。
──自分が今、歌いたい曲に出会った!ということですね。
鈴木 はい。しかも饗庭さんの歌詞も、私が初めて聴いたときのままなんです。歌詞についてもアニメスタッフのみなさんが気に入ってくださって、1番のBメロと2番のBメロを入れ替えたくらいで、そのまま採用になりました。
──歌詞も作品にぴったり合っていたわけですね。実際、僕も「サイハテ」を最初に聴いたとき、「海賊王女」の世界観に沿って書かれた曲だと素直に感じました。ヒロインのフェナのイメージで書かれているのかなと。
鈴木 よかったです。エンディングテーマとしては、そう感じていただけるのが一番なので。私も「海賊王女」への採用が決まって、改めて「サイハテ」を聴いてみたら、作品にぴったり合っていたので、すごいなあと思いました。
──歌詞を、どう解釈しましたか?
鈴木 以前、饗庭さんに作詞していただいた「まぼろし」は、救いが見えない重たい歌詞だったんですけど、「サイハテ」は重たさがありつつも、希望とともに前に進んでいこうとする力強さを感じる詞になっていました。でも、暗さか明るさのどちらかに振り切ってない分、歌うのは難しくて、この曲に合う表現を探しながらレコーディングしていきました。
──生きることの重みと明るい希望というのは、フェナの人物像にも通じますよね。
鈴木 「海賊王女」はオリジナルストーリーで、私も先の展開を知らないまま、レコーディングしたんです。フェナが覚悟を決めて髪の毛を切るシーンのことや、お父さんとの関係性といった物語上で大事なことを、ディレクターさんに説明していただいて、フェナの成長を意識しながら歌わせていただきました。レコーディングの前にエンディングの映像を見せていただいたんですけど、そこには髪の毛を切る前のフェナの姿があって、私が思い描いていたヒロイン像と合っていたのがうれしかったですね。作品としてもシリアス一辺倒ではなく、コミカルなシーンもあるところが好きで、1話のラストでフェナの頭にたんこぶができたシーンでは、「そのたんこぶの描き方、久々に見たぞ」って微笑ましくなってしまいました。
──歌詞やボーカルには、強さも感じました。
鈴木 フェナだけでなく、「海賊王女」のキャラクターたちはみんな気持ちが強いんですよね。彼らの決意や覚悟が私の歌からも感じられたらいいなと思って、歌わせて頂きました。私が今まで主題歌を担当させていただいたアニメは、日常の小さな幸せを噛みしめる作品が多くて、ここまで壮大な、命を賭けた冒険が描かれる作品は今回が初めてなんです。私にとっての新しい歌い方、感情の込め方をこの曲でつかむことができたように思います。
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