【Steamゲームレビュー】お正月にピッタリ! PCで遊べる”すごろく”形式のパーティーゲーム「Pummel Party」
この連載では、PCゲームのプラットフォームとして今盛り上がっている「Steam」で遊べるオススメゲームを、「Steam」のコアゲーマーである、“すちーむまにあ”こと、辻村美奈が詳細にレビュー。その面白さを紹介していきます。
年末になると遊びたくなるのが、すごろく形式のパーティーゲーム! マリオパーティーや桃太郎電鉄、お正月と言えば人生ゲームなど、さまざまな種類のパーティーゲームがありますよね。ただ、どのゲームも権利問題が厳しく、コンソール機やスマホアプリでしかリリースされていないため、PCで遊べるものはほとんどありません。ということで、今回はPCでも友達と遊べるすごろく形式のパーティーゲーム「Pummel Party」を紹介します。
バラエティに富んだミニゲームが面白い
「Pummel Party」は、1人から8人で遊べるすごろく形式のパーティーゲームです。1人や少人数で遊ぶ場合は、AIメンバーを追加して遊べます。AIの難易度は、イージー・ノーマル・ハードの3種類。ゲームモードにはボードゲームモードとミニゲームモードの2種類があり、ボードゲームモードは、ミニゲームで遊びながらトロフィーを集めるか、特定のターン数が過ぎると終了というルール。ターン数は10ターンから無制限まで選択可能です。
ミニゲームモードでは、すごろくをせずに10~30のゲームを立て続けに遊びます。ルールはシンプルで、より多く勝利したプレイヤーが優勝です。
ミニゲームは、速さを競うレース系のゲームや、記憶力を競うゲーム、完全に運で勝負するゲーム、某パーティーゲームで見覚えあるような爆弾を押し付け合うゲームなどさまざま。eスポーツ系のゲームとは違い、ゲームの腕前に差があっても十分楽しめます。
ちなみに筆者は、一瞬表示される複数の材料を覚えて鍋に入れる「メニューを覚えろ」というゲームが一番好きです。運動会でやる借り物競争のような感じで、反射神経がなくても勝てるゲームです。
ボードゲームモードをAI難易度ノーマルで遊んでみた!
さっそく遊んでみたいと思います。まずは、難易度をノーマルに設定しました。マップの種類は全7種。今回は、年末にピッタリの冬のマップ「ウィンターグロー」を選び、10ターンにしてみました。トロフィーを4つ集めるか、10ターン過ぎると終了するというルールです。
ゲームがスタートしたら、サイコロを振って大きい数を出した人から順番にターンが回ってきます。2ターン目からは、ゲームでよりよいスコアを出した順になります。
今回の宝箱の位置はここ! このマスに止まると、鍵40個と引き換えに、勝利条件にあるトロフィーを交換できます。
ちなみに、この宝箱はマップ内にひとつだけしかなく、誰かが交換するとそのたびに場所が変わってしまいます。よくある……というか、親しみやすいルールですね。
肝心のミニゲームはいまだ1位が取れず……。筆者が苦手な反射神経が必要なゲームばっかりです。BOTの機敏な動きを見ていると勝てる気がしません。
3ターン目。なんとか、1個目のトロフィーをGETできました! ミニゲームの調子は悪いですが、サイコロの目だけは運がツイてるようです。序盤はとにかく進んだもん勝ちですからね。
そして、気になる次のトロフィーは少し離れたマップの左側になりました。
5ターン目。2個目のトロフィーを目指して進んでいると、すぐ後ろのマスにBOT Samが迫って来ていました。
もし攻撃されてHPが0になってしまうと、強制的にスタート地点へ戻されてしまいます。しかも筆者の残りHPはたったの15。アイテムによっては一撃で0にされてしまうので一髪触発!
やるかやられるか、先手必勝なので攻撃してみました。ナスビ爆弾を投げると……勢いよく画面左下にぶっ飛んでいくBOT Sam。なんと、HP残り1でなんとか生き延びられてしまいました。し、しぶとい!
6ターン目。運よく今回もBOT Samが近くのマスに止まっていたようです。ライフルでトドメを刺し、無事スタート地点へ送り届けることができました。
10ターン目。ギリギリ2個目のトロフィーをGETできました。これでなんとか勝てそうです!
