あの「Netflix」がゲーム提供を開始!? スマホ向け配信ゲーム、プレイレビュー

2021年11月3日、Netflixは会員向けにAndroidデバイス向けモバイルゲームの提供を開始した。配信タイトルは「ストレンジャー・シングス: 1984」「ストレンジャー・シングス3: ザ・ゲーム」「カードブラスト」「シューティング フープス」「ティーター」の5タイトルだ。なお、10日には、iPhone/iPad向けにもこの5タイトルの配信をスタートすると発表されている。※12日時点ではメインアプリでは未対応。

日本では「ネトフリ」の略称で知られ、主に映像作品の動画配信を行ってきた同サービスが提供するゲームはどういったものなのだろうか、ひと通りプレイしてみたところで、その特徴や気になる点などをお伝えしよう。なお、ゲームをプレイするためにはNetflix有料メンバーシップへの加入必要で、キッズプロフィールではプレイできない。

プレイ方法について


まずプレイ方法だが、Androidの場合はAndroid版のNetflixアプリを起動し、リストをスクロールすると「ゲーム」のセクションが表示される。
そこに表示されている5タイトルいずれかのゲームをタップすることで、ゲームの紹介ページとダウンロード確認画面が表示される。「ゲームをダウンロード」をタップすると、Google Playストアへ移動。そこで通常のアプリと同様にダウンロードが可能になる。なお、追加料金は発生せず、ゲーム立ち上げの際にCMも入らない仕様になっているようだ。




各種ゲームタイトル

「ストレンジャー・シングス: 1984」


Netflixで人気を博したドラマ作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を題材としたゲームで、ドット絵調の1980年代をほうふつとさせるような、レトロスタイルのアクションアドベンチャーゲームになっている。




タップ操作に最適化された操作性で、スマホでのプレイにストレスは感じない。敵と戦いながら探索して謎を解いていくタイプのゲームとなっているが、操作するキャラクターの能力がそれぞれ違うため、キャラチェンジをしながら、それら能力を生かして進めることになる。2つの難易度があるが、簡単なほうはサクサク進めるので、ドラマの舞台を別視点で体験したい人にもオススメ。




「ストレンジャー・シングス3:ザ・ゲーム」


タイトルとおり、「ストレンジャー・シングス 3」をテーマにしたゲームで、同作の2人のキャラクターになり、ホーキンスの街や裏側の世界で冒険する内容となっている。

平面的だった「ストレンジャー・シングス: 1984」に比べるとこちらのほうがグラフィックが立体的で、2人のキャラを駆使し、スキルを使い分けながら謎解きや戦闘をしていく。破壊可能のオブジェが多いので破壊するだけでもなかなかの爽快感だ。




ドット絵風で、どこか懐かしさを感じるが、どこにいけばよいか教えてくれる指示マーカーやオブジェクトの点滅は、昔のゲームにはない親切設計だ。

カードブラスト


ポーカーの要素を取りいれたアクションパズルで、ルールは簡単。素早くポーカーの役を作ってスコアを稼ぐというものだ。



制限時間内に動くコンベアーからランダムで出てくるカードを素早く並べてより強いポーカーの役を作るのがゲームの目的だが、コンベアーのスピード調整もできるので、ポーカーに慣れているプレイヤーが高速でやるとおもしろいかもしれない。

シングルプレイヤーとして難問に挑んだり、マルチイベントリーダーボードを通してほかのプレイヤーと頂点を目指して競い合ったりと、いろいろな方法で楽しめる。

「シューティング フープス」


的当て用の銃「ダートガン」とバスケットボールを組み合わせたゲーム。


画面をタップすると銃口が向いている方向に大きくバスケットボールが弾むので、残弾を確認しながらタイミングよく、ゴールに入れるとクリアとなる。



操作としては単純だが、発射をうまくコントロールすることがなかなか難しく、ちょっと空いた時間にやるつもりが熱中してしまう可能性ありだ。


「ティーター」


スマホの画面上で、棒の両端を上下に少しずつボールを落とさないように動かし、離れた位置にある穴に入れるシンプルなゲーム。と言うだけならば簡単なのだが、ボールを落とさないような傾斜をうまく作るのがなかなか難しい。



普段のスワイプの正確さと反射神経の良さが問われるゲームだろう。

以上5タイトルを紹介したが、今後、同サービスが提供している映像作品をモチーフとしたゲームが増えることを期待したいところだ。

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