単体でプラキットと本格対戦カードゲームが楽しめちゃう! カバヤ「ほねほねザウルス カードバトリング」を実際に遊んでみた!【食玩道 第28回】

皆さん、こんにちは!ホビー系ライターのKariyasu☆(カリヤス) です。「大人の食玩」 をテーマに、気になる食玩やミニチュアをレビューして改造して遊び倒すこのコーナー。第28回は、カバヤから発売中の「ほねほねザウルス カードバトリング」です!

2002年に登場して以来、カバヤ食品のベストセラー玩具菓子「ほねほねザウルス」シリーズのゲームコラボバージョン最新作! 当連載第23回でご紹介した「ほねほねザウルス ビルドボードバトル」に続いて、今度はカードゲームの登場です!

箱の中には、

・ほねほねザウルス2体(彩色済みの組み立てプラキット)

・カード28枚

・組み立て&ルール解説書1枚

が入っています。プラキットはランナーからはずして、パチンパチンと組み立てればできあがり。

カードは厚みのあるしっかりした紙で作られていて、ちゃんと切り離された状態で入っています。しかも1枚1枚に異なるほねほねザウルスの画像が入っています。全4種を調べてみましたが、それぞれ違うほねほねザウルスでした。これはファンも大喜びですね!

なお、4種の箱の中身は外からわかるので、ダブる心配はありません。

まずはプラキット全4種、計8体のほねほねザウルスたちを紹介します!

【1:アウストラロヴェナトル(左)&ムッタブラサウルス(右)】

【2:ティタニス(左)&ティロサウルス(右)】

【3:アグスティニア(左)&アンガトラマ(右)】

【4:メトリディオコエルス(左)&ほねほねクルセイダー(右)】

暗色のほねほねザウルスはなかなかの風格。そして白いほねほねザウルスは蓄光素材でできているので、暗闇で光りますよ。

カードデザインはこんな感じ。スート(マーク)違いを2種類集めれば、トランプとして遊ぶことも可能です

《ゲームをプレイしよう!》

プレイ人数は2人。1対1でカード技を繰り出していって、相手のほねほねザウルスを攻撃するゲームです。

ゲームデザインは「ほねほねザウルス ビルドボードバトル」と同じく、野村紹夫さん(ルートイレブン)が担当。前作が「ほねほねザウルスを組み立てるゲーム」だったのに対して、今度は「ほねほねザウルスをバラバラにするゲーム」になっているのが面白いですね。

野村さんいわく、かわいいほねほねザウルスを抹殺しあうのではなく、「あれ~、バラバラになっちゃったぁ~」くらいの軽いノリでじゃれているイメージなのだそうです。

大まかなゲームの流れを見ていきましょう。

<準備>

お互いに、自分の前に場札を8枚並べます。さらに手札を3枚持って、残りは山札になります。自分のほねほねザウルスを選んだらゲーム開始です。

<場札をめくる>

お互いに自分の場札を2枚と相手の場札を1枚めくって、どれか1枚を裏向きに戻します。ここでめくったカードで技が決まるので、とても大事なフェーズです! 裏向きに戻したカードが何だったかをおぼえておくことも先々の展開に役立ちます。このあたり、ちょっと神経衰弱っぽいですね。

<攻撃技を決める>

それぞれ、自分の手札の中の1枚と、表になっている場札のうち2枚を組み合わせて攻撃技を決めます。場札は自分側の2枚か、自分側と相手側1枚ずつのどちらでもOK。さっき相手側の場札をめくった意味はここにあるんですね。しかも相手がめくった場札を使ってもいいらしいです。

