最高にかっこよくて、ついていきたい新しいルーチェ! 「新幹線変形ロボ シンカリオン Z」EDテーマ「ターミナル ~僕ら、あるべき場所~」、Luce Twinkle Wink☆インタビュー
Luce Twinkle Wink☆は“輝く瞬間(とき)をトキメキに”をキャッチフレーズに、アニソンとアイドルに橋を架ける存在を目指す5人組アイドルグループ。2021年8月14日にオリジナルメンバーの桧垣果穂さんが卒業、8月22日に小泉かのんさんが加入して、新体制での活動をスタートした。
そして2021年11月24日に、ニューシングル「ターミナル ~僕ら、あるべき場所~」をリリース。タイトルナンバーはTVアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン Z」のエンディングテーマとなっている。
新たな体制で走り出したLuce Twinkle Wink☆の5人に、新シングルや「シンカリオン Z」について、新メンバーの小泉さんとの関係性や今の心境について語ってもらった。
新メンバー・小泉かのんのメンバーカラー裏話
──2021年8月22日に小泉かのんさんが新メンバーとして加入を発表して、Luce Twinkle Wink☆は新体制になりました。小泉さんにとって加入後はどんな時間でしたか?
小泉かのん すごく濃かったです。私はルーチェに入るまでアイドルをやったことがなかったので、実際にどんな感じでどんな活動をするのかもわからなかったんです。だから体験すること、積み重ねさせてもらうことのひとつひとつが勉強です。でも本当に今が楽しいです!
──完全に未経験だったんですね。
小泉 ずっと普通に学生をしていました。大学に入って、アイドルやりたいな……と思っている時に、たまたま好きだったルーチェのオーディション告知があったんです。これで自分を変えることができたらいいなと思って受けたんですが、合格することができて、ルーチェとして活動できて嬉しいです。
──ダンス経験は?
小泉 小学校でバレエを習っていて、中高ではダンス部に入っていました。実はダンス部に入ったのもアイドルみたいなダンスに憧れていたからなんですけど、入ってみたらモダンダンス寄りでちょっとショックでした(笑)。だから今アイドルのダンスを、それもルーチェの一員として踊れてすごく嬉しいです。
──ルーチェのダンスは大変ですよね。
小泉 大変です! でもルーチェのパフォーマンスに憧れて入ってきたので、それなりの覚悟はしてきました。でもここは1.5秒で止める、角度は45°で、みたいな決まりやこだわりがたくさんあって、想像以上でした(笑)。
小泉かのんさん
──先輩たちから見て、小泉さんはどんな子ですか?
板山紗織 見た目はすごくザ・美少女という感じで、すごくかわいい女の子が入ってきてくれたなって感じなんですけど、中身はすごくルーチェ精神があると思います。限られた時間で立て続けにたくさんの楽曲を覚えないといけないんですが、どんどん覚えてくれるし、ルーチェにとって(動きの)シンクロ率が大事ということも理解してくれていると思います。わからないところがあると、ここって合っていますか、みたいに聞いてきてくれるので、私たちもすごくやりやすいです。私は人見知りなんですが、一緒にレッスンしていて初めましてじゃないような気がします。
咲本美桜 ルーチェに新メンバーとして加入するのって覚悟がいることだと思うんですが、アイドル未経験だからこそうまく溶けこめていると思います。わからないことを自分から聞いてくれるというのは、本当にそうなんです。かのんちゃんが思ったことを言って、聞いてくれるからこそ私からも返せるので、意見や質問を伝えてくれる子が来てくれて嬉しいです。
──咲本さんと城崎さんは新メンバーとして加入した立場もわかりますよね。
咲本 私はすごく人見知りだし、加入した最初は楽屋で何を話したらいいのかな、今日はこの話ができたらいいな、とか思いながらライブに行ってました。
宇佐美幸乃 重いな~(笑)。
咲本 重くないよ! でも、今日は幸乃ちゃんにこの話したいなと思っていても話せなかったりしたんです。かのんちゃんは緊張せずに話しかけてくれるので、人見知りの私でも、短い期間ですごく打ち解けられていると思います。本当にありがとうって思ってます。
城崎桃華 ルーチェってずっと活動してきた絆があるグループなので、そこに新しく入るのって簡単じゃないと思うんです。かのんちゃんはそういう、遠慮して動けない、というようなところがなくて、思ったことをなんでも言ってくれます。私もルーチェに入って1年ぐらいなんですが、わからないことがあってもみんなにとっては当たり前のことをここで聞くのはどうなんだろう?とか考えてしまって聞けないことも多かったんです。そこでちゃんと聞いてくれるかのんちゃんはすごいと思います。私も影響を受けて先輩たちに質問するようになったので、いい影響を与えてくれてるなと思います。
宇佐美幸乃さん
──小泉さんは、自分から質問することは意識してるんですか?
