スタジオぬえ・河森正治による初期イメージボードも大量展示! 展示会「新世紀GPXサイバーフォーミュラWorld Tour東京GP」レポート!

TVシリーズ放送30周年を迎えたアニメ「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」が、その軌跡を辿る展示イベント「新世紀GPXサイバーフォーミュラWorld Tour東京GP」が現在開催中だ。

「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」は、1991年に放送されたTVアニメ。
近未来の架空の自動車レーススポーツ“サイバーフォーミュラ”を題材に、レーサーたちの熱い戦いとドラマを描き人気を博した。その後は「11」「ZERO」「SAGA」「SIN」などOVAシリーズを重ね、風見ハヤトの戦いと少年から青年への成長を描いていった。

今もなお根強い人気を誇る本作だが、TVシリーズ30周年を記念して歴代の設定資料や貴重な原画など、ファン垂涎の展示が2021年24日(金)~2022年1月10日(月・祝)の期間で開催中だ。


本展示のみどころは、なんといっても総数120点以上の本編セル画や原画、デジタルイラストである。


本編で使用された貴重なセル画や設定画、設定線画を多数展示。
特に放送当時のセル画は、経年劣化もあり現存するものが日々減少している。それだけにこれだけのセル画が集結した本展示は、非常にプレミアムなイベントと言えるだろう。おまけに会場に展示されているセル画は、サンライズに残っているもの以外に、当時の関係者が保管していたものも含まれており、かつてないほどの充実ぶりである。

またマシンデザイン・河森正治さんによるカラーデザイン原画やメカニカル作画監督・重田智さんによるラフ原画・パッケージイラストなどを展示。今にもマシンが飛び出してきそうな、迫力の筆致に注目だ。


キャラクターデザイン/総作画監督の吉松孝博さん、久行宏和さんによるラフ原画、キャラクター原案・いのまたむつみさんによるイラスト原画も展示されている。美麗なキャラクターたちの姿は必見である。


まだ「近未来の架空の自動車レース」という設定が固まる前に、河森正治さんをはじめとするスタジオぬえメンバーによって描かれた初期イメージのデザインボードも大量に展示。企画初期段階はドタバタなレースものだったということで、「サイバーフォーミュラ」とは異なるポップでコミカルなデザインの自動車というのが面白い。


ほかにも、当時の台本や雑誌も展示。特に表紙を飾った雑誌の数の多さからは、いかに「サイバーフォーミュラ」が人気だったかがうかがえる。

さらに、会場ではアスラーダ役・小野健一さんによる場内アナウンスが来場者をナビゲートしてくれる。気分はまさに風見ハヤトだ!


そして、フォトスポットとして1/1スケールの実物大「スーパーアスラーダAKF-11」を展示!
デカイ! かっこいい! 速そう!

入場無料の物販コーナーでは、70種類以上の作品関連グッズも販売。気になるアイテムは、お見逃しなく!

【イベント情報】
■新世紀GPXサイバーフォーミュラWorld Tour東京GP
・期間:2021年12月24日(金)~2022年1月10日(月・祝)
・会場: 有楽町マルイ 8F イベントスペース(東京都千代田区有楽町2丁目7-1)
・開館時間: 11:00~20:30
※最終入場は閉店30分前まで ※最終日は17:00まで
・入場料:1,650円(税込) パスシール付き(4種からランダムに1枚)
※未就学児は入場無料(ノベルティーは付きません)
※企画展詳細は下記URLにてご確認ください。
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