【訃報】八奈見乗児さん、死去──「ヤッターマン」ボヤッキー、「巨人の星」伴宙太、「ドラゴンボール」ナレーション、界王など

声優の八奈見乗児さん(本名・白土 繁満)が、2021年12月3日午後10時59分に90歳でお亡くなりになったことが、所属事務の青二プロダクション公式サイトにて発表された。
葬儀告別式は親族のみにて執り行われた。

八奈見さんは、日本のテレビ番組黎明期の1960年代より声優として活動を開始。
コミカルで親しみやすい独特の演技が特徴で、数多くのアニメや海外ドラマ、映画吹き替えで印象的なキャラクターを演じたほか、バラエティー番組のナレーションでも活躍した。

代表作は、「タイムボカン」ボヤッキーをはじめとする「タイムボカン」シリーズの三悪の一人。「ドラゴンボール」シリーズのナレーション、北の界王、ブリーフ博士、国王、バビディ。「巨人の星」の伴宙太。「チンプイ」のワンダユウ。「ゲゲゲの鬼太郎」の一反木綿。「ゲッターロボG」の車弁慶など。

2005年には、「愛・地球博」のマスコットキャラクター「モリゾー」の声も演じた。

2015年9月25日、療養のため休業を発表。以降は一部の番組ナレーションを除いて、声優としては実質勇退している状態だった。

ご冥福をお祈りいたします。

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