小泉 してないです(笑)。でも私もさあきゅん(咲本)さんと一緒で、最初は何話そうって思ってましたよ。ルーチェがライブしている姿は知っていても、普段どんなお話をされてるのかはわからなかったので。いちオタクが楽屋に入ってしまったような気持ちでソワソワしてました。でも先輩方がやさしいので、不安に思ったことはすぐ聞くようになって甘えちゃってます。ルーチェは素晴らしいです。
──そんな話を踏まえて小泉さんと、小泉さんが加入したルーチェについて、リーダーの宇佐美さんはいかがですか?
宇佐美 メンバーみんなが大人になったなということはすごく感じますね。未経験者で18歳のかのんちゃんが入ってきたことで、みんなでかのんちゃんを育てなきゃ!という意識が生まれたというか。この原石は磨けば光るぞ、という思いでみんなが一致団結した結果、大人になったんじゃないかなと思います。
──メンバーカラーはミントグリーン、新色というのは新しいチャレンジですね。
宇佐美 アイドル未経験なので、今までの色や形にとらわれることなく自分らしい色を見つけてほしいな、違う色でもいいのかなとは話していたんです。その頃大人たちがなぜかミントグリーンはどう?と勧めてくるのがなんだろうと思っていたんですが、あとになってあ、シンカリオンカラーだったんだってわかりました(笑)。
城崎 これからルーチェをもっと強くするためにというオーディションで、かほハム(桧垣果穂)さんの卒業はオーディションのあとだったんです。だからもともと新しい色を増やすつもりの覚悟のオーディションだったので、新色は違和感なかったです。フレッシュだからオレンジとかの話もあったんですが、大人は緑推しで(笑)。
宇佐美 決まってみれば透明感があっていいと思います!
板山紗織さん
「私の背中についてこいよ!」の圧を感じてほしい
──シンカリオンカラーという話題が出ましたが、新曲「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」がTVアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」のエンディングテーマとして放送されています。
板山 ゴールデンタイムに放送されるアニメで、今までとは番組を見る人の層も違うと思うので、どんな反応をもらえるんだろうって気持ちはすごくありました。私も姪っ子や、夜遅くまでは起きていられないおじいちゃんがいたりするので、そういう人にも見てもらう機会ができて嬉しいです。実際におじいちゃんにはがんばってるんだねって言ってもらえました。
咲本 私は小さい頃から子供向けのアニメを見ていて、そのまま子供向けのアニメを見続けて大人になったんです。子供向けアニメにはハッピーしか詰まっていないので、そういうところが大好きで。子供の頃に見ていたアニメの歌って、大人になっても忘れないじゃないですか。だから今「シンカリオンZ」を見ている子どもたちの中に「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」が残ったら嬉しいなと思います。
城崎 実は以前さあきゅんと一緒にいる時に、NBCのプロデューサーさんが次は「子供向け……」みたいなことをぽろっと言ったことがあったんです。でもその後、次の新曲としていただいた「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」を聴いたらすごくかっこいい曲だったので、子供向けって言っていたのは勘違いだったのかな?と思っていました。だから「シンカリオンZ」のタイアップと聞いて本当にびっくりしました。「シンカリオン」についてはラジオ(「Luce Twinkle Wink☆のアニルーチェ☆)でも取り上げたことのある作品だったので、本当に夢みたいな話だと思いました。ちっちゃい子にも聴いてもらえるのがすごく嬉しいなと思ったし、私が今こうしているのもアニソンを歌いたいと思ったからなんです。だから子どもたちがアニソン好きだな、アニソン歌いたいなと思ってくれるきっかけになれば嬉しいなと思います。