攻撃技は4種類あります。

・アタック…手札カードに指定された数字3枚をそろえると発動。出した手札に書かれた効果を実行できる。

・ゾロ…同じ数字を3枚そろえると発動し、相手のパーツをひとつ外すことができる。

・レンバー…3枚の数字が連番になっていると発動し、相手のパーツをひとつ外すことができる。

・ゴーケン…特に意味のない数字3枚で発動。相手のパーツを2つ外すことができる。

これらの技は、アタック>ゾロ>レンバー>ゴーケンの順に強いのですが、アタックはゴーケンにだけ負けます。また、同じ攻撃技同士だと数字が大きいほうが勝ちです。

<バトル!>

お互いに使う手札を裏向きにして出したらバトル開始。お互いに手札オープンして攻撃技を宣言し、相手より強い攻撃技を出せたほうが勝ち”!(攻撃技が同じで、数字もあいこなら引き分け)。負けたほうは自分のほねほねザウルスのパーツを外し、次のターンへ。使用した手札と場札は捨てます。

これを繰り返して、先に相手のパーツを5つ外すか、どちらかの場札が1枚以下になった時点で外れているパーツが少ない方が、このゲームの勝者!

【実際にプレイしてみた】

当連載編集担当A氏に協力してもらい、実際にバトルしてみました!

※感染症対策を徹底したうえで、ゲームプレイ&撮影しています

前半戦開始! 私、カリヤスのアウストラロヴェナトルとA氏のムッタブラサウルスが激突です!

ペンタケラトプスのカードを使ってミラクルアタックを発動するも、ほねほねアシュラのゴーケンを食らって返り討ちに。パーツを2つ外されてしまいました……。

「あれ~、バラバラになっちゃったぁ~」

奮戦するも敵わず、ストレートに敗北してしまいました(泣)。全部のパーツを分解すると、こんな感じ!

後半戦開始! 今度は、ほねほねクルセイダー(私)vsメトリディオコエルス(A氏)です。レンバーを発動したA氏に対して、私はゾロを発動。初戦でパーツをひとつ外すことに成功しました!

その後も一進一退の攻防が続きます……。

そして、とうとうアタックとアタックが激突! 私のほねほねライオンはリボーンアタックを発動したのですが、A氏のカルカロドントサウルスはミラクルアタックを発動。同じアタック同士なので、数字が大きいミラクルアタックの勝利。あとひとつパーツを外せば勝利だったのですが、逆にパーツを3つ外されてまさかの逆転敗北です……。

1プレイは10分程度ですが、約60分ノンストップで楽しんでしまった2人。予測不能の白熱したカードバトルに大盛り上がりでした!

【ここが面白い!】

・アタックは強力です。相手のパーツを2つ外す「スーパーアタック」、相手のパーツを3つ外す「ミラクルアタック」、自分の外れているパーツ数と同じ数だけ相手のパーツを外す「リバースアタック」、相手のパーツをひとつ外しつつ、自分のパーツをひとつ戻す「リボーンアタック」の4種類があって、うまく活用すれば危機的状況でも一気に形勢逆転が可能! 

それでいて、一番なんでもないゴーケンには負けちゃうというバランスがスリリングです。しかもアタックを出すなら手札を前後逆にして伏せておく必要があるから、相手の攻撃技を見ながら「やっぱりアタックはやめてゴーケンにしちゃおう」なんてズルはできません。

・はじめに場札をめくって1枚元に戻す時に、わざと相手が使いそうな場札を裏向きにしちゃう……なんてイジワル(?)も楽しいです。相手がめくった場札で棚ぼた式に自分の攻撃技が組めちゃうこともあるし。

・実際にほねほねザウルスのパーツを着脱しながらバトルが進んでいくので、臨場感があってワクワクします。まるで、目の前でバトルが繰り広げられているような感じが楽しいですね!

最後に、自由にパーツを組み合わせてオリジナルのほねほねザウルスを自作してみました。自由な発想で楽しみましょう♪

さて、いかがでしたか? 年末年始に家族や友人とプレイしてみると、きっと楽しいですよ。それではまたお会いしましょう!


<ライタープロフィール>

Kariyasu☆(カリヤス)

エンタメ、ホビー系ライター。模型やジオラマ製作に夢中で、プラモデルやミニチュアの作例のほか、各種取材を担当。最近、掃除をしていたら小学生の頃に自作したカードゲームが発掘されました。

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