ホンダ・シティがロボットにトランスフォーム! トランスフォーマーMASTERPIECEシリーズ「MP-53 スキッズ」&「MP-54 リブースト」で遊んでみた! 前編【泰勇気のトイ遊々記 第14回】

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

今回は久々の「トランスフォーマー」。しかも本連載では初めてのMASTERPIECE(以下、MPシリーズを、前後編の2回にわたってご紹介させていただくことになりました!

「アースライズ」「スタジオシリーズ」などなど、さまざまなシリーズが展開する「トランスフォーマー」。MPはその中でも最高峰と呼べる玩具シリーズです! 

その最新作ですが「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」より「サイバトロン/戦士スキッズ」「サイバトロン/城都守備員リブースト」の2体が登板! ビークルモードがHONDA CITY型の2体が、同時に商品化しました! 

スキッズはアニメに登場した機会も少なく、「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」第50話「トリプルチェンジャーの反乱」ではすったもんだあって玉座に合体できるように改造されてしまいました。DVDボックスのブックレットでも「さしたる活躍も見せないまま、あっという間に破壊されてしまう」などと書かれる始末。しかし「出番が少ない」ことが、逆に彼を有名にさせたというなんとも面白いエピソードを持つキャラクターだったりします。

リブーストに関しては、今回、新たに設定されたキャラクターです。詳しいプロフィールはぜひ同梱されているキャラクターカードをご確認ください! 実はなかなかに苦労をしてきたキャラクターなのです。

パッケージ写真も流用ではなく、それぞれしっかりデザインされたものになっています。

さきほど「HONDA CITY型」とくくりましたが、正式には、スキッズは「ホンダ シティターボ」、リブーストは「ホンダ シティRに変形します。

背面にはキャラクターと製品の情報がぎっしりと記載されております。

天面は高級感漂う、MPではおなじみのデザイン。

側面にはそれぞれビークルモードとロボットモードの写真が。

底面には本田技研工業株式会社より正規ライセンス許諾を受けた証の、「HONDA」マークが見えます。

まずはスキッズから紹介していきます。

箱の内容物は

・ スキッズ本体

・ 説明書

・ キャラクターカード

・ 武器2種類

ビークルモードは、MPだけあってミニカー玩具と見間違えてしまうほどのクオリティ。車の変形玩具ではオミットされがちな、ワイパーやバックミラーまで再現されています。

後部はこんな感じ。旧玩具ではリア部分が左右に分割して両足になるのですが、今回は分割線が見当たりません! これはいったい!? 

ランプ類やロゴ、HONDAのエンプレムを含め、細かいところまで塗装が施されております。ワイパーもしっかり造形されていますね。

フロントグリルがきちんと「シティターボ」仕様になっているほか、ボンネットには大きくサイバトロンマークが印刷されております。シティファンの方が見ても「よく再現されている」と認めることでしょう。

リアの細かい塗り分けもしっかり再現。シティといえば、1980年代中頃によくTVで見た「ホンダ! ホンダ! ホンダ! ホンダ!」の歌が流れるCMが印象的でした。

旧玩具にもあったボディサイドの赤と白のラインもばっちり印刷!

画像下側は旧玩具(アンコール版)です。

ルーフウインドウなど、実車ではガラスの部分はクリアパーツ(ブルー)で再現。

バックミラーのミラー面はシルバーで塗装されております。

ボンネットは開閉可能。内部にはエンジンのディテールが再現されています。さっすがこだわりのMP!

左右のドアも開閉可能。ドアは変形後のスキッズにおいて印象的なパーツでもあるので、こうやって動くのはうれしいですね。

「バイナルテックシリーズ」とは異なり、運転席は造形されてはいませんが、ダイアクロン隊員なら入れておくことができそうな空間があります。

後部ドアもバッチリ開閉! この空間にはいろいろ収納できそうですね。

中には付属の武器をすべて収納させておくことができます。

ボンネットの中にバックミラーを収納することができるので、旧玩具の再現も可能です。この状態で、旧玩具と並べて見てみましょう。

大きさもさることながら、高い実車再現度のMP。ナンバープレートの「CITY」の文字もうれしいです。

旧玩具も好きですよ! かわいくて。

ほら、右側の旧玩具のビークルモードのリア部分には縦線が入ってますでしょ? ここが左右に分かれて両足になるのがスキッズの基本的な変形なのですが、MPはいったいどんな変形をこなすのか!?