小泉 私にとっては初めてのシングル曲で、アニソンを歌わせてもらえるなんて思ってもいなかったです。ルーチェはもともとアニソンとアイドルの架け橋になる存在を目指していますし、私もそこに憧れていたんですが、まさかこんなに早くに実現するとは思いませんでした。聞いた時は衝撃が大きすぎて、嬉しいよりもほんとに!?という気持ちが大きかったです。私もいーちゃん(板山)さんと一緒で、親戚も「シンカリオンZ」のことを知っていて連絡をくれて、がんばってるんだねって言ってもらったりして。本当に愛されている作品に携われるんだな、幸せだなと思いました。自分が歌う声がアニメで流れるすごさと嬉しさを毎週実感しています。
宇佐美 最初に話を聞いて、これはウィンカー(ファン)が喜んでくれるだろうなとすごく思いました。ウィンカーの皆さんと、ルーチェも「プリキュア」みたいになれたらいいのにね、ゴールデンでいろんな層に曲を聴いてもらえたらいいのにねって冗談で言いあったりしていたんです。遠い夢だったので、これはウィンカーのみんなが飛び跳ねて喜んでくれるに違いないと思いました。だから早く報告したくて、もどかしくて、うずうずしてました(笑)。直接報告できた時は幸せでしたし、少し恩返しできた気がしました。
──作品としての「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」の魅力はどんなところだと思いますか?
宇佐美 子供向けアニメだけど、友情とか絆とかが詰まっていて、大人が見ても深いな、学べるなと思う作品です。感動しちゃいます。ルーチェもメンバー同士やファンの方との絆や信頼を大切にしてきたユニットなので、何かシンクロするなと思います。そういうルーチェの絆や熱さとリンクさせてお届けできたらいいなと思いながら歌っています。
板山 私は女の子のほわほわなアニメを見てきたタイプなので、ロボットの合体シーンとか初めて見たんです。じっくり見たら合体シーンすごくかっこいいなと思って(笑)。いろんな新幹線の聴いたことがある音がしたりして、すごく楽しいです。
咲本 私がよく使っていた駅名とか地名がたくさん出てくるんです。東北新幹線が活躍するアニメなんですが、私も宮城県出身ではやぶさやこまちをよく利用していたので、作品に仙台駅とかが出てくるとそれだけで嬉しいです。小さい頃に家族で新幹線のセレモニーに行ったりしていたので、好きだった新幹線がアニメになって、自分がその作品のエンディングテーマを歌っている。ファンとしても主題歌をいただいたアイドルとしても楽しめる、私にとってすごくぜいたくな作品です。楽しいです。
城崎 私はコラボがすごく印象的で、いろんなアニメやキャラクターとコラボしているのが熱いなと思っています。「新世紀エヴァンゲリオン」だったり、キティちゃんだったり初音ミクだったり! 子供向けのアニメだけど、昔からアニメを見ている人にもすごく嬉しいコラボだと思うんですね。子供だけじゃなく、大人も楽しめるのがすごいと思います。キャラクターひとりひとりがすごく熱い心を持っているのがルーチェと似てるなって思います。「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」の歌詞も「シンカリオンZ」を描いてるんですけど、ルーチェにもすごくぴったりくるんです。
小泉 私のいとこが鉄道好きなんです。子供向け作品だと思っていたんですが、中学生のいとこがこの前「シンカリオンZ」の魅力を熱く語ってくれたんです。鉄道とヒーローという組み合わせがとても新鮮で、詳しくない私も鉄道に興味を持ちました。エンディングを歌うことが決まって、いとこもびっくりしてました。
咲本美桜さん
──「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」は今までのルーチェでも一番かっこいいに寄せた楽曲に感じます。楽曲の印象やレコーディングのエピソードなどを教えてください。
板山 かっこいい曲をアニソンとして歌いたい! ということはルーチェのメンバーとも話していたんです。大きなアニソンフェスなどで、ルーチェがバキバキに踊るところを見せたいという気持ちがあったので。そういう曲がいただけて、おもいっきりダンスでも見せられるということで、夢がかないました。ダンスの熱い部分とキレのよさの両方をバランスよく見せられる振り付けになっていると思います。振り付けのかなみ先生はルーチェをずっと見てくれているので、私たちの強みをよくわかってくださってると感じます。すごく素敵な振り付けをいただいて嬉しいし、いろんな人に届けていきたいなと思います。