10ターン目が終わるとエンディング画面になります。
ここでは、一番攻撃した人、一番鍵を集めた人、一番ミニゲームで勝った人が表彰され、最後に優勝者が決まります。このシステムも、すごろく形式のゲームの「あるある」ですよね。嬉しくて何枚もスクリーンショットを撮ってしまいました。
AI難易度ハードに挑んでみた
ノーマルに勝つことができたのでハードにも挑戦してみようと思います。人数は先ほどと同じく4人。今回は、海賊をモチーフにしたマップ「海賊の楽園」にしてみました。
今回の宝箱はここ! ざっくりとマップの左側です。
1ターン目は、ドクロマスに停まりました。ほかのプレイヤーがここにとまるとダメージを与えられるトラップをしかけておきます。
ミニゲームは、筆者の大好きな「ワード・ウォー」(頭の上に単語が表示され、足元のボタンでスペルを入力するゲーム)でした! さらに賞品はなんと「とっかえポータル」(他プレイヤーと場所を交換できる)。1ターン目から最強アイテムGETしちゃいました。
3ターン目。Bot Danielが宝箱に近づいたので先ほどGETしたとっかえポータルを使って場所をとっかえちゃいます。とっかえポールを使ったターンはサイコロを振れないので、次のターンでトロフィーを狙います。
4ターン目。ちょうど近くのマスにBot Samが来ていたので、ほかのプレイヤーを倒しながら宝箱の近くまで向かえるロケットのアイテムを使用してみました。アイテムのゴリ押しで無事1個目のトロフィーGETです。
そして、次の宝箱はマップの右側になりました。ここから向かうと真逆なので、連続GETは難しいかも……。
6ターン目。予測した通り、全然宝箱に近づけていません。このままじゃ、いつ逆転されてもおかしくない……。ということで、またアイテムの力を使ってみます。
このアイテムの効果は、開けるとランダムで何かが起こるというもの。
どうやら3パターンあるらしく、ひとつ目はハズレで1ターン休み。2つ目は次に遊ぶミニゲームを3択の中から選べるというもの。そして、3つ目はゴールの目の前にワープ。
ジャーン!!! なんと、当たりパターンのゴール前にワープでした。これでトロフィー2個目GETだー!
と、思ったら、鍵が……足りない……。鍵が40個ないと交換できないのをすっかり忘れていました。
いや~、残念無念また来週。気を取り直して先に進みます。
宝箱の隣は、このマスでしか手に入らない強力なアイテムが貰える武器庫マスでした。トロフィーを取り損ねましたが、なにやらすごそうなアイテムをGETできたのでよしとします。
7ターン目。ついにBOTがトロフィーを手に入れてしまいました。
9ターン目。先ほどGETしたアイテム「アーケードチャレンジ(ほかのプレイヤーに挑戦すると、勝者はトロフィーを獲得できる)」の存在を思い出し、ダメ押しで使ってみます。
相手はなんとなく選んだBot Jack!
挑戦相手を選ぶと、レトロなテーブルテニス風ミニゲームが始まります。
結果は……。
無事、勝利できました! わーいわーい。
本音を言うと、勝利しないと記事化できないので必死に頑張りました。
>最後の表彰結果は、攻撃賞と鍵集め賞がBot Sam。ミニゲーム賞が筆者。最後にGETしたトロフィーのお陰でギリギリ勝つことができたようです。
ちなみに、8人のモードで難易度ハードも試してみましたが、めちゃくちゃ強いAIに長時間ボコボコにされ、まさに地獄絵図でした……。パーティーゲームが大好きという方や、お正月はゲームをしながら引きこもるという方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
タイトル情報
「Pummel Party」(Rebuilt Games)
2018年9月21日リリース
価格:1,500円(2021年10月26日時点)
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筆者:すちーむまにあ(辻村美奈)
オフィスマイカに所属するライター兼ゲーマー。好きなゲームのジャンルは、サンドボックスのサバイバルゲームや、ホラーゲームなど。プレイスタイルは、コミュ障炸裂でVC勢に怯えるテキストチャットガチ勢。
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