各部の開閉ギミック対決! 実はボンネット以外は旧玩具でも開閉が再現されていました! やりますね~、旧玩具も。

続きましてリブーストのビークルモードも見ていきましょう。


こちらがリブーストの内容物。

・ リブースト本体

・ コンポーネントX(モトコンポ)

・ ホロマター・アバター

・ 武器3種類

・ キャラクターカード

・ 説明書

スキッズとは正反対な暖色のレッドボディ。基本的なボディの形状はスキッズの「シティターボ」と同じですが、ボンネットやフロントグリルの形状が「シティR」仕様に変更となっています。

リアの形状はスキッズとほぼ同じで、後部ドア右側の「CITY R」の文字の部分の違いのみとなります。

左右対称の表情なので落ち着きますね。いまでも大事に乗っておられるオーナーさんがいらっしゃるようで、時々街で見かけるとつい目で追ってしまいます。

ガラス部分には、クリアブラックのパーツが採用されています。

スキッズよりもおとなしい車体側面。

比較に持ってきたのは「ダイアクロンカーロボットNo.06ホンダ・シティR(シルバー)」です。「クロスカット」という名前でトランスフォーマーにも編入済みですし、タカラトミーモール限定でMPも発売されました(現在は予約終了)。色は違いますが形状は同じなので比較に使わせていただきます。

ルーフの形状もスキッズと同様です。

ボンネット内部もしっかり再現。配線などの色がスキッズとは異なります。

ドアももちろん開閉。

後部ドアも開きます。

上で紹介したスキッズでは、「あれ? シティといえばモトコンポは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、旧玩具のスキッズではモトコンポがオミットされていたため、そのMP版である今回のスキッズも、これにならってモトコンポはオミットされたそうです。
しかし、こちらのリブーストには、モトコンポが付属します。

こちらは武器のひとつ「レーザーガン」。

グリップやバレルを折りたたむことができます。

そのレーザーガンを一番奥に収納し、

次にダブルレーザーガントレットを収納し、

ロケットポッドを収納すれば、武器をすべてしまっておくことができます。

たくさんしまいましたが、後部ドアはしっかり閉まります。

そして、ホンダ・シティといえばやっぱりこれ。モトコンポの収納ですよね。リブーストにおけるこのモトコンポは結構重要な存在で、非常に小型でありつつもしっかりと造形が施されております。

モトコンポはこの収納形態からバイク形態へ完全変形します。

シート部分を持ち上げます。

持ち上げたシートの下からハンドル部分を引っ張り出します。シート部分の前半分も180°回転させます。

シートを押し込んでもとの位置に戻し、ハンドルをそれぞれ外側に90°回転させて、モトコンポの変形完了となります。

ボディ側面には「MOTOCOMPO」の文字も印刷されていて、小さいながらもよく再現されております。

こちらはホロマター・アバター。

よく見ると、MP10のコンボイ司令官に付属していたスパイクのクリアバージョンです。

リブーストが生き抜いていくために活躍しました。

首、肩、胸部、股関節はボールジョイントで、大きさの割にはよく動くなという印象。

膝も90°くらい曲げられます。

「コンポーネントX」ことモトコンポに座らせることもできます。

やや窮屈かもしれませんが、一応シティにも乗車が可能です。

ビークルモードのリブーストを、旧玩具と比較してみました。なにげに旧版のフロントグリルにも「H」のマークがシールで入ってました。ナンバープレートが削れて見えにくいですが、「CITY」と入っていたのかな?

リアの「CITY」の文字はそっくり! 驚きです。

どちらの後部ドアの中にも、モトコンポを収納できるようになっています。

というわけで前編はここまで!

後編ではロボットモードを紹介いたします。

お楽しみに!

【製品情報】

■MP-53 スキッズ

・価格:10,780円(税込)

・発売日:2021年11月下旬

・対象年齢:15歳~

<セット内容>

スキッズ本体×1, 液体窒素ライフル×1, ツイン電子ブラスター×1, キャラクターカード×1, 取扱説明書×1

・電池は使用しません

■MP-54 リブースト

・価格:10,780円(税込)

・発売日:2021年11月下旬

・対象年齢:15歳~

<セット内容>

リブースト本体×1, レーザーガン×1, ロケットポッド×1, ダブルレーザーガントレット×1,コンポーネントX(モトコンポ)×1, ホロマター・アバター(ドライバーフィギュア)×1, キャラクターカード×1, 取扱説明書×1

・電池は使用しません

【泰勇気の出演情報】

・NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・アニメ「ワールドトリガー」(穂刈篤役)

・橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

・「トランスフォーマー」関連は、「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」 ホイルジャック、ディセプティコンビーコン、メイクシフト、ウージ、ノジ、ガブ、ほか。「トランスフォーマーアドベンチャー」キックバック。「カッコイージー!ロストエイジ!シリーズのうた」など

おすすめ記事