咲本 このかっこいい曲調を表題曲として歌うんだという驚きがありました。低音でハモるパートがあって、そこはレコーディングでも結構苦戦しました。ライブでは主線だけ歌うのかと思ったら、ライブでもきっちりハモることになって(笑)。今までは、ハモりはうさみぃ(宇佐美)が担当してくれることが多かったので、新しい挑戦をしてるなと感じる楽曲です。
城崎 新メンバーのかのんちゃんを迎えて、フレッシュなかわいい曲になるのかなと予想していたら、めちゃくちゃかっこよくてすごく難しい曲だったので、まずはびっくりしました! でもそれって、私たちならできるよって新体制のルーチェに期待してもらっているってことなのかなと思って、レコーディングにも今までにないぐらいたくさん練習して挑みました。かっこいい曲が自分の声質に合うか心配だったので、かっこいいの意識を高めて練習して、レコーディングに臨んだら褒めてもらえたのが嬉しかったです。再スタートを感じさせる歌詞も多い曲なので、かのんちゃんを加えて新体制のルーチェで頑張るぞ、新しい姿を見せるぞという気持ちで歌っています。
小泉 自分にとって最初の曲は、どんな曲なんだろうと考えながら待っていました。ルーチェのいちファンとしてはかわいい曲のイメージも強かったので、次の曲は難しいよって聞いてどういうことだろうと思っていたんですが、実際に聴いてみたらすごくかっこよくてびっくりしましたし、この曲を私が歌えるのかなとちょっと不安にも思いました。レコーディング自体初めてだったので緊張しながらスタジオに行って、まだまだ未熟なところが多いなと思いましたね。とても前向きな歌詞なので、私自身も熱い気持ちになって、追いつけるようにがんばろうと思えます。
宇佐美 最初に聴いて、「キタコレ!」と思いました! 私はステージ上から(客席に)「圧を飛ばす」のが自分のスタイルだと思っているんですが、今までの表題曲は、ほら行こうって背中を押すような、寄り添い型の楽曲や、かわいめの恋愛曲が多かったんですね。だから今まで表題曲ではあまり圧が出せなかったというか、それは置いて「かわいいアイドル宇佐美幸乃」というテーマで臨んでいたんです。今回はその圧の強さをそのまま世界観に落としこめると思ったので、よっしゃ来た、これは自分の圧の強さを最大限に出すしかないと思いました。もう私の背中についてこいよ!ぐらいの感じと圧の強さでライブもやらせていただいております。
──「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」のMVはスタジオ撮影で、レーザーを多用したりと新しいテイストになっていますね。MVの感想や撮影のエピソードをお願いします。
宇佐美 MVも今まではかわいいの要素が強かったので、今回はかっこいい系のMVをたくさん見て勉強して撮影に臨みました。絶対これは今までとテイストが変わると思ったんですけど、本番まで内容をシークレットにされていたので、いろいろ予想しながら準備してました(笑)。その甲斐あって世界観に合った、かっこいいルーチェの姿が撮れたんじゃないかと思います。
城崎 今回、できあがったMVは、私たちもファンの人と同じタイミングで見ているんです。「I'mpossible?」の時は事前に内容の確認があったんですが、実は今回、インタビュー時点ではまだ完成版(フルサイズ)のMVは見れていないんです。撮影ではカラースモークっていう花火?みたいなのを手に持って撮影するシーンがあって、自分の担当カラーの煙を撒き散らしてドヤ顔をするんです(笑)。それがちゃんと入ってたらいいな、どんな映像になっているかなと思います。
宇佐美 それは入ってないと! 結構撮影に時間かかったよ(笑)。
咲本 カメラから風が吹いてくるシーンがすごくお気に入りで、風を浴びながらキラキラした紙吹雪が降ってくるんです。たくさんのスタッフさんが協力してくれていて、「あ、アイドルしてるんだな」って感じですごく楽しい撮影でした。風のシーンを撮影する時、自分がカメラに映らない時は私も送風機を持ってました(笑)。それが楽しくて、メンバーの髪をふぁさってさせようとがんばりました。
板山 私も吹かせて、さあきゅんにすごい風をあててしまいました(笑)。
咲本 そういうシーンはMVのメイキング映像に入ってるんじゃないかと思うので、そちらも楽しんでもらえればと思います。
小泉 そもそもMVの撮影が初めてだったので、何も想像できなかったです。スタジオに入ったらレーザーが飛び交っていて、びっくりしちゃいました。レーザーの中で踊ったり、風をあてられたり、いろいろな経験をしました。今回のMVではシルエットを見せることを重要視していて、真っ暗の中でシルエットを見せて、カメラさんがレールで動く撮影があったんです。カメラが前に来るタイミングでかっこいいポーズを決めてくださいって言われて、とまどいながらも楽しい撮影でした。周りのみんなはぱっとかっこいいポーズができるのに、私はあわあわしてしまうので、隣の人を横目で見ながらやっていました(笑)。
咲本 すごく見られました(笑)。
小泉 がんばったのでかっこいい内容になっていると思います。仕上がりが一番気になるのはカラースモークです! 手元で火花が散っているのに、平気な顔をしている宇佐美さんがすごいと思いました。
宇佐美 リハーサルで「宇佐美が実験台でやるので見てください」って言われてびっくりしたんですけど、みんなが不安に思うといけないので多少熱くても平気な顔をしてました。ちょっと熱かったです(笑)。
城崎桃華さん
「私の背中についてこいよ!」の圧を感じてほしい
──カップリングについてうかがいます。まずは初回限定盤と通常盤Aに収録の「Shiny flower」から。
小泉 「Shiny flower」は、表題曲とはカラーの違うやわらかい楽曲で、うまくいかない女の子の恋が最後は実った!という歌詞なんです。悲しい曲なのかなと思うけど、最後はちゃんと実ります。私が最初の歌い出しを担当していて、静かな中から「ラララ」って歌い出すので、初披露の時は、どうしたらいいんだろうって思いました。でも緊張しながら歌っていたら、ファンの方に歌い出しよくなったねって言ってもらえたりして嬉しかったです。元気をもらえる感じで、すごく好きな楽曲です!
板山 「ターミナル」とは正反対の楽曲です。ルーチェは実は意外と繊細な人たちの集まりで、「Shiny flower」はそういう一面に合ってる曲だなと思います。2番のAメロの音が静かになるところで私が歌う担当パートがあるんですが、そこがすごくお気に入りです! ライブでメンバーそれぞれの息づかいまで聞こえる楽曲なので、その時その時で違って聴こえるのが面白いんじゃないかと思います。今日もライブがあったんですが、幸乃ちゃんの息づかいが聴こえてすごくよかったです。それぞれの子の感情や息づかいを感じてもらえたらと思います。繊細なルーチェを見せられる貴重な楽曲で、ファンの人にも褒めていただけて嬉しいです。
──通常盤Bに収録の「ちょいViVi」についてはいかがでしょうか。
咲本 私が好きな担当パートに「自分の色はなんだ? なんて悩んだ帰り道」という歌詞があるんです。メンバーの卒業や加入があるたびに、自分の立ち位置や、これからどんな存在でいればルーチェのためになるのかとか、いろいろ考えるんですね。だからこのタイミングでこのパートをいただけて、気持ちがすごく入ります。1番にはかのんちゃんと2人で歌うパートもあるので、歌っていくことで、かのんちゃんとの絆を深められたらなと思っています。実はこのインタビューのあとにライブ初披露するので、その時はかのんちゃんとちゃんと目を合わられたらいいなと思います(笑)。あと、ラスサビでは、みんなで踊れる振り付けがあるんです。すごくかわいいので、そこをライブで見て、配信とかでも一緒に踊ってくれたら嬉しいです。
城崎 この曲は「I’mpossible?」と同じSoflan Daichiさんに作詞を担当していただきました。歌詞にすごく素敵な工夫をされる方で、この曲も面白い表現がたくさんあります。“消した理想像(セルフィー)”とか“Scroll(走)ってこう♪”とかの言葉遣いが好きです。そういうフレーズに、私にとってすごく特別な「I’mpossible?」に通じるものを感じて、嬉しく思います。ルーチェにすごく合う歌詞で、ぐさっと刺さりすぎて泣いてしまったりする歌詞でもあります。すごく音が難しい曲で、今までアイドルとして歌ってきた楽曲の中で一番むずかしいかもしれません。予想と違う変化がたくさんあって、苦戦しながらレコーディングしました。大変だったけど褒めてもらえたBメロの部分を1番2番とも歌わせてもらうことになったのも嬉しかったです。これからつまづいたり迷ったりする時も、この曲を思い出してがんばっていけそうだなと感じた曲です。
宇佐美 私は3点セットでもいいですか? 「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」ではすごくかっこよくて圧が強い、熱いルーチェが見られて、「ちょいViVi」では女の子らしいルーチェが見られると思います。振り付け的にもかわいらしい仕草が多いので、「ターミナル~僕ら、あるべき場所~」の強さとは正反対な部分だと思います。「Shiny flower」は、動く「ターミナル」に対して静かな表現。振りの数も少なくて、静かに見せるルーチェです。ひとつのシングルの中で、いつもと違うルーチェをセットで見せられていると思うので、どの曲も欠かせない存在になっていると思います。
──最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
板山 ルーチェ新体制初の曲ということで、ファンの皆さんもすごく気合を入れて応援してくださってると思うし、まだルーチェを知らない方にも届けたい1枚になっています。手に取ってくれた方の毎日を応援できるようなルーチェでい続けたいと思うし、一歩を踏み出す勇気を届けられる歌を歌っていけたらと思います。
咲本 リリースイベントをたくさん行なっている中で、「シンカリオンZ」を見て親子で来てくれる方もいたりするんです。ライブ中に新幹線を持って応援してくれていたりして、それがすごく嬉しいです。アニメの偉大さを肌で感じているので、ルーチェももっともっとシンクロ率を高めながら曲を届けていきたいです。今はライブに制限もありますが、配信でもたくさんのパワーを届けて、いつか応援の声を出せる日が来た時にたくさんの人にライブに来てもらえるようにしたいです。ぜひライブや配信で見に来てくれると嬉しいです。
城崎 今回のCDは新体制になってから早いタイミングでのリリースですが、その短い期間で絆が深まって、一致団結していく気持ちがぎゅっとこもったCDだと思います。ファンの方の応援や言葉が、すごく力になっています。「ターミナル」の上に進んでいくぞって前向きな歌詞と一緒に、たくさんのファンの方に夢を見せられる存在になっていきたいし、大きな夢をつかむことで感謝の気持ちを返していきたいです。
小泉 私にとっては初めてのシングル曲で、まだまだうまくいかないところがたくさんあります。何年か後に振り返った時に、大切だなと思える曲だなと思うので、この曲と一緒にもっともっと成長していきたいです。ファンの方との絆も深められたらいいなと思います。
宇佐美 「ターミナル」の曲は、“ついていきたいルーチェ”として歌っていきたいと思っています。日々のライブ、CD、アニメ、全部を通してこのルーチェについていきたい、このルーチェなら信じて大丈夫って応援してもらえる新体制ルーチェになっていきたいと思います。「シンカリオンZ」からは今までにないパワーや新しい感情、嬉しさ、プレッシャー、いろいろなものをもらっています。それをバネにして、シンカリオンのようにたくましく進化していくルーチェであり続けたいと思います。信じてください、一緒にがんばりましょう!
(取材・文:中里キリ/撮影:アキバ総研編集部)
【CD情報】
■「ターミナル ~僕ら、あるべき場所~」/Luce Twinkle Wink☆
・発売日:2021年11月24日
・価格:【初回限定盤<CD+特典DVD>】2,000円(税込)、【通常盤A】1,300円(税込)、【通常盤B】1,300円(税込)
<CD収録曲>
●初回限定盤/通常盤A
1.ターミナル~僕ら、あるべき場所~
2.Shiny flower
3.ターミナル~僕ら、あるべき場所~<instrumental>
4.Shiny flower<instrumental>
●通常盤B
1.ターミナル~僕ら、あるべき場所~
2.ちょいViVi
3.ターミナル~僕ら、あるべき場所~<instrumental>
4.ちょいViVi<instrumental>
<特典DVD INDEX>(※初回限定盤のみ)
・ターミナル ~僕ら、あるべき場所~MV
・ターミナル ~僕ら、あるべき場所~MV(Dance ver.)
・ターミナル ~僕ら、あるべき場所~MV Making
・SPOT
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