ホンダ・シティがロボットにトランスフォーム! トランスフォーマーMASTERPIECEシリーズ「MP-53 スキッズ」&「MP-54 リブースト」で遊んでみた! 後編【泰勇気のトイ遊々記 第15回】

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

今回は前回から引き続き、「トランスフォーマー」のトイ・MASTERPIECEシリーズより、「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場する「サイバトロン/戦士スキッズ」と「サイバトロン/城都守備員リブースト」の2体を紹介いたします。

ホンダ・シティがロボットにトランスフォーム! トランスフォーマーMASTERPIECEシリーズ「MP-53 スキッズ」&「MP-54 リブースト」で遊んでみた! 前編【泰勇気のトイ遊々記 第14回】

それではお待たせいたしました! トランスフォームいってみましょう!

今回はスキッズとリブースト、まったく同じ変形手順となるので、例としてスキッズを使って変形を見ていきたいと思います。

「トランスフォーム!」

ボンネット、左右のドア、後部ドア全てを開いてバックミラーを収納した後、ボンネットだけ閉じます。

車体後部を下へおろします。

赤丸で囲った部分のパーツを、上のほうへ起こします。

車体後部部分を写真右側の位置へ持ち上げます。

90°折り曲げられていた太もも部分をまっすぐ伸ばし、ふくらはぎ部分のパーツを閉じて両足を形成します。

左から順に、足首ブロックを下へ引っ張り出し、爪先とかかとを展開。そしてタイヤを内側へ回転させて足首が完成。

続いてフロント部分の変形に移ります。

フロントバンパー裏あたりに納まっていた腕部のパーツを引っ張り出し、外側へ展開させます。

展開させたら、赤丸で囲ったパーツを展開します。

先ほど開いたパーツでタイヤを覆うように畳みます。タイヤ側にはロック受けの凹みがあり、そこへカバーパーツの突起を差し込みます。

両腕を展開し、肩の回転軸で、タイヤの内側の赤い模様のある面を正面に向けます。

その後、腕を下に下ろします。ちょうど腕立て伏せみたいな形ですね。

シティのフロントはそのままに、それより後ろのボディ全体を下へおろし、わき腹パーツを変形させます。これで胸部は固定されます。

後部ドア、ルーフ、フロントウインドと続くパネル上のパーツをコンパクトに折りたたんでいきます。

こちらが、折りたたみきった時のサイドからの様子です。

フロントウインドが後ろへ倒れたことで見えてくる頭部を起こし、180°回転させて顔を正面に向けます。

太ももの位置を外側に移動させます。

以上で、ロボットモードへの変形完了となります! はっきりいってアニメ劇中のスキッズより、はるかにカッコイイ! スキッズを見る目が変わりました。

個人的には、こういったビークルモードの印象的なパーツがロボットモードでもしっかり残っているデザインは好きです。

後ろから。

ふくらはぎの部分は、後部ドアのような造形の入った別のパーツがくるようになっていたんですね。

旧玩具との比較も同時に行っていきたいと思います。カラーリングは今回のMP版のほうがさわやかな気がします。シルエットはほとんど同じですね。面白い!

頭部の造形は今回のMP版のほうがTVアニメ仕様というところでしょうか。旧玩具は、アニメの頭部のデザインとちょっと異なるので、MPのコンセプトとしては今回の頭部デザインで立体化されたのでしょう。

背中の姿がとてもよく似ているのが面白いです。というより、これがスキッズの特徴的シルエットなんですね。

脚部は太ももの模様、つま先のディテールなど旧玩具を再現している部分も確認できます。

側面の白と赤のラインにも共通点があります。

旧玩具ではご覧のように後部ドアがそのままふくらはぎにきているので、ビークルモードだと左右への分割線が入り、車としてのスタイルに影響してしまっておりました。しかしMPではその問題を完全に解決。このこだわりは素晴らしい。

それでは、可動範囲を見ていきましょう。

頭部は横方向への回転と、変形の恩恵により上を向かせることができます。

腕は肩の軸回転による前方向からの回転からでも、水平方向から腕を上げていく動きでも真上まで上げることができます。

手首は付け根で回転可能。指ですが意外と細かく分割されております。

また、二の腕にロール回転軸があります。

肘は深く曲げられます。

また変形機構の恩恵で、手首にスナップをきかせることもできます。

腰部でひねり回転が可能。

開脚もここまでできれば十分です。足首の横方向へのスイングはこのくらい。

脚部は前方へ90°ほど持ち上げられます。

股関節は後方へはほとんど動きませんが、太ももの変形可動を利用すれば擬似的に脚部を後ろへ持ち上げたようなポーズをとらせることもできます。

膝はおよそ90°曲げられます。

股関節接続部付近に、ロール回転軸があります。

足首の前後方向へのスイングはこのくらい。

全体でこのくらい動けば、変形玩具としては十分にポージングを楽しめると思います。

武器の持たせ方ですが、両腕とも前腕の長方形のジョイントを使って、腕の正面と外側に武器を取り付けることができます。正面のジョイントを使うと武器を手に持たせているように見えます。

それでは、武器を持たせたスキッズでいくつかポージングに挑戦してみましょう。

右手に液体窒素ライフル。左腕にツイン電子ブラスターを装備。

旧玩具も同様の武器がありました。

片膝をついて姿勢を低くして射撃!

