【2月6日放送開始】主人公・キュアプレシャス役は「プリキュア」シリーズと同級生の高校生声優・菱川花菜！「デリシャスパーティ♡プリキュア」記者会見レポート！

「プリキュア」シリーズ第19作目となる「デリシャスパーティ♡プリキュア」が、2022年2月6日（日）より放送スタートとなる。

これに先駆け「デリシャスパーティ♡プリキュア」の記者会見が開催され、菱川花菜さん（キュアプレシャス・和実（なごみ）ゆい役）、清水理沙さん（キュアスパイシー・芙羽（ふわ）ここね役）、井口裕香さん（キュアヤムヤム・華満（はなみち）らん役）のメインキャスト3名が登壇。本作について「題材はご飯。キーワードは“ご飯は笑顔”」「誰もが無限の可能性を秘めている“ご飯”を守るために熱く、かっこよく戦う」ということを語った。

続いて、菱川花菜さん、清水理沙さん、井口裕香さんが、自身の演じるキャラクターと一緒に登壇。まず、本作への出演が決まった時の感想が語られた。

菱川花菜さん

清水理沙さん

井口裕香さん

菱川さんは「プリキュア」シリーズ第1作「ふたりはプリキュア」と同じ年に生まれた、まさしく「プリキュア」シリーズと同級生の現役高校生だ。

「保育園の時、『フレッシュプリキュア』が大好きでした。そんな『プリキュア』のオーディションを受けられるということにテンションが上がりました」と、フレッシュな笑顔とともに思い出を語る菱川さん。高校の授業が終わった後に「声優に変身」して収録に臨んでいるそうで、「そこも（ゆいに）シンクロしているのかな」と自身のキャラクターとの接点を語った。

清水さんは、これまでに何度も「プリキュア」シリーズのオーディションに受けてきたものの、出演はかなわなかったという。しかし、「その度に『プリキュア』になりたい」という思いが募っていったそうで、今回の抜擢には思い入れもひとしおの様子。「先輩たちが大事に紡いできた思いを引き継いで役を演じたい」と意気込みを語った。

清水さんと同年齢という井口さんもまた、これまでに何度も「プリキュア」のオーディションに受けながらも出演がかなわなかったひとりだ。「もう無理だと思っていたので、何らかの形で携われたら……と思っていたので、夢が今回かなった」「受かったと聞いた時は大泣きしました。こんなにテンパったのは久しぶり」と嬉しそうに語る。そして、「今の私だから演じられるヤムヤムの魅力を、お芝居で伝えていけるように」とコメントした。

プリキュア＆エナジー妖精の見どころ

今回の主人公たちの魅力を尋ねられた一同は、「（ゆいは）食べるのが大好き。ひとりで全部食べることはなく、友達を招いて一緒に食べるところが素晴らしい」「キュアプレシャスに変身した時に、超かっこいいヒーローになる」（菱川）、「クールビューティーな印象を受けますが、オシャレやメイクが好きで、やさしい心の女の子」「かわいいものを見ると乙女の顔になります。かっこいいところとかわいいところを持つところが好き」（清水）、「元気いっぱいで、好きなものに一直線なところが好きなところ」「好きな物への情熱が高まりすぎて、周りがとまどうこともあるけど、好きなものは好きという真っすぐなところが魅力」（井口）とそれぞれコメント。三者三様の魅力を放つ新プリキュアたちが、どんな物語をつむぐのか期待をあおった。

また、プリキュアのパートナーである「エナジー妖精」についての情報も公開。

お米のエナジー妖精・コメコメをパートナーに持つゆい役の菱川さんは、「ゆいちゃんのことが大好きで、ゆいちゃんもコメコメが好きという相思相愛なところが変身シーンで見られます」と変身シーンの見どころをアピール。

清水さんは、相棒パムパムを演じる日岡なつみさんをプッシュ。「本当に素敵な方で、いつも現場で支えてくれる」「出会いのシーンは印象的なので、楽しみにしてください」。

井口さんは、「甘え声がいい」とメンメン役・半場友恵さんの演技について語った。

また、本作の題材は「ごはん」ということで、各キャストは食事についての思い出を語る。

「保育園の時に畑でジャガイモを取って、みんなで調理した揚げ物。世界で一番おいしいと今でも思う。その後、再現してみたりもしたけど、あの時のおいしさには届かなかった」（菱川）、「母の手料理のおいしさは格別。愛情という隠し味が入っていると今にして思います」（清水）、「大家族だったので、全員がそろわないと食事が始まらなかった。その食卓で１日にあったことを話していた。そこでみんなのことを共有して、相談していた」（井口）と、食事についての思い出を振り返る一同。くしくも、本作のキーワードにも通じる「誰かと一緒に食べた」「愛情あふれる」料理がそれぞれあげられた。

また、各キャストは「私のプレシャス料理」が尋ねられると、「大好きなラーメンがあって、何かいいことがあったり乗り越えたりするとお母さんと食べに行きます」（菱川）、「行きつけのイタリアンがあって、そこのパスタがおいしい。ひとりで行くとひとりサイズにしてくれる、やさしいお店です」（清水）、「お母さんが作ったコロッケ。特別な料理でもないんですが、1日に8個は食べられます」（井口）と食べ物に関する数々のエピソードが開陳された。

会見終盤、各キャストの印象を尋ねられると、清水さん、井口さんは口をそろえて、フレッシュな菱川さんの第一印象について語る。

「オーディションの時、制服で颯爽と現れて、（声優業界のあいさつのお決まりである）『おはようございます』ではなく『こんにちは！』と入ってきた。その真っすぐさが印象的。いるだけで現場が明るくなる、プレシャスな女の子」（井口）

「ゆい、そのまま。オーディション会場で見た時、『若い！』『ピンク役で決まりだな』と思いました。ゆいと同じく状況を把握する力が強い」（清水）

若さゆえの真っすぐさや、柔軟な姿勢が菱川さんの魅力のようだ。

いっぽうの菱川さんは、「（清水さんは）頼ってしまうことも多いけど、それを広い心で受け止めてくださってありがとうございます」、「（井口さんは）すごく話しかけてくれるし、おいしいものをたくさんくれるんです。お手紙もたくさんくれるので、気を張らずにいられるというか、支えてくださっている」と頼りがいある先輩声優への思いを語る。

すでにいいチームワークが3人に生まれつつあることがうかがえた。

また本作のテーマは「シェア」ということで、「みんなで一緒に食べるとおいしさは倍々になっていく。（コロナ禍前に）当たり前にやっていたことの幸せを伝えたい」（清水）、「生きていくうえで食べることって大事なこと。（今はなかなか誰かと一緒に食べることは難しいが）、この作品を観たら（プリキュアたちと）一緒に食べることができる。みんなで食べることの大事さを伝えたい」（井口）、「『おいしい』という感想をシェアできたら。みんなで食べるのって楽しいし、相手のことも知れる。そういうことを感じてもらえたら」（菱川）と、「デリシャスパーティ♡プリキュア」を通じて、コロナ禍ですっかり機会の減った会食の雰囲気や魅力を再確認してもらいたいと語る一同。

毎週日曜朝はプリキュアたちと一緒に朝食を食べることで、元気に１日をスタートさせることができそうだ。

最後に菱川さんは「愛をもって、プレシャスに演じたい」とコメント。どんな物語が展開するのか、非常に楽しみである。