腰部の3mmジョイントを使って、市販のディスプレイスタンドを利用したアクションポーズ!

顔を上に向けることができるので、上空から襲い来るジェットロンへの攻撃のポーズ!

そして、玩具における相棒・リブーストのロボットモード。

ボディカラーが違うだけで、伝わってくるキャラクター性も変わってきます。

「色が変われば別キャラクター」とはよく言ったもので、色の持つイメージからキャラクターのイメージが変わってくるのも当然だったのかもしれません。

今回も、前編と同じく「ダイアクロンカーロボットNo.06ホンダ・シティR(シルバー)」と比較しながら紹介します。

顔はマスクタイプ。色だけじゃなくロボットは顔が命。顔の形状が違うというのはボディカラーが違う以上に大きな変化となります。

こちらはアニメに登場したキャラクターではないことから、旧玩具をよく再現した形状になっているようです。

首元にはサイバトロンマークが。

ボディが赤くて情熱的なのかと思いきや、表情の読み取りにくいマスクタイプのフェイスなので冷静さも持ち合わせていそうです。

下半身の形状はスキッズと同じ。太ももがシルバーで脛部分が赤、そしてつま先が青というのはなかなかにヒロイック。

さりげない、腰部のオレンジ色のラインがオシャレなワンポイントになっています。

後ろ姿は「ホンダ・シティ」型共通のシルエット。

胸部後ろ側も、形状はスキッズと同じです。ふくらはぎのカバーパーツにリアウインドをイメージした塗装が施されているので、元々ここに後部ドアがきているデザインであったことがわかります。

収納状態へ変形できる武器のレーザーガン。

弾頭を取り外せるロケットポッド。

ロケットポッドはダイアクロン玩具にもそれらしい武器が付属していました。

大胆に左右の敵を同時に迎え撃つリブースト。

体を横向きに敵を狙う!

ハイキックもご覧のとおり。

スマートに大きくジャンプ。

腕に固定したダブルレーザーガントレットで力強いポーズ!

同じ「ホンダ・シティ型」として息のあった戦いを見せる2人の戦士。

というわけで、トランスフォーマーファンのみならずホンダ・シティファンの方々にもお手に取っていただきたいこれら2つのアイテム。変形手順も比較的難しくはないのでMP初挑戦の方にもおススメしたいです。

特にモトコンポにも新しい役割を持たせたリブーストの設定は、ぜひ説明書を開いて読んでみていただきたいところ。

トランスフォーマーはあと数年で日本国内放送開始40周年が控えています。

タカラトミーモール限定でビクトリーセイバーが登場するなど、僕たちリアルタイム世代が待ち焦がれたアイテムも登場しています。また、もう少し先になりますが劇場映画版も公開が控えていますし、やっぱり目が離せないタイトルです!! 今後も楽しみにしております!!

それでは、また次回!

■MP-53 スキッズ

・価格:10,780円(税込)

・発売日:2021年11月下旬

・対象年齢:15歳~

<セット内容>

スキッズ本体×1, 液体窒素ライフル×1, ツイン電子ブラスター×1, キャラクターカード×1, 取扱説明書×1

・電池は使用しません

■MP-54 リブースト

・価格:10,780円(税込)

・発売日:2021年11月下旬

・対象年齢:15歳~

<セット内容>

リブースト本体×1, レーザーガン×1, ロケットポッド×1, ダブルレーザーガントレット×1,コンポーネントX(モトコンポ)×1, ホロマター・アバター(ドライバーフィギュア)×1, キャラクターカード×1, 取扱説明書×1

・電池は使用しません

【泰勇気の出演情報】

・NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・アニメ「ワールドトリガー」(穂刈篤役)

・橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

・「トランスフォーマー」関連は、「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」 ホイルジャック、ディセプティコンビーコン、メイクシフト、ウージ、ノジ、ガブ、ほか。「トランスフォーマーアドベンチャー」キックバック。「カッコイージー!ロストエイジ!シリーズのうた